夢の動物園/坂東元 | ブログ

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みなさん、おはようございます。



昨日、更新した

「未来のスケッチ」


その旭山動物園の

書籍を


なぜか無性に読みたくなって


認知症ケア専門士

一次試験終了後の

高速バス車内で

読みました。




この書籍で

感じたのは


動物たちは


「生きているから生きている」



その生命力、野生の力と

言いましょうか。


旭山動物園では

大切にしています。



檻の中で

寝ているだけの

ライオン・虎を

観たいわけではありません。



僕ら福祉職の

現場で応用できるのは


もちろん

お客様の力をいかにして

引き出すのか?

ということ。


高齢になって

足腰が弱くなって


転倒のリスクが

若年よりも

高い


それでも

体を動かさなければ

なおさら

転倒のリスクは高くなる


そうであれば

いかにして

歩いてもらうか?

楽しく、生き甲斐を

持ってもらうのか?


ということです。


転んだら危ないからと


役割を簡単に奪っていませんか?


できることすら

やってもらわない。



僕が大学生のとき

初めて実習に行った時


介護保険が始まって

間もないときです。


実習先の

デイサービスの職員から


お客様サービスだから


と鞄を持ってあげる

上着を脱がせてあげる


ということを指導されました。



その当時は

時代の背景もあり、


それが

当然とされていたようですが、



実習が終わり

大学卒業し


5年経つと

状況は変わりました。


多くの高齢者は

そんなことは望んでいない。


ぼくたち若年の

思いあがりだったということが


わかったのです。


自分でできることは

自分でやりたい。


そんな当たり前のことを

見失っていたのです。


これが

生きる力


の一つと言えると

思います。








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坂東 元
角川学芸出版
発売日:2008-12-25


チェック項目41箇所。本物を見る・体験すること。野生の動物は
自然中心に生きている。人間だけが自分中心に生きている。
動物園はいのちを展示している。人間のフィルターを通さず、野生の魅力
そのままに展示することに意味がある。自然界では依存=死。
「生きているから生きている。」動物園の動物はペットではない。
相手のいのちを思うなら、自分の一方的な感情で判断しない。
ヨーロッパでは王族コレクションとして動物園があった。
そして、研究学問に発展した。
いのちの価値に差はない・・・コアラ・パンダのブーム。
人間と野生動物は対等。何でも自分たちでやる。お金がなければ
どうやって実現するか考える。共生とは仲良くすることではない。
環境保護の真実を知ること。
野生動物と人間・・・「存在を認めている。」
「負け犬」は群れが生きていくために必要なもの。
いじめをなくすのではなく、いじめがある中でどうするか?
平等・・・みんなが同じ能力をもっているわけではないという事実を
認めること。