みなさん、おはようございます。
釧路での研修中に
一冊くらい「介護」に
関する書籍を読んでおこうと
思って手に取ったのがこちら。
治す医療だけでは不十分。
予防、リハビリ。食事、入浴などの
生活支援。
治す医療から
予防する医療に変わってきた
現代。
その背景は
高齢化に伴い医療費の
圧迫も関係しているでしょう。
大学時代、僕は先生に
こういう話をしたことがありました。
結局、身体が不自由、
認知面の低下で不自由と
なって、介護者や家族は
それらを治してほしいと
願っているのだから
医療の進歩が
介護を変えると思いますと
話したことがあります。
先生からは
「それでは完全には
改善されないだろうね」
といわれました。
11年前の僕は
そうかなと疑問に思いながら
実習や勉強をしていました。
今にして思えば
確かに先生の言うとおりだと
思います。
認知症の新薬が開発されて
状況は変わってきましたが、
認知面が改善されても
家族関係の修復や
社会生活の改善には
至らないのだと感じています。
「老い」を受け入れる心
・・・本人も家族も。
衰えてできなくなる
お客様をお客様自身よりも
家族が受け入れられない状況を
何度も目にしてきました。
心身の能力の維持・向上も
確かに必要だけれど、
もっと必要なのは
お釈迦様の言うところの
「受け入れること」なのだろう
と昨年からの読書で
感じています。
福祉とは自分たちが
作り出すもの。
国の政策が不十分。
政治家がしっかりしていない。
愚痴・不満・文句を言えば
キリがない。
でも、喋っているだけで
何が改善されるのだろうか?
この部分を読んだとき
想いがこみ上げてきました。
さぁ、自分たちが
新しい福祉文化を作り出せるよう
自己研鑽しましょう。
今日も頑張りましょう。
チェック項目19箇所。治す医療だけでは不十分。予防、リハビリ。食事、入浴などの生活支援。介護と医療は切り離せない。医師がキーパーソンとなりえる。医師が介護を理解し、その司令塔になる。中津川・恵那地方の地域力は関係者の能動的なかかわりと粘り強い継続性、地域の人たちの協働によって。連携する・・・言葉だけではなくどのように実践するのか?既存の体制の中でできることから始める。農村では演説するな、演劇をせよ(宮沢賢治)。劇で介護の説明。認知症の対応・・・名優になる。一朝一夕に名優にはなれない。病状を町内などに説明するときの辛さ。協力してもらう。介護認定が軽くなる・・・体が動くようになってかえって家族の負担が大きくなるときもある。老後になっても、ただ生きているのではなく、生きているのが楽しいと思えるようなそういう支援をするのが介護。福祉とは自分たちが作り出すもの。認知症になったときどこに行けばいいかわからないのが3分の1。