「不登校は甘えか否か?」
最近、不登校は甘えか否かと言う話題をよく耳にします。
講演会の質問用紙にも書かれていることがありました。
そこで少し考えてみました。
当時の自分に不登校は甘えだと思う?と質問してみたとします。
そしたら、きっと当時の僕は何も答えられないと思います。
学校に行きたくなくて頭が痛かったことも、気持ちが悪くなったことも、悪夢を見たことも、この世界から消えてしまいたい!って思ったことも、全部本当のことだから。
でも、それらの痛みも悩みも全てひっくるめて、甘えだ!って言われたら"そっか、甘えか・・・"って受け止めたと思うんです。
でも何も変わりません。
「学校へ行けない事は甘えだから、行きなさい!!」なんて言われても、きっと僕の気持ちは1ミリも変わらなくて、逆にどんどん自分を追い詰めて苦しんでいったと思います。
不登校が原因で社会生活ができなくなった人を、これまで僕は見たことがありません。
それは本当に不登校だけが原因でしょうか?
学校へ行けないことが甘いかどうかなんて、どっちでも良くて、その子が今、学校行けない!行きたくない!って気持ちが確かにそこにあって、その気持ちを受け止めてあげることが1番大切なことなんじゃないかなぁって思います。
不登校は甘えじゃないのか?って言葉は、僕が子どもの頃も言われていた記憶があります。
繰り返し、これまで言われてきたことなのでしょう。
きっと、答えがない事だから、繰り返し討論されてきたんだと思います。