こんにちは。
今回は方言というものについて書かせていただきます。
私が朝日町に越してくるにあたり、最も不安を感じるものの一つとして方言、訛りというものがありました。
なぜなら小さい頃、寒河江の母の実家に遊びに来る度、叔父の言っていることが聞き取れなくて、繰り返し聞き返していたのですが、いつも最後には
「この子は耳が悪いのか?頭が悪いのか?」
と叔父が母に向かって怒っていたのがトラウマになっていたからです。
悔しくて、当時放映されていた連続テレビ小説「おしん」を見ながら山形弁をマスターしたつもりが、叔父の強烈な訛りに常に跳ね返されたものです。
私は猫の言葉が解ります。
朝日連峰の山々の言葉にも対応できます。
でも今もって叔父の言葉は解りません。
多分、18ヶ国語をネイティブに話し、各地方の訛りに対応可能なゴルゴ13にも叔父の言葉には対応ができないのではないでしょうか。
仙台出身の友人が仕事で東北六県を転勤で廻った際、一番言葉で難儀したのが山形だったと言っていました。
庄内や置賜地方は大丈夫らしいのですが、村山地方の言葉は聞き取れないとのことでした。
かつて、中世時代に将軍様が山形に来た時に言葉が解らなくて難儀したという逸話を聞いた事がありますが、幼少期の体験からあながち嘘でもないな、と実感したりします。
方言、訛りというものは何処にでもありますが、普通なんとなく理解できるものです。
でも、山形村山地区の訛りのキツさは全国屈指のものがあり、全く理解できない場合が少なくありません。
しかし、朝日町に来てそれは杞憂に終わりました。
言ってることのほとんどは聞き取れたからです。
おそらく私に分かるように話してくれてる事もあるのでしょう。
少なくとも小さい頃に叔父に怒られた時のトラウマが蘇るような事はありません。
朝日町の人って本当に優しいのですね。(笑)
朝日町でしたら言葉の問題は発生することないので、Iターンしようと考えている方々も心配無用ですよ。
お読みいただきありがとうございました。