介護事業者の責任の範囲は? | ブログ

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みなさん、こんにちは。



北海道新聞の記事より、


釧路市の一人暮らしの男性(当時71歳)が自宅で死んだのは、

介護事業者と釧路市の地域包括支援センターの

責任だとして、遺族が損害賠償を求めている訴訟を


ご存知でしょうか?



【事件概要】


2009年1月

訪問したヘルパーに持病の悪化を伝えたが、翌日訪れた別のヘルパーは、

男性宅が施錠され、応答がなかったのを不在と判断。


連絡を受けた包括支援センターも、その日は男性宅に再度電話するだけだった。


翌日になって同センター職員と警察官が男性宅に入ると

すでに男性が死亡していた。



検視の結果、ヘルパーが訪れた時点では生きていたとし、

応答がないのは症状の悪化だと予見できたのに

医療機関や緊急連絡先への連絡を怠ったとして

約2700万円を求めています。



【家族の言葉】


「こんなことが起きるなら誰も安心してサービスを利用できない。」




[ダイスケ相談員の意見]

契約時にどのような話し合いがされていたのかな?

と思いました。


僕らのデイサービスでは契約時に緊急時の対応を

担当のケアマネとも確認します。


今回のようなケース、(独居老人)では


訪問したら、応答がないというのは

想定の範囲内だと思います。


ただ、最初のヘルパーが訪れた時点で

それが、緊急と判断するのは


最初の契約時やそれ以後にどこまで

家族とケアマネで話し合われているか

だと思いますが、どうでしょうか?


ヘルパーさんやスタッフ一人一人の判断に

一任するのは酷なのかなと思います。



みなさんはどう思いますか?