漫画家・棚園正一|学校に行かなくなってからの僕の話

漫画家・棚園正一|学校に行かなくなってからの僕の話

漫画家。小1〜中3まで学校に行けなかった経験をもとに、言葉にならなかった時間や感情を作品にしています。不登校だけでなく、喪失や家族をテーマにした漫画も描いています。
最新作『ひみつ―佐世保事件で妹を喪ったぼくの話―』。講演活動も行っています。

漫画家・棚園正一のブログです。

連載作品のこと、
不登校を経験した当事者として考えていること、
行政や教育の場でお話ししている内容などを綴っています。

作品と講演、どちらも同じ地続きのテーマです。

声高に主張する場所ではなく、
少し立ち止まれる場所でありたいと思っています。

▶ 講演については「講演について」の記事をご覧ください。

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漫画家 棚園 正一



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「今日が漫画家への第一歩だな」

 

マンガ・イラスト教室を終えたあと、一人の4年生の男の子が、

「今日はこんなに良くしていただいて、ありがとうございました」

と、わざわざお礼を言いに来てくれました。

 

そして、少し離れながら小さな声で、

「今日が漫画家への第一歩だな」

とひと言。

 

思わず、近くにいた先生方と一緒に笑ってしまいました☺️

 

 

 

 

犬山市立池野小学校でマンガ・イラスト教室

 

9月10日、犬山市立池野小学校で、4・5・6年生のみなさんとマンガ・イラスト教室を開催しました。

 

今回は、原稿用紙にペンで線を描き、スクリーントーンを切って貼る、アナログでのマンガ制作です✍️

 

 

子どもたちは、それぞれの描き方で、驚くほど集中して取り組んでくれました。

線やキャラクターにも一人ひとりの個性が表れていて、みんな本当に上手で驚きました😳

 

 

「好きなもの」から始まった時間

 

参加するのは難しいかもしれないと聞いていた子とも、教室が始まる前に少しお話しする時間がありました。

その子が描いた絵を見せてもらったり、好きなマンガやアニメの話を聞かせてもらったり。

無理に参加を勧めるというより、まずはその子の「好きなもの」を教えてもらうような時間でした。

 

すると、教室が始まる頃には、

「一緒にやってみる」

と、参加してくれることに。

 

原稿用紙に向かい、とても集中して描いてくれている姿が印象に残りました。

 

マンガが、人とつながる入口になることもある

 

自分自身、学校へ行けなかった頃、マンガを描くことや、好きな作品について話すことが、人とつながる入口になっていました。

 

言葉で気持ちを伝えることや、大勢の輪に入ることが難しいときにも、「好き」という気持ちを通して誰かとつながれることがあります。

 

自分にとっては、「好き」が次の行動につながるエンジンになることも多くありました。

 

今回、子どもたちの姿を見ながら、そんなことをあらためて感じました。

 

本業の漫画制作を続けながら、スケジュールが合う時には、学校や教育支援センター、フリースクール、地域の催しなどで、子どもたち一人ひとりのペースを大切にしながら、こうした時間をご一緒できたらと思っています。

 

このような機会をつくってくださった池野小学校、犬山市教育委員会のみなさま、そして参加してくれた子どもたちに、心より感謝いたします🙏

 

楽しい時間を、本当にありがとうございました!