清須市での講演会「不登校の経験から伝えたいこと〜そして、親になって思うこと〜」参加者さまのご感想 | 漫画家 棚園正一

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2025年1月21日(火)愛知県清須市で講演会「不登校の経験から伝えたいこと〜そして、親になって思うこと〜」(尾張中部地域保健師会合同研修会)を開催しました。参加者さまのご感想を、ご紹介させて頂きます。

 

 

 

これでも抜粋させていただいたのですが、それでもたくさんになりました。

今回、学生さんの参加者さんも多かったです。ありがとうございました!

 

(※個人特定を防ぐために、一部の文章を削除したり、少し修正を加えていますが、感想の内容はそのままです。)

 

 

⚫︎不登校の子どもと関わることが、たまにあります。どのように関わったらいいのか、迷うことがあったけど、

今回当事者の話を聞くことができ、今後の関わりに活かしていきたい。雑談をしたい。

 

⚫︎経験者の声はとても響く言葉が多かったです。「学校に行きたくない」はその子にとってはもうクライマックス

の言葉、という先生の言葉、支援の際、その思いを大事にして寄り添っていきたいと思いました。

 

⚫︎研修に参加させていただきありがとうございました。不登校になった当事者の話を聞けて理解することがで

きました。雑談して、心が健康を保てるように声をかけていきたいと思います。

 

⚫︎これからの支援に活かしていきたいと思います。教育支援センターの職員として、第3の居場所として、一人一人に寄り添った支援ができるようにしていきたいです。

 

⚫︎学校でのきっかけで不登校になってしまうこともあること、家族関係でのギクシャクもあったことなど、先

生の過ごしてきたことを知ることができた。学校に行かなきゃ、という気持ちが強くなってしまいがちだが、

その子が進みたい道に寄り添いながらすすんでいけたらと思った。

 

⚫︎支援者として、一人の母親として、今回先生の一言一言が心に響きました。私のできることとして選択肢を増

やし、困ったときに少しでも多く材料を提供できればと思っています。ありがとうございました。

 

⚫︎“不登校”という言葉を用語として扱っていました。学校に行かないということで、一方的な価値観で容易に定

義づけているのではないかと感じました。

 

⚫︎不登校、本人の気持ち、感情について考えることが多かった。また、支援者側の心持ちについても学べた。

 

⚫︎本人が一番自分のことを考えていると思うので、そういった気持ちに寄り添う、ガス抜きができるような支援をしたいと思いました。

 

⚫︎親が笑顔になれば子どもも元気になるという言葉がとても実感として残っています。たくさん雑談をして子ど

もと話していきたいと思っています。

 

⚫︎多様性の時代といわれるなか、いろいろな生き方があると改めて感じま

した。

 

⚫︎相談で来所される方の中に不登校のお子さんがおみえになります。不登校だからという枠にとらわれず傾聴を

大切にしたいと思います。

 

⚫︎ひとりひとりを受け入れて、時を待って支援していきたいと改めて思いました。

 

⚫︎とても参考になりました。参加して良かったです。支援者として寄り添っていきたいと思います。

 

⚫︎不登校の子の心の変化を知ることができてとても勉強になりました。

 

⚫︎当事者の不安な気持ちや何に困っていたのかなど、分かりやすくお話いただいて、勉強になりました。本人、

親、支援者、どの立場になっても、本人の気持ちを大切に、一緒に前を向く関係を築けるといいと思いました。

 

⚫︎不登校経験者の方から、当時~大人になった今思うことをお聞きし、とても参考になりました。支援が増え

ていますが、支援者の見守りや待つ姿勢もとても大切だと思いました。子どもが安心してすごせるために、

保護者がまず落ち着いて対応できるよう保護者の方の支援が今後より必要になると感じました。

 

⚫︎本人の気持ちは一番ですが、先の見えない本人の動き出す時期が見えない不安が、いつもで待てば良いのか

不安に感じる。自分を責めないようにする声かけが難しく感じます。

 

⚫︎本当に大切なことは何か、まわりにいる支援者も枠にはまりすぎていないか?もう一度考える機会になりま

した。元気が一番、本人が笑って過ごす生活が学校生活よりも大事に決まっている。その覚悟を皆が持て

ば、もっと本人も楽に生活できるのではないかな。

 

⚫︎身近な関係の中で子育てする中で、これまでも今も不登校の子がいることは多いと感じています。当事者の経験、思い、その時はどう関わるのが良いか分かりました。

 

⚫︎不登校が増えている現在ですが、今日のように一生懸命に学び、自分たちに何ができるのかを考える人がこ

んなに多いのかと感じました。「世の中も、行政も捨てたもんじゃない!!」みんなの力で、寄り添い合う世

の中(清須市)にな~れ。

 

⚫︎具体的なお話しをされるときに、その当時の痛みがよぎられたこともあるかもしれません。でも、それが私たちのエネルギーにもつながります。私たちも痛みを伴いつつも頑張れます。

 

⚫︎良いタイミング(本人の心に届く)で、その周りの人の言葉が届くことを信じて、寄り添うことは本当に難し

いと思います。なかなか届かず、あきらめてしまうことも多いけれど、(支援者も多少満たされないと疲れて

しまう)つながり続けることを大切にしたいです。

 

⚫︎なかなか学校に足が向かない子どもたちにどう接していくとよいか、少し分かった気がします。どのような形であれ、自分の人生を自分で選び、生きていってくれるようになるといいなと思っています。

 

⚫︎人生に何が大切なのかをもう一度考えることができました。何より自分が好きなことや自信がもてることをみつけることが大事だと感じました。日頃の保健師業務で相談に対応する際も相手の方の気持ちを理解して寄り添うことを大切にしようと思いました。

 

⚫︎子育てをする親としても、いろいろと感じることがありました。親はつい先回りしてしまいがちですが、子どもに寄り添うことがとても大事で、選択するのは子ども自身であるということを、改めてかみしめさせていただきました。ついつい時間を短縮させて、早く結果を出したいと思いがちですが・・・気をつけたいと思いました。

 

⚫︎当事者であると、思いを上手く言語化できないことが多いので、先生のお話を聞けたことはとても貴重な経

験となりました。大多数の人が行うことが普通だと思いがちですが、そういった概念を押しつけないことが

大切なんだなと思いました。また子どもは特に家と学校以外の世界を知らないため、他にも居場所はあるん

だよということを伝えていけるようになりたいと思いました。

 

⚫︎リアルな気持ちなどを聞けて、とても参考になりました。学校へ行けることがゴールだと思っていた自分に気

付きました。不登校について、親から相談を受けることがたまにありますが、今後相談にのる上で生かして

いきたいと思います。不登校の子が好きなことを見つけて自分らしく生きていけるようにできれば良いと思

いますが、8050問題など難しいこともあるのかと思いました。

 

⚫︎「学校に行きたくない」という子どもの思いに対して、どうすれば学校に行けるのかということを押しつけてい

たのかもしれないと思いました。方法や選択肢を模索し続け、本人の気持ちを大切にしながら一歩でも進めたらと思います。本日は貴重なお話、ありがとうございました。

 

⚫︎こころの相談でも、お子さんが不登校で、どうしたら良いか分からないといった内容がたくさんありますが、

今日のお話を聞いて「本人もどうしたらいいのか分からず困っている」という言葉が印象的でした。支援

者として何ができるのか考えると、その子の気持ちをまず受け止めて、寄り添い、一緒に悩むことが大切だ

と思いました。いろんな情報を与えることは、その後、役立つ場合があるかもしれませんが、本人はその情

報をその時に受け入れる気持ちの余裕がない事が多いので、強要することはしないことも大切だと思いまし

た。

 

⚫︎普通が一番良いという固定観念のあるこの世の中で、自分が普通でないと思うことは生きづらくなる原因

の1つだと思いました。周りの人はその人自身を見て理解しようとすることが必要だということが分かりま

した。(不登校の○○さんではなく、○○さんとしてその方を見る)

さまざまな情報を提供して多くの選択肢を用意することが行政の職員や医療者、教育機関の職員などには

必要であることが分かりました。

 

⚫︎人と話す際に無意識に自分の中でその人のイメージを作ってしまう時があるが、そういった先入観が話し

ている相手にもよく伝わってしまい、言葉の裏にある思いが漏れ出してしまうことがあると思う。そうな

らないためには、まっさらな気持ちで向き合うことが大切だと思った(他者からの言葉やアドバイスが残っ

ているという話を聞いて)。自分の気持ちをコントロールするためには自分の精神の健康も必要で、日々、

相談相手だけではなく、自分もいたわっていくことが重要であると感じた。

 

⚫︎不登校を実際経験した方のお話しを聞くのは初めてで、貴重な経験をさせていただきました。特に印象に残ったのは「学校に行きたくない」とその子が言うときは、いろいろその子自身考えた上で出した、その子にとってMAXであるというお話しです。どうしても、「行きたくない」という言葉を言い始めたというふうに考えがちのため、その子自身、たくさん考えて出した答えであることを、まずは受け止めて寄り添っていくことが大切だと感じました。また、「学校に行かないと困るから・・」とマイナスな言葉は、学校に行けない自分に負い目を感じている子を、より責めてしまう言葉なのだと改めて感じました。「3つ目の世界」があることに注目して、プラスになる声かけをしていくことが大切だと感じました。

 

⚫︎不登校というテーマで、実際に当事者であった方にお話を聞く機会はなかなか無く、当時の気持ちを話してくださり、少しでも理解する糸口になったなと思いました。そういった不登校の子たちに対する関わりはとても考えるものがあって、常に難しいと思いますが、どんな思いを持っているのかな、や何が良いのかな、とその子自身の気持ちを考えることができるよ

うにしたいと思いました。

 

 

 

皆さま、たくさんのご感想を本当にありがとうございました!

 

 

自分の不登校の経験は一つの例ですが、9年間の不登校経験の中で、皆さんの気持ちと共通する部分があるかもしれません。その話が、少しでも聞いてくださる方々の助けになれば嬉しいです。

 

 

 

 

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