みなさん、こんにちは。
今朝、紹介した書籍の中で
エキスパート・エラー
「専門職が引き起こす災害」
が載っていました。
地震や火災での災害では
専門家の意見等は一つの
参考になりますが、
信用しすぎてはいけない。
あくまで大切なのは
現場がどうなっているのか?
自分の目で見て、耳で聞いて
判断すること。
こういうのを読んでいると、
福祉業界ではどうだろうか?
と考えてしまいます。
僕たち介護の専門職、
僕は今、
介護支援専門員と
デイサービスの
生活相談員、
そして、デイサービスの
介護福祉士を
兼務しています。
介護支援専門員と
生活相談員をしているため、
デイサービスの利用調整や
お客様の家族から今後のことについて
相談されることなどあります。
そんなとき、
自分の意見が
タイトルにあるように
「エキスパート・エラー」
とならないよう注意したいと
思っています。
岡本に聴けば介護のことは大丈夫
と思ってもらえるようにしたいと
考えています。
反面、岡本の話を鵜呑みにして
岡本の意見どおりに行動する
高齢者やその家族に
僕ら専門職がしてしまっては
いけない
と感じました。
(常に岡本がそのお客様の家に
お客様の家族のところに
いるわけではないので)。
ビジネスで言えば
魚を与えるのではなく、
魚釣りの方法を教える
といったところでしょうか。
専門用語で言えば
「エンパワメント」
でしょうか。
お客様やその家族に
今後のことについて
自身たちで
考える力、知恵をつけるのも
専門職の仕事なのだと
改めて感じた一冊でした。