不登校の時間は、あとから意味が見えてくることがある | 漫画家・棚園正一|学校に行かなくなってからの僕の話

漫画家・棚園正一|学校に行かなくなってからの僕の話

漫画家。小1〜中3まで学校に行けなかった経験をもとに、言葉にならなかった時間や感情を作品にしています。不登校だけでなく、喪失や家族をテーマにした漫画も描いています。
最新作『ひみつ―佐世保事件で妹を喪ったぼくの話―』。講演活動も行っています。

不登校の最中にいるとき、

「この時間に意味があるのかどうか」なんて、

正直わからないと思います。

 

僕自身も、

小学生から中学生まで学校に行けませんでしたが、

その頃は

「将来につながっている」

なんて考えたことはありませんでした。

 

ただ、

不安だけは、ずっとありました。

 

何年も経ってから振り返って、

「あの時間があったから今がある」

と思えるようになりましたが、

それはずっと後の話です。

 

だから僕は、

不登校の時間を

今すぐ意味のあるものにしなくていい

と思っています。

 

何もしていないように見える時間でも、

心の中では、

ちゃんと生きている時間だったりします。

 

焦らなくていい。

比べなくていい。

 

その時間をどう受け止めるかは、

あとから決めても、遅くないと思っています。

 

今、不登校の時間のまっただ中にいる方に、

届いたらうれしいです。