犬山での講演会とマンガ教室 ―「昼夜逆転」は、問題じゃなかった― | 漫画家・棚園正一|学校に行かなくなってからの僕の話

漫画家・棚園正一|学校に行かなくなってからの僕の話

漫画家。小1〜中3まで学校に行けなかった経験をもとに、言葉にならなかった時間や感情を作品にしています。不登校だけでなく、喪失や家族をテーマにした漫画も描いています。
最新作『ひみつ―佐世保事件で妹を喪ったぼくの話―』。講演活動も行っています。

先日、1月27日(火)に

愛知県犬山市 学校教育課さん主催で、

不登校をテーマにした講演会と

マンガ・イラスト教室を行いました。

 

講演の中で、よくいただく質問があります。

 

「昼夜逆転は、どうやって戻しましたか?」

 

正直に言うと、

自分は「戻そう」として戻ったわけではありません。

(と、いうか30年経った今でも戻ってない。笑)

 

当時は、

人の目が気になったり、

「学校」という言葉を聞くだけで嫌な気持ちになってしまっていました。

昼間に外へ出るなんて絶対無理な感じです。

 

夜に起きていたのは、

怠けていたからではなく、

安心できる時間帯が、たまたま夜だっただけかもしれません・・・。

 

その後、少しずつ「楽だな」と感じられる場所や

時間が増えていく中で、

結果的に生活リズムも後から変わっていきました。

 

順番は

「生活リズム → 気持ち」ではなく、

「気持ち → 生活リズム」だったような気がします。

 

講演後、参加してくださった親御さんから

「焦らなくても、この子は大丈夫かもしれないと思えた」

という感想をいただけたのが、とても嬉しかったです。

 

 

午後は、

犬山市の教育支援センター

「ゆうゆう」「わいわい」に通う子どもたちと、

マンガ・イラスト教室を行いました。

 

実際のアナログ画材を使い、

原稿用紙に描き、

スクリーン(トーン)を貼る作業まで体験。

 

線が入り、絵が形になっていくにつれて、

子どもたちの表情がどんどん変わっていくのが印象的でした。

 

学校に行っていない時間も、

止まっているわけではなく、

子どもたちはそれぞれの場所で、

必死に「生きている時間」を過ごしているのだと思います。

 

今回の犬山での一日が、

少しでも誰かの肩の力が抜けるきっかけになれば嬉しいです。

 

最後には、みんなで集合写真も撮りました。

 

 

※お知らせ※

 

**3月11日(火)**には、

愛知県東浦町にて、不登校をテーマにした講演会を予定しています。

 

今回の犬山でのお話と同じく、

「今、困っている最中の親御さん」に向けた内容になる予定です。

 

「少し話を聞いてみたい」

「今の気持ちを整理するヒントがほしい」

 

そんな方がいらっしゃいましたら、

心の片隅に置いていただけたら嬉しいです。