介護がラクになる「たったひとつ」の方法/小山敬子 | ブログ

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おはようございます。

岡本大輔です。



月末にかけて

デイサービスのお客様の

モニタリング作成


ここぞとばかりに

介護保険の更新のための

担当者会議があるなど



今日も仕事が

充実しています。

ありがとうございます。




久しぶりに

「介護」に関する書籍を

手に取りました。


帯広図書館で

入り口のすぐのところで

介護特集をしていて


自然と手が伸びました。



抜粋は

やはり多いです。

↓↓↓



何から何までお世話するのが

すばらしい介護施設と勘違いしない。

介護が辛いのは過介護のせい。

危ないから、汚れるからで

余計に手がかかる。


介護やケアとは≠お世話

と著者の小山さんは言います。


介護者がすることよりも

お客様が何ができて、

何を続けるのかに重点を

置くことを説いています。



僕もここは同感です。

危ないから安易に

「片手引き介助」という選択ではなく


一人でも歩けるように

例えば掴まってもずれない家具等を

つたって一人で歩けるように


配慮していくことだって

立派なケアだと思う。



どうして危ないのか?

どうして汚れるのか?(食事)



ではどうすれば

危なくないのか。

汚れないのか。



介護の仕事は身体を使うのはもちろん

頭をフル回転させていかなきゃ

できない仕事です。



好きなものだと不思議とむせない。

食べない原因・・・

歯が痛い?落ち込んでいる?味がしない?


ここ納得です。

そうなんですよね。好きなものは

ペロっと完食しますね。


何年か前にお客様と

食べ放題のお店に行ったときも

普段、ぜんぜん食べない方が


そこではお皿一杯食べていたことが

ありました。



食べない原因については

最近、食欲が落ちているお客様が

いましたので、参考になりました。


歯が痛い、入れ歯が合わない、

気分が落ち込んでいる、

味覚がわからない・・・



「食べない」という行為に対して

最低でもこれくらいの仮説を

出して、お客様に確認していける

介護スタッフでありたいですね。

(もちろん、これだけでは少ないでしょうが)。



お風呂を嫌がる・・・

お風呂の意味がわからない、

夜は不安になる。

目が見えづらくなる。


ここもそういうお客様がいるので

参考になります。


その他には

自分ひとりではお風呂に入れなくて

世話をかけるのが申し訳ない


という方もいらっしゃいました。



レジでお金が払えない、

スーパーより商店街。

会話しながら買い物ができる。


超高齢社会に希望の光が

見えてきましたね。


価格の安い

大型スーパーが出てきて

商店街がなくなりつつありますが


高齢者社会の到来と共に

大型スーパーでの買い物が

難しい方は


昔ながらの商店街での

買い物が良いということ。


もちろん、大型スーパーに

昔ながらの商店街を再現しても

良いと思う。



便利な時代になりましたが、

高齢者には(高齢者以外もですね)

デジタルな文化すべてが

良いわけではないということ。



一つの施設の近くに

(入所・通所)

一つの商店街があり、


施設と共に商店街を

活性化させる取り組みが

あっても面白いと思う。


商店街の経営に

定年退職後の方が

携われば、労働力も確保できるし、

生き甲斐も増えます。


自分が利益を出して喜ぶだけでなく

高齢の方の買い物援助が

できる・・・他者の幸せを実感できる

商売ができるのです。



こんな案はどうでしょうか。



テレビばかり見るのは

動いているものを見て

さびしさを紛らわせる。


ここも納得。


僕が小学校高学年のとき

親や同居していた祖父母が

夜でかけていないときなど

たいした見たくもないテレビを

ずっと見ていた記憶が蘇ります。



財布を盗られた、ご飯を食べていない・・・

やることがないという根底から出てくる。

意欲の出る目標を立てて実行してもらう。


勉強になります。

役割があって、活き活きした方で

物盗られを訴える方は確かに

お会いしたことがありません。


納得です。


役割を持って生きる

ということは


本書で言う

人間は100%意欲で生きている


というところにつながりますね。


その意欲を満たせることが

良い施設の証と解釈しました。



介護職、特に現場で働くスタッフは

参考になることが多いので

読むことをオススメしますよ。

チェック項目25箇所。人間は100%意欲で生きているもの。要介護状態になっても人生を諦めなくてもいい。何から何までお世話するのがすばらしい介護施設と勘違いしない。学ぶことが意欲を生み出す。意欲が出れば介護が変わる。介護が辛いのは過介護のせい。危ないから、汚れるからで余計に手がかかる。生きるとは何か?介護とは家族の人間関係の長きにわたる積み重ねがあらわになる。親への気持ちを整理する。介護とは・・・命のバトンを子供に教えるチャンス。誰にも迷惑をかけないであの世に行くという人ほど迷惑をかけて死ぬことが多い。介護をすることで精神的に支えあっていた事例がある。介護疲れ=施設入所が最善とは限らない。できないことチェック→できることを見つける。がんばらなくていいのは介護者。介護される側はちょっと頑張ってもらう。ケア≠お世話。一人の人の人格をケアするとは最も深い意味で、その人が成長すること、自己実現することをたすけることである(ミルトン・メイヤロフ)。好きなものだと不思議とむせない。食べない原因・・・歯が痛い?落ち込んでいる?味がしない?デイサービスを嫌がるのは当たり前。学校なら行きたい。お風呂を嫌がる・・・お風呂の意味がわからない、夜は不安になる。目が見えづらくなる。レジでお金が払えない、スーパーより商店街。会話しながら買い物ができる。テレビばかり見るのは動いているものを見てさびしさを紛らわせる。財布を盗られた、ご飯を食べていない・・・やることがないという根底から出てくる。意欲の出る目標を立てて実行してもらう。お墓参りや仏壇掃除は大切な何かを世話しようとすることを実現できる。失禁は傷つく。よい施設・・・スタッフの挨拶、歩き方、利用者への言葉がけの様子。利用者の服装など身だしなみ。笑顔。目の輝き。トイレチェック。