『平坦な大地にも、高みに上がり、谷へと下りる峠がある。
そのほとんどは、単なる地形の変化であって、気候や言葉や生活様式が変わることはない。
しかし、中にはそうでない峠もある。
本当の境界がある。
特に高くなるわけでも、目を引くわけでもない。
例えば、ブレンネル峠はアルプスの中でも、もっとも低く、もっとも緩やかである。
だがそれは、古より、地中海文化と北欧文化を分けてきた。
ニューヨーク市の西70マイルにあるデラウェア峡谷は”峠”でさえない。
だがそれは、東部海岸地帯と中部アメリカを分けている。
そして歴史にも境界がある。
目立つこともない。
その時点では、特に気づかれることもない。
だが一度越えてしまえば、社会的、政治的風景が変わり、気候が変わる。
そして言葉も変わり、意識が変わる。
「新しい現実」が始まる。』
この文言は、私が四半世紀前から愛読している、P.F.ドラッカー屈指の名著、「新しい現実」の冒頭に記された文章です。
そして私は『現代文明における歴史の境界の一つの区切りが、2012年のあの日だったのだ』と教えられました。
それは人類の意識の革命が起こると言われたり、世界の終末の到来が謳われたりしたあの年の事です。
見た目には何も起きていないと思いました。
多くの人が「それ見たことか!!」と思ったはずです。
私もその時はそう思っていました。
しかし見た目は当てにならないという歴史の格言どおり、変革は見えないところで着々と進行していました。
まさに「見えざる革命」が確実に進行していたのです。
そして今年2014年から、目に見える形として現出し始めると聞いています。
直近のSTAP細胞のニュースなどはその判り易い一例なんだと思っています。
世の中ひっくり返る直前の世相って、幕末の庶民の様子を調べれば容易に想像できますけど、案外こんなものなんですね。
私は
「我々は歴史の境界、すごく稀で珍しい時期に生きているんだ。面白いものが見れる時代に生まれて来れてラッキー!」
と思ってます。
本当にそう思います。
そんな時代、ついに隊長が立つのです。
ヘ(゚∀゚*)ノ