絶対に失敗しない有料老人ホームの選び方/上岡榮信 | ブログ

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みなさん、おはようございます。


図書館の本棚を見ていて

ふと目についたのが

この一冊です。


冬場になり

気温が低くなり

北海道では雪が降ります。


お客様の中でも

在宅から施設へ。


そのような方たちに

自信を持って

施設を紹介したい


と思って、

ケアマネ自身も

施設を見抜く力が必要と

感じました。


今回の抜粋は4点。


まずは、

中高年以上は精神、

人格の成熟度、完成度の

レベルが高い。

今までは高齢者は

心身機能が衰え、無気力、

無感動な弱者という見方だった。


以前の記事でも僕は

書きましたが、

僕ら専門職も(僕だけか?)

高齢者を何も分かっていない・・・

社会的弱者と見てしまいがちです。


確かに心身の機能は

低下していますが、

僕らより経験豊富で

人を見る目は養われています。


僕らの言葉遣いや態度など

しっかり見られているんです。




地域性が大事。

今までの仕事も大事。

会話が合わない。


ここはデイサービスでも

そうだなと納得です。


会社勤めの人、

農村地域の人、

会社の社長だった人


あまりに違う人生を歩むと

特に男性だと会話が

合わないんですね。


アセスメントして

生活歴を知ることって

大事だなぁと再認識です。


人口2000万以上で

福祉国家になれる国はない。

北欧の福祉国家は1000万以下。


この部分を読んで

僕はショックでした。

1億2千万人いる日本は

福祉国家になれないということ

(スウェーデンは国家として

崩壊しつつあるらしいので

福祉国家=最高ではないとは

思いますが)。


よくよく考えてみれば

1億2千万の日本では、

例えば最低賃金でも

格差があります。

僕のいる北海道は705円

一番低いところで

岩手県・高知県・沖縄県は645円

一番高くて

東京都は837円



でも、変だなぁって思ったのが

介護法週単位の地域別のところです。


僕のいる帯広は10単位=10円ですが、

特別区である

東京23区は10単位=10,72円


でもでも、

最低賃金 で考えれば

帯広と東京では1,18倍の差があります。


なのに介護報酬単位では

1,072倍の差しかない


これでは

東京23区など物価の高いところでは

やっていけない。


このような地域差があるのであれば

北海道のルール

(その中でも札幌市やその近郊など

別にするだとか)

地域別にしていくことが

今後の課題なのかと感じています。




前年度一年間の退職者数。

職員配置。入居率。職員の離職率。


ここの数字はかなり信頼度が

高いと僕も思います。


デイサービスで働いていて

退職者数が多い時期は

職員配置もままならない・・・

現場がバタバタしてしまいます。


その中でいいサービスが提供できるか?

と言われると、


「頑張ります」


としかいえません。


あと、個人的に参考にしてほしいのが

新しくできる施設限定ですが、


開設時期です。


僕は

4~6月くらいに開設される

施設がいいんじゃないかと

思っています。



10月あたりですと

年配のスタッフが多くなる

傾向と思います。

(年配のスタッフが

悪いというわけでなくて)。


今後の施設を作っていくのは

もちろん若手です。


なので、新卒のスタッフが

いるところが長期的に見ると

望ましいのではないか?

と思います。

(絶対ではないですけどね)。



本書にもあるように

見学してスタッフの表情だとか

トイレの状態を見ておくのが

いい施設かどうかの

判断になると思います。




チェック項目40箇所。消費者の立場に立って有料老人ホームを選ぶ側の支援をする民間機関が育っていない。納得できる老後の一歩・・・喪失の時代をどう受け止めるか、心の老い支度をどうすすめていくか。シニアの特徴「不満があっても言わずに行動で示す。」。中高年以上は精神、人格の成熟度、完成度のレベルが高い。今までは高齢者は心身機能が衰え、無気力、無感動な弱者という見方だった。アメリカでは施設経営時にライフスタイルなどのコンセプトがある。日本はない。地域性が大事。今までの仕事も大事。会話が合わない。知性はハンドル、理性はブレーキ、感情はエンジン。ホスピスケアでは命の限界が見えているからこそ精一杯のケアができる。9割の人は自宅で暮らす。有料老人ホームの支払いのこと。入居一時金。あるとないでも長い目で見るとあるほうがいいことがある。老人ホーム入居は福袋を買って10、15年後に開けること。生き甲斐とは。人間から尊厳を奪い取るのは本人の状態ではなく、周囲の価値観であり、対応である。施設選び・・・運営者は誰か?どんな人か?どんな葬式をするのか?終身介護をうたうのなら最期の見送りも仕事。入居してからでは遅い。誇大広告に要注意。人口2000万以上で福祉国家になれる国はない。北欧の福祉国家は1000万以下。北欧のホームにはアクティビティがほとんどない。要望がない。自分で過ごし方を決めている。国民性?南欧では老人福祉のために税金をとらない(フランス、イタリア、ギリシャ、ポルトガル)。自分の面倒は自分で見る。オーストラリアでは余命の告知などのカウンセリングを葬儀屋が行う。全米280施設の高齢者賃貸住宅は余計なことをしないのが受けた。住宅とケアと医療を一箇所で解決・・・じゃストライクホーム。大学キャンパス内に有料老人ホームを設立。大学の講義を受けられる。老後のことは今考える。前年度一年間の退職者数。職員配置。入居率。職員の離職率。