福祉の考え方・・・お客様の想い。 | ブログ

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みなさん、こんにちは。




先日、

介護支援専門員として


モニタリングで

お客様宅(Aさん)を

訪問した際のことでした。



お客様の奥様が

昔利用していた施設のこと

そこの施設の職員と

トラブルがあったときのことなど

(利用者同士のケンカから

スタッフが仲介して、

スタッフとAさんがケンカに

なったこと)


おもむろに教えてくれました。


その施設がどうのということは

ありませんが、


僕の中でひっかかったのは


施設職員のあり方です。


それも

僕ら福祉の専門職の

考え方ではなく


お客様が考える

福祉職です。



その奥様いわく


介護保険制度を使って

デイサービスなどに

行くじいちゃん・ばぁちゃんは


どっかこっか悪い場所が

あって、利用している。


心身に悪いところがあるんだから

言うなれば社会的弱者になる。


そのような人と

僕ら福祉職(健常者)が

トラブルなど仲裁に入るときでも


同列になってはいけない。


おじいちゃん・おばぁちゃんが

弱者なんだよ。


福祉の専門職は

指導する立場なんだよ


という考えでした。



僕は心の中で


「指導する立場ではない」

と思いましたが、


口にはしませんでした。



よくよく考えてみれば

福祉職はどうあるべき

というのは


誰が考えたんだろう


って思ったのです。


福祉職など

介護者側の一方的な

考えではないだろうか?



それなのに

その家族に


「違いますよ」

など


訂正するのは


あまりに

傲慢だと


感じたのです。



福祉職の

専門性だとか

なんとか


言われることが

多い気がします。



僕自身

専門性って何だろう?


どうあるべきなのかって

考えることがあります。




僕が思うのは



お客様のため

その家族のため、


取り巻く周辺の環境のために


なっているか?




なのかなと。



今回のケースで言えば


家族の求めるのが


指導的立場であれば


そして、

家族のみならず

本人の想いもそこにあるのなら



僕たち

福祉職は

指導的立場になる必要が

あるのかもしれない


そう思いました。