帯広の街中の今後について。 | ブログ

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こんばんは。

岡本大輔です。




本日は

「会話が元気になるワークショップ」

に参加しました。


詳細は後日報告します。




先日の十勝毎日新聞の記事です。

↓↓↓

photo:01


西2条の街中に

帯広の医療・福祉業界の大手

医療法人博愛会が着手しました。



街中に

医療福祉ビルを建設・・・


以下新聞記事より抜粋。


1階、カフェを中心に

コンサートや講演会に使える公共スペース


介護施設や高齢者住宅

クリニック、エステを組み合わせる予定。


このビルを中心に

数年前から帯広で行っている

街中のホコテンを賑わせたいとの想い。



関東、特に東京だと思いますが

駅中心に福祉施設が建っていると

聴いたことがあります。



駅中心に有料老人ホームがあることで、

歩いてデパ地下の買い物に

行くことができて、


駅近くにある病院に行けて


駅が近いことで

地下鉄やJRに乗って、

生活圏の拡大が

容易にできるというもの。



今回の新聞記事には

都会の街モデルを帯広にも到来


という印象を僕は受けました。



ちょうど、先日読んでいた書籍

↓↓↓
















本書の中に

演繹法と帰納法がありました。



今回の街モデルを


帯広で成功させるには

どうしたらよいか?




都市部ではどのような

取り組みをしているのか?



問題点・課題点は何か?




そもそも、帯広でこのモデルは

根付くのか?




社長と先日話したときは

「これで帯広の街中再生はなくなった・・・。」


一言でした。


高齢者が街中に来ることで

街の活性化につながるとは言いがたい。


そもそも、高齢者住宅や施設に来る方は

どこかここか病んだ人がくるわけだから


その人たちが街の中心部に来て

栄えるのかい?


と僕は解釈しました。



帯広の現状を考えると

元気な方はそもそも施設に入ろうと

思っていない。


施設に入ろうと考えるくらいなら


施設に入らないですむにはどうしたらよいか?


そのためには何にお金を使うのか考える。



また、帯広自体がイトーヨーカドーの移転から


街中モデルから

郊外型モデルに移行しています。



稲田地区にはヨーカドーを中心に

大型ショッピングモールがあります。



僕の住んでいる札内でも

ダイイチ、ツルハ、ホーマックを中心とした

ショッピングモールがあります。


三条高校近くにも

フクハラ、ホーマック、西松屋を中心とした

ショッピングモールがあります。



十勝・帯広は

それぞれの地域で

それぞれのショッピングモールを中心に

栄えています。



今更、街中かい?


というのが市民の本音かもしれません。





社長が

話すには


帯広開拓当時から

この地では協調性にかける

部分があったと。


〇〇したい

と思ったらやりたい人だけが

パッと集まって勝手にやってる。


それが帯広の特徴。



晩成社も最終的には

空中分解の形。



一つのベクトルに向かって

市民全員が動くより



それぞれがベクトルを定めて

やりたい人が集まって

動いているのが帯広。



元はなんだったのか?


農地を中心に栄えている十勝は


他の地域では平らな土地が少ないので

平らなところに畑を作り、畑の上に

家が数件並びます。

並んだ家で協力するのが普通です。


しかし、

十勝はそんなことをしなくても

広大な土地があるので

家が並びません。



それぞれの家が

各自で畑を管理します。


横の連携は強くない。


しかし、

外部の風が来ると、

そこは不思議と家々が

連携するそうです。




このような土地柄を

理解すると


今回の街モデル成功には


”街中に住みたい人を集めて

その人たちのニーズを満たす”


ニーズは何だ?


と考えます。



街中の施設に

住宅があり、介護施設があり

クリニックがつく。


近くには厚生病院あり。


藤丸デパートあり。


ちょっと足を伸ばせば

長崎屋がある。



帯広駅もある。



しかし、

このちょっとの距離が

歩けなくなったときに

タクシーやバスが必要でしょう。



現状ではバスの便は良くありません。


介護保険外の介護タクシー

街中施設専用の介護バス



という考えもあります。



移動手段が解決されると

街中生活で不自由は

なさそうですね。



元社長夫婦が中心に

街中の高齢者住宅で

セカンドライフを楽しむ姿が

目に浮かびます。







え?


僕個人の意見ですか?



今回の街モデルについてですか?






僕は正直に言います。


「反対ですよ。」




帯広って都市じゃないでしょ?


帯広の良さって

広大な土地、

新鮮で美味しい野菜・食べ物でしょう?



道外から帯広に来る人が求めるのは


田舎の静かさ

広大な土地で生活して

心を休めること


と感じます。



十勝・帯広に福祉のアミューズメントパーク?!


で話したように


十勝の広大な土地

そのものを本州の人に

提供する方が十勝らしいと

僕は感じています。



帯広にいる人が

帯広で都会気分を

味わいたいのかな?


と思ってしまいますよ。



多くの人が

持ち家があり


それを守っている



もしくは

自分の城に住み続けたい


と思っている中で


施設作りというのは

これから10年は

経営安泰かもしれませんが



さらに10年を見据えるとき

団塊の世代やその下の世代が


80歳以上になっても

どうすれば

自宅で生活し続けられるのか?


を前提に考えると思います。


僕たちアラサーはどうだろう?


家を持てるなら

持ちたいんじゃないかな?




長くなりましたので、

今回はこのあたりで締めます。



文章を書きながら

考えをまとめていたので

上記、記事だけでは

話が見えづらいと思います。


今回のまとめです。

↓↓↓


帯広の街中の医療・福祉ビル成功には

それを求める人たちを集めることから

始めよう。


帯広は家々の結びつきが

弱いと思われる。


自分に利益のあることには

とびつく人が多い土地柄。



医療・福祉ビルの課題は

交通アクセス。


既存のバスだけでは

不十分のため


介護タクシーや専用のバスが

必要になる。



事業を進めていく上で

帯広市民の考え方

もともとの文化・気質を

しっかり把握しよう。



松下幸之助さんや

P・ドラッカーがブームに

なっているのは偶然ではない。


現代は「人を知ること」が

事業の成功につながっている。