先日、岐阜聖徳学園大学の教育学部へ伺った際の様子を学部教授である玉置先生の玉置崇ゼミの生徒さんたちが各々、レポートにまとめてくださいました。
印象に残ったレポートのくだりをひとつご紹介させてください。
私はこれまで、不登校児はそうでない子どもと違う価値観を持っているのだと思っていました。無意識に、差別的な見方をしていたのだと思います。だからこそ、不登校児の感じ方を知らなければ、と考えていました。今回の交流会で、その考えは全く覆りました。
不登校だから、そうでないから、に関係なく、私たちは、一人一人違うけど近い感覚を持っていて、共感し合うことができる存在なのです。
(聖徳学園大学教育学部 玉置ゼミ 久野さんのレポートより。)
他にも様々な感じ方、意見があり読んでいて飽きません。
宜しければご覧ください😊
当日の様子は岐阜新聞さんにも掲載されました。
記事はコチラ。
●棚園の著作紹介
発売されたばかりの新刊です。
「学校へ行けない僕と9人の先生」で描いた”不登校のその後”がテーマです。
”学校へ行く、行かない”だけじゃなくて、”大人になる”って、どういう事だろう?と自分自身考えながら描きました。
不登校・ひきこもり、そのご家族だけでなく、生きづらさを抱える全ての人たちに広く読んで頂ければ嬉しいです。
「学校へ行けなかった僕と9人の友だち」の前作。
小学校1年生〜中学校3年生までの9年間の自身の不登校経験を基にした物語です。
”学校へ行けない・・・”その当時の気持ちを正直に丁寧に描きました。
続編と合わせて読んで頂ければ嬉しいです。
”病院訪問教育”という制度をご存知でしょうか?
重い病気などで学校に通えず長期入院を必要とする児童へ向けて特別支援学校などに在籍する教師が病院へ出向き授業を行う制度です。
実際に愛知県内で病院訪問授業に長年携わってきた山本純士先生の原作を基に描いた病院訪問授業を担当する教師たちの物語です。
地元”愛知県”についてのウンチクをバカバカしくも真剣に主人公の雲竹雄三が語り尽くします。
とても楽しみながら描かせて頂きました。
名古屋に旅行に来られる際には是非とも旅行ブックと共に、この漫画を読んでもらえれば嬉しいです。知れば知るほど、愛知・名古屋の味わい深い魅力にハマること間違いなし!です。
学校へ行けない理由は様々ですよね。
この本には、そうした皆さんの様々な不登校経験エピソードが収録されています。
(中川翔子、ヨシタケシンスケ、りゅうちぇる、立川志の輔、谷川俊太郎、庵野秀明、糸井重里、坂上忍・・・など著名人の方々のエピソードも多数収録。)
棚園が描かせて頂いた4名の経験者の方々のエピソードマンガ「学校に行きたくないわたしの気持ち」も収録。
ベストセラー『学校に行きたくない君へ』の姉妹編です。
”こんな人もいるんだ・・・”、”この気持ち、自分と同じかも・・・”
きっと心が軽くなる沢山の言葉が詰まっていると思います。
是非ともご一読ください。