こんにちは。
岡本大輔です。
目の前にいる
お客様に対して
あなたは
どのようなイメージを
持っていますか?
モニタリングで
訪問したお客様と
ご家族様との会話で
僕自身の中に
高齢者は純真無垢
と思い込んでいることに
気付かされたことが
ありました。
僕が訪問すると
いつもニコニコ
笑顔で、昔話を
一所懸命教えてくれる。
楽しかったこと
辛かったことを
赤裸々に教えてくれる。
僕はそのお客様に対して
勝手なイメージを作っていました。
「苦労して人生を歩んできて
人の悪口など言ったことのない
心の綺麗な人」
と。
でも、それは
僕が勝手に作り上げた
イメージに過ぎなくて
目の前にいるお客様は
同じ人間で、
人の悪口を言うことがあるし
愚痴を言うこともある。
自分を守るために
人を騙す事だってある
(あっただろう)。
なぜ、そんなことを
思うようになったのかというと、
同席していたご家族様の言葉です。
「今まで散々父さんの
悪口を言っておきながら
父さんが死んだ途端に仏を拝んで
父さんのいいことばっかり
話すんだもんな。
こっちは今まで父さんの悪口ばかり
聴かされていたから、
今さら拝まれても納得できないよ。」
と。
今まで
僕はそのお客様を
勝手に
悪口とは程遠い神聖な人
と勝手にイメージしていました。
僕は目の前の高齢者を
同じ人間だと認識していなかった
と反省していました。
どこか、
違う人種だと、違う人間だと
感じていたのです。
あなたは目の前にいるお客様を
どのように見ていますか?
高齢者を尊敬するあまり、
神聖・崇拝する別次元の存在
と認識していませんか?