ドラマを見るのもまぁまぁ好きなので、今期は「西園寺さんは家事をしない」を見始めてみたら・・・
しゅ、しゅ、主人公がイヌさんと暮らしてる設定~~~~(-_-;)
保護犬さんという設定はよいけど(外で働いていて日中家にいない人に保護団体がイヌさんを譲渡するというのは最近あまり無いようには思うけど)、
それでも、
ガーーーーン!
と、がっくし(TT)。
CMやドラマで動物さんが使われる→それを欲しがって安易に購入する→「思ってたのと違う」などの理由で捨てる
これが延々と繰り返されてきたというのに。
しかも、よりにもよってボーダーコリーさん・・・(-_-;)。
運動量が非常に多くて知能も特に高いとされるため、一般家庭で幸せにするのは難しく、専門の保護団体があるほどです。
とんでもない努力を積み重ねてボーダーコリーさんたちを幸せにしている、自然療法家の加藤志乃さん宅に何度も遊びに行ったことがあるので、ボーダーコリーさんにはより想いがあります。
ドラマはさらに、アニマルプロダクションを使っていて・・・
そこのHPも確認しましたが、「本社地には、300種類・400頭羽の動物達を保有し」って・・・(-_-;)。
ドラマで見て「かわいい!」と思った方、その向こう側=そのボーダーコリーさんの一生を真剣に想像してみてほしいです。
もしその犬さんが一般家庭で激アツなケアにより幸せに暮らしていて、撮影とかそういうこと全般をするのが全く苦でなく好きで・・・という状況ならまだしも、です。
そしてもしそうだったとしても、「メディアで見る→欲しくなる」という状況を作り出してしまうことは、やはり無いに越したことはないと思いす。
だいぶ前になりますが、ソフトバンクが白いイヌさんをCMに使い始めた時、保護団体の方たちが「ああいう白いのを大量に保護することになるんだろうなぁ・・・」とおっしゃっていて、実際増えたとも聞きました。
「CMのようにしゃべらないから捨てた」という人がいたとも聞きましたが、例えもし本当にそういう理解の人がいたとしても、問題なのは=変えるべき根本は「誰でも安易に入手できる状況」です。
そしてやはり、「安易に欲しくなる状況も減らす」ことが大きな意味を持つと思うので、こうして反意を表明することで、自分にできる地道な行動としています。
CM等に動物さんを使ったモノやサービスは使わないという意思表示も実践しています。
スマホ売り場でソフトバンクやワイモバイルを勧められた時には店員さんに、「動物さんを宣伝に使う会社のものは買いません」と、きっちり伝えています(auも一時動物さんたちを使っていましたが、無くなって良かったです)。
そういう人がもしすごく増えたら、きっと状況も変わるので(消費者は強いんですよ)。
一人一人にできることを積み重ねて、動物さんも人も苦しくない世の中にしていければと考えています。
冒頭のドラマにも、「ボーダーコリーさんを一般家庭で幸せにするのは難しいと、伝わるようにしてほしいです」と要望を送りました。
ボーダーコリーさんに頼らなくても、十分に興味深い内容だと思いますし✨
なのに、なぜイヌさんを使ったのか、惜しいです。
しかも、家事をしない人の話なので(第一話では)、そういう人でもイヌさんと暮らせるという誤解も生んでいそうです。
散歩に行くシーンも無く、ドラマなので仕方ないのも分かりますが、「散歩不要」の誤解につながらないことを祈ります。
動物さんとの暮らしは、実際は「とんでもない手間と時間と資金と本気」が必要ですよ。
人間の子どもより大変なのでは?と思う部分もあります
・長生きしたら20年とか、一生面倒を見る(成人して出ていくとか、ない)
・医療費も食費もその他も、ものすごく高い
・基本的に365日休み無し(友達と出かけて今日はいない~とか、ない)
・基本的にずっと家にいるので、自分の留守中も超心配(温度とかあれこれ)
・イヌさんの場合、毎日朝晩の散歩(運動)が必要(しかも温暖化により散歩できる時間がどんどん早く&遅くなっている)
・このようにどんだけ頑張ったとしても、基本的に先に死なれる(その後生きる気力が無くなるほどの衝撃ですよ)
こういうことを常々伝え続けてくれるメディアがあるといいなぁ✨