以前にWAVEから発売された1/8スケールフィギュア『武部沙織』のご紹介です。
さすがWAVEさん、出来の良いフィギュアです!
絶対領域も完璧に再現された黒の二―ソックス。
かわいらしさを演出する内股ポーズに左手のVサイン。
頬をちょっと赤らめて少し恥ずかし気な表情。
お約束のメガネっ娘。
あ、沙織さん、眉が薄めだけど太い?
今気づいた!
さてここからが本題なのですが、
沙織さんのかけているヘッドフォン、ドイツ戦車兵にはおなじみのパンツアーヘッドフォンです。
フィギュアではかなり省略されていますが、雰囲気は出ています。
で、これです・・・。
実物あるいはリプロダクションものと思われるパンツアーヘッドフォン。
実際のスピーカー取り付け部はこんなです。
WEB上でいろいろと調べたら、イヤーパッドがくっ付く状態のものが本物だとか・・・。
パッドの中のスピーカーも実物画像を見る限り特徴は同じです。
実物と類似性の高いマイナスの丸頭ねじ。
コードが出ているスピーカーカバーには本来なら製造メーカーのコード名や製造年の数字などが刻印されているようなのですが、この個体にはありません。
また、コード出口にコイルスプリングの補強パーツが付いているはずですが、これもありません。
取り付け基部の中心のボール状の軸が二枚のプレートに保持されて上下調整を容易にします。
三角のプレートの振り角で耳部分の顔側面にフィットさせます。
下から見るとコードが出ているスピーカー部をプレートによる板バネでテンションをかけています。
コードが長いですね。このコネクターで通信機に接続するわけです。
色々な実物画像を見るとコードの色は茶色のようなのですが・・・。
この黒いコードは妙に新しっぽい感じです。
コネクターのアップ。片方の端子根元に「+」のマーク。これでプラスとマイナスの極間違いをしないようにするんだ~。端子の形状も実物同様になっています。
こちらは裏側。
ヘッドバンドですが、革が巻いてあるのが前期型の特徴です。後期になると革は省略されて鉄の板だけになります。
中央部分の内側にはふくらみを持たせてクッションの役目をさせています。
こうしてみるとドイツの機械・道具類は実に機能的にできていますね。
このヘッドフォンが果たして本物なのかどうか、今のひつじの見識ではわかりませんが、
各部の特徴などから限りなく実物に近いものか、実物を修理したものか、戦後他国でも使用されたということなのでその品なのか、色々と考えられます。
さて、ヘッドフォンがあるならスロートマイクは?と皆様お思いでしょう・・・。
(あの西住みほ隊長が喉元に手をやって押さえて通話しているあれです)
残念ながらスロートマイクは実物にしろレプリカにしろ入手できておりません。
万が一入手出来たらその時はまたレポートさせていただきますので、
期待しないで待っていてください。