夜間開園(ナイトズー)は不要です♪ | つまき♪.com 「シェアピ式」と「育伝式」で園館と保全活動と古墳と博物館とエジプト考古学を応援★

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(2023.8にnoteに書いた記事を引っ越したものですが、普遍的な内容ですので★)

 

 

 

夏の憂鬱のひとつが、動物園の「夜間開園(ナイトズー)」(-_-;)。


動物さんにも飼育員さんにも大きな負担です。

 

 

以前、視力の弱い動物さんが、暗い中ですごく小さいスペースで360度お客さんに囲まれて、怖くて毛を逆立ててオロオロしているのにそれを面白がってフラッシュ撮影をする人が多くて、そのたびさらに驚いていて・・・胸が張り裂けそうでした。

 

さらに園内で開催していた音楽イベントがうるさく(園館のやることではありません。アルコール提供も)、その動物さんにとってはただの拷問のようでした。

 

これでは保全教育では全くなく、「逆教育」です。


「動物なんてこんな扱いでいいんだ」と思う人を育ててしまっているんです。

 

そうではなく、「動物さんのために、夜間開園(ナイトズー)なんて無くていいです」と思う人を育てることこそ、園館の仕事です★

 

そもそも動物さんは、ルーティンを乱されることが大きなストレスとなりがちです。


安易な集客のために、そんな動物さんの辛さを見なければならない飼育員さんたちは、身体的疲労だけでなくメンタルもやられます。

 

唯一、夜間開園(ナイトズー)が良い方向に働くケースは、「運動場で長く過ごせるのがうれしい=暑い寝室で過ごす時間が減ることがうれしい」動物さんのうち、「普段と違う状況でお客さんたちがいても大丈夫」な場合です。

 

そういう動物福祉向上の取り組みとしてピンポイントで行なうなら・・・


でも、その動物さん宅までぞろぞろと大勢が移動すること自体が、他の動物さんたちにはストレスですし、飼育員さんたちの労働時間の問題もあります。

 

なので、「運動場で長く過ごしたい」という動物さんの希望は、別の形で日常的に形にすることこそ、園館の仕事でありウリです★

 

それに、園内は想像以上に暗い場合が多く(確認しに何カ所か行った)、お客さんが動物さんを全然見ていないケースが多かったです。

 

ただ、「夏の夜にどこか行くイベント感を楽しんでいるだけ」で、そんなことのために動物さんたちの心身を擦り減らすことは、園館自滅の道です。

 

ということで、夜間開園(ナイトズー)を開催しない大牟田市動物園、素晴らしい!♪

 

そのお知らせはこちら♪

 

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さすがです!!

 

大牟田市動物園は、本当に、「園や飼育員さんたちが絶対に動物さんの側に立ってくれている」と安心して行ける、貴重な園館でありがたいです♪

 

そんな大牟田市動物園の取り組みをまとめた著作も、激推しです♪

 

下は、夜間開園(ナイトズー)への問題提起も載せている、私の著作のひとつです★

そんなふうに正面から取り上げても(だからこそ?)、すごい売れたそうです♪

 

 


動物園側が、「夜間開園(ナイトズー)という安易な集客に安易に走ってしまったが、やっぱりやめる。動物本位で、動物福祉向上の取り組みと説明と参加でお客さんを育てること、それを楽しんでもらうことに、わき目もふらずにまい進する」と本気で取り組めば、必ず集客にもつながります★

 

 

著作一覧はこちら♪