「多機能型事業所あいとうが目指す地域支援」参加報告。 | ブログ

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こんにちは。

岡本大輔です。


6月2日(土)の

十勝社会福祉士会

第1回定例学習会に


参加してきました。



学習会の内容としては


平成24年3月で

閉校となった

帯広第6中学校を

再活用するためにできた



「市民活動プラザ六中」の見学と

当施設の取り組み報告でした。






僕が特に気になったのは

会員の報告です。



「自分は市役所からの委託で

ここにいるから当施設の運営等の

資金繰りについてはわからない」


という部分です。



確かに、その通りだと思います。

委託で働いているため


税金がどのように使われて

市民プラザ六中の設備投資がされたのか?


なぜ、本格的な中華ができる

ガスコンロが設置されたのか?

(2ヶ月たった今も使用されていない・・・

税金の無駄遣いと言われても

仕方ないと思う。)




委託された人に文句を言うつもりは

なかったので、それらについては

言及していません。



市民活動プラザ六中があることで

帯広の東地区の年配の方に

徐々に浸透されて助かっているのは事実。



でも、この施設を

市役所の税金で運営されているのは


僕は”いいのかな?”って思う。



帯広の西地区にいる人

川西や大正にいる人


東地区から5km以上離れている人、

車がない人はこの施設を利用することは

ほとんどない。



にも関わらず、その人たちの

市民税等も施設運営等に

使われているとしたら・・・



市民の納得いくものなのか?



そんなことを考えながら

施設見学をしていました。



僕は

社会福祉士として

社会福祉を考えていくうえで


市町村がどのように

税金を活用しているのか?



実際に施設運営されているものが

どのように活用されているのか?



これらを考えて

実際に有効活用されていないものには

署名等集めて


どうすれば有効活用されるかを

考えるのも

社会福祉士の活動の一つになりうるのではないか?


と思っていました。





活動の実践報告では

当施設が開設するに当たって


地域住民に訪問調査をしたけど

なかなか協力してもらえなかったと

ありました。



ここ数年で悪徳業者等が増えたため

どこに家も門前払いが多かったようです。



町内会長の家を事前に調べて

回覧板で回してもらえばよかったのになぁと

感じましたが、それも難しいのかな。



調査アンケートでの

ボランティアや福祉活動に関心がないが

4割いたことについても


そもそも、近隣住民・・・

60歳以上が多かったと思いますが


その方々って

ボランティアや福祉活動が

どのようなものなのか知っているのかなと

疑問を感じました。



訪問調査時の

少数意見で

「バスの便が悪すぎる。

お前らどうしてくれる?!」


と調査員がすごい剣幕で

言われたそうです(お気の毒に・・・)。



それを聴いていても

そういうあなたは若いときに

どれだけバスを使ったんですか?

と突っ込みを入れたくなりました。


その方の実情は知りませんが

もし、バスを愛用していたのならば

その怒りは当然として、


若いときに車を使っていたり、

子供たちに乗せてもらっていて


いざ

子供たちがいなくなったら

バスがない。


なんだそりゃ。


バス会社だって

誰も乗ってくれなかったら

経営できないんだから


困っていたんじゃないですか?


と問いかけたくなりました。




経営者が資金繰りに

余裕のあるときは

銀行に見向きもしなかったのに



自分が困ったら

銀行はお金を貸してくれない!


と怒っているのと

同じだなぁとしみじみ思っていました。




今回の学習会に参加して・・・


僕の中の社会に対しての疑問が

噴出したと感じます。



社会福祉士として


批判をするばかりではなく

自分が何を聴いてどう感じたか?


そして、どう行動するのか?



僕自身問いかけられた

学習会だったと感じます。