ハズトレの歴史的写真♪ | 「シェアピ式」と「育伝式」で園館と保全活動と博物館とエジプト考古学を応援★

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新しく楽しい手法である「シェアピ」と「育伝(いくでん)」で、動物さん・動物園水族館・保全活動・保全教育・SDGs・博物館・エジプト考古学等各種取り組みをサポートします♪

写真は2012年のものです♪

 

八景島シーパラダイスから羽村市動物園に出向したことで、動物園でハズバンダリートレーニングを始めてくれた飼育員さんのTさんが、キリンさんのハズトレ(による削蹄)をしているという、歴史的写真です♪

水族館では、ハズバンダリートレーニング=動物さんに強制するのではなく自由意志で協力してもらうトレーニングによる健康管理や福祉向上に既に取り組んでいたのですが、当時は動物園ではまだ導入されていなかったのです(^^;)。


今ではかなり広まっていますが、まだまだでもあります。

 

画像
キリンさんは、嫌だったら離れられる状況にあります♪
棒は、ぶったり脅すためのものでは決してなく、
キリンさんに動いて欲しい位置を示す「ターゲット」と呼ばれるものです♪
声で圧をかけたり脅したりも絶対にしません♪


撮っておいて本当によかった(≧▽≦)。

キリンさんの大事なヒヅメが、台形になっていたり過長蹄(伸びすぎたヒヅメ)になっていなくてきれいなこと!♪シェアピ~♥

大型動物さんの健康は足元から!ですからね♪

例えば・・・

動物園では野生下ほど歩かないので(+遺伝などで)過長蹄や台形になってしまうことがある

→歩き方が変になる

→足を痛める

→立てなくなる

→内臓が圧迫されるなどして死んでしまう・・・

 

と、命に関わる部分ですので、ぜひそこに注目してみてください♪

 

写真の場面では、初めて見たハズトレも衝撃的だったし、動物さんたちがハズトレを楽しんでいるのも衝撃的でした♥

 



Tさんがハズトレを見せてくれると言った時、「動物さんに負担になっているようだったらハッキリ言おう」と思っていたのですが・・・実際には、「これだ!!」って思いました★

 

なので、各所で会う飼育員さんたちに熱くアピールし、学べるようにもしました♪


そんなふうにTさんと出会って、以降むちゃくちゃお世話になって、なんかっちゅうとすぐ頼らせてもらってますm(__)m。

 

出会ってもう12年か~・・・あっという間だったけど、すっごい濃かった♪


この十数年で、日本の園館変革もガゼン進んだし♪


もちろん、まだまだなとこも果てしなくあるし、せっかく進んだのに後退するんか~い!な例もあるけど(^^;)、全体的に見れば確実に前進していると思います♪

 

しかも、前進して当然だったのではなく、「こりゃ一生かかっても無理かも」と真剣に思う状況から、いろんな人たちが各地でがんばった結果、想像以上に前進したというのがまた素晴らしい♪


世の中って、変わることができるんだな~と♪
そりゃそうですよ♪
「世の中」っていう存在がいるんじゃなくて、私たち一人一人の心の持ちようと行動の在り方次第ですから♪


だから、園館でがんばってくれている動物さんたちの周囲には、自分の現場や園館を変える意思と行動を持てる人たちにいてほしいし、そういう人たちを引き続き応援したいです♪

 

ということで、今回の写真と話を紹介しました♪


動物園でのハズトレ、一人の飼育員さんの、動物さんを想う気持ちと実践から始まったんですよ♪