みなさん、おはようございます。
釧路での研修を終えてから
であった書籍です。
今年の9月に出版されたばかりの
新書ですね。
「老害」
書籍のタイトルは
正直、まずいなぁというのが
印象です。
これでは
「老い」=悪
というイメージです。
老いも若いも
関係ない。
年齢ではなく
その人間性が
関係しているというのが
僕の想いで
「害」という部分も
共感できない部分では
ありました。
ただ、本書では
高齢者介護を仕事としている
自分にとって学びになる部分も
もちろん多かったのです。
認めてもらいたい欲求。
褒められたい。
何歳になってもそれらを持っている。
これはデイサービスで働いていて
常に思うところです。
「家では何もさせてもらえない」
と嘆くお客様は今までに
何人もいらっしゃいました。
だからこそ、
せめてデイサービスでは
役割を持って・・・
配膳、下膳、テーブル拭き
などなどできる活動を
やっていただくことが
大切なんだと思います。
このあたりは
に共通する部分だと
思います。
毎日が忙しいからこそ
休日がゆっくりできる。
以前いらっしゃっていた
お客様の家族で
書類等の説明に伺う際
「いつでもいいよ。
うちは毎日が日曜日だから」
と言っていたのを
思い出しました。
僕ら働いている世代には
羨ましい言葉ですが、
お客様の世代・・・
働きたくても働けない世代には
辛い現実という一面も
あると気付かされました。
モノで埋めようとするのは
人間関係をもてない空虚さ。
高齢者に限らずですよね。
この部分は納得です。
気持ちが満たされないときの
一つの表現として
例えばガンダムのフィギュアを
集めるというのは
あると思います。
僕ら福祉職は
目の前にいるお客様の
表情や行動だけでなくて
特に生活相談員や
介護支援専門員
というのは
自宅の様子を見て
段差とか手すりなどは
当然として
部屋の色使いや
小物などにも
目を向けるべきだと
思います。
居室というのは
その人の人間性が
現れる部分だと感じています。
高齢者をひとくくりにしない。
ここ、大事です。
「高齢者」
とか
「認知症」
とくくれないです。
もちろん
「最近の若者」
というくくりもだめですよ。
人間はどうしても
楽をしようとする生き物です。
それはそれでいい部分も
ありますが、
サービス業・・・
福祉職は
目の前にいるお客様を
一人の人間として
見ることが、働く上での
絶対条件だと
思っています。