動物さんに対する言葉選びと私の名前について、改めて♪ | 「シェアピ式」と「育伝式」で動物さんと考古学を応援★

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なぜ「さん」付けなのか:前置き

久しぶりに私の言葉選びと名前についての疑念を聞き、そういやしばらく説明していなかったなぁと。

そして、なぜそうするのかの理由をよく理解せずに拒否る人とは仕事することもないでしょうからスルーしてもいいのかもですが、せっかくなら説明しておこうと思いました(理解すれば納得してくれるかもだし)。


そして何より、そうした言葉選びも含めての私のシェアピ式園館活性法を活用して下さっているクライアントさんのために、改めて説明します。

以下長々書きましたが、「みんな絶対に”さん付け”にして」という思いは全くなく、ただ「さん付け」の理由を書いただけです。


いろんな保全教育の具体策がある中、そういう方策を提唱する人がいたっていいわけで、否定する前に「どういう意図でどう有効なのか」を読んで頂ければと思って書きました。

あと絶対にお伝えしたいのが(いきなり長い!笑)、「さん付け」ひとつ取って、「つまき♪の言うことは全て否定」になるのだけはもったいないかと。「この人のここは同意しかねるけど、この考え方は使える」と、柔軟に力を合わせてこそ、動物さんに関する気絶レベルの問題各種をひとつずつ変えて行けると考えています。

 

ちなみに私の最初の著作2冊は、「キリンさん」など「さん付け」です。
オオサンショウウオさんだけ身内なので「さん付け」にせず書いてしまい、大後悔中💦。

 

 

 

なぜ「さん」付けなのか:本編

「動物さん」「ゴリラさん」などの「さん」付けをする理由は、動物さんに対する敬愛の想いを育成するためです☆

 

園館のメインの任務である「シェアピ(動物さんとの幸せ共有体験=楽しい保全教育=園館のメインの任務)」づくりを真剣に考えれば、いたってあり得る方策です♪



でも、私も長いこと「動物」と言ったり書いたりしていました💦。

なので私も、「動物さん」てさすがにやりすぎじゃね?と思ってた時期があり、疑念を持つ方の気持ちも分かるので安心して下さい。
「さん付け」にしたら嫌われるんだろうなぁとも、思ってましたよ(笑)。


でもそれでも、踏み切るだけの理由があるんです。
さらには、「しばらく試してみて、良策じゃないと判断したらやめよう」と思っていました。
でも、もう呼び捨てに戻る気は全くないです。

きっかけは、ある時友人がブログで「動物さん」と書いているのを見て、敬愛の想いを強く感じたのです。なので私も見習ってそうすることにしました。

例えばアメリカから来た人を誰かに紹介するときに、「アメリカの方です」と言うのと同じ感覚です。

試しに1カ月間、「動物さん」「ゴリラさん」と言ってみて下さい。
その後で「動物」「ゴリラ」と呼び捨てにした時に、「あらっ?相手を下に見てしまったのでは?」とドキドキしますよ。言葉の影響力は絶大ですので。

そして、そこまで徹底して人類の脳内を更新しようとする理由は、もはや説明するまでもないと思います。

あらゆる場面で動物さんたちが苦境に追い込まれているこの絶望的な状況を、根本から変える必要があります(そのほうが結局は人の苦境も減ります)。

そのためにできること、効果がありそうなことは何でもやってみる!ということに人生を使っています。

人間はどうしても、無意識のうちに動物さんを下に見ます。

それを少しでも食い止め、できれば敬愛の想いを持つまでに持って行きたいと考えて、影響力が絶大な「言葉」に徹底的にこだわっています

 

園館で動物さんたちを並べて見せているだけでは人の意識は向上しないということは、この半世紀で証明済みでしょう。
 

むしろ、「猛禽類カフェ」「カワウソYouTube」などなど悪化の一途を辿っています。


ということは、園館は動物さんたちを並べて見せるのではなく、積極的に「人類の意識育成」(保全教育)に乗り出すことで、大きな役割を果たすことができて、存在意義と魅力と収入を創出できると考えています。



世界各国の動物園を見てきましたが、やはりそういう方向に生き残りの道を見出していると思います。

・・・という話は、「シェアピ式園館活性法」の講演ではよくしています。
もうひとつよく伝えているのが、下記です。

園館人さんたちは、周囲もお客さんも動物さん好きが多いので、「人類て案外動物さん好きなのでは?」と感じる状況にあると思います。

しかしながら動物さんたちの苦境を見れば分かりますし、私は大学の先輩など「動物さんに関心が全くない人」にヒアリングも行っていますが、その結果はまぁ、「動物なんて、どうでもいい」ですよね、たいがいの人が。
私の講演を聴きに来て下さった方の中にも、この話を聞いて「実は私もそう考えていました」と正直に教えて下さった方もおられました。

もっと言えば、「動物がどんな目に遭おうと、どんなに苦しもうと、死のうと、どうでもいい」んです。
下手したら人類の99%以上はそういう考えなんじゃないか?と感じています。

そういう、超絶マイナスのスタート地点から、「動物さんと共生する世界」を創っていくのですから、ちょっとやそっとのぬるい対策では間に合わないんです。

 

なので、「さん付け」は、思想の話ではなく、真剣に考え抜いた末に確信を持って実践をしている、保全教育の「方策・具体策」のひとつです。

実際に「さん付け」で話してくれる方々との会話は、動物さんを下に見る雰囲気など微塵もなく、強力に前向きに「動物さんとの共生社会を園館でどう創っていくか」という内容で話すことができ、最高にうれしく幸せで有意義です。



・・・と説明しても、「動物を呼び捨てにしないなんてアタマおかしい」と思うなら、まぁ考えの多様性も大事ですし、そう考える方でもまた違う良策を編み出すかもですので、もう気にしないでほしいです(≧▽≦)。

 

 

 

補足

ちなみに飼育員さんが長年愛情を注いでケアしている動物さんの名前を「タロウ」とか呼び捨てにするのは、いいと思います。


ただ、お客さんの前で話すときは、それを聞いたお客さんの脳内で何が起きるのか?を考えると、「タロウさん」と丁寧に敬愛の想いを込めて話すほうが、保全教育になります。

あとは、「尊敬している大先生に使わない言葉を、なぜ動物さんには使うのか?」を考えてほしいです。
どこかで下に見てしまっているんです。
それを、本気で全力で変えたいんです。

 

そうした取り組みが、動物さんに対する暴力も減らすのではないかと考えています。
乱暴な言葉をぶつけている相手は殴ったり蹴ったりしやすいでしょう。
敬愛の想いを込めた言葉で接していたら、暴力をふるう気持ちも減るでしょう。


それほどまでに言葉の威力は大きいのです。

ぶっちゃけついでに言えば、園館で暮らしてくれている動物さんたちのおかげで生活できているんですし、そもそもそこで暮らしてもらうことはありがたすぎることなのですから、敬語でもいいくらいです。

同じ星で生きていく相手なんですし。

なんなら、「さん」どころか「様」でもいいくらいに、発信するこちら側が本気で思っていなければ、相手には届きません。

「動物さんの発信を一度敬語で書いてみる」は、私のアドバイスに入っていることでもあります。
それをすると、今までどれだけ下に見ていたかを自覚できるからです。

 

 

 

名前について

私の名前の表記なんてどうでもいいじゃん・・・と思っていたらそうも行かない場面が出てきたので(笑)。

まず、「つまき」は本名です。
父親が蝶さん好きだったので、ツマキチョウからさんから名づけられました。
「あげは」と「たては」も候補でした。

苗字を使わない理由は、苗字は私が生まれた家の名前であって私個人を示す名称ではないからです。
特に日本社会は家とか会社とか学校とかの名前に縛られ過ぎている気がするので、そういう風潮に疑問を呈す意味も込めて苗字を使っていません。

「♪」が付く理由は、昔よく手紙を書いていたのですが、「私はあなたに対して明るい気持ちを持っていますよ」という気遣いと愛情表現として「♪」を付けて送っていたところ、「♪が無いと、違う人みたいだ」と言われて定着しました・・・ただそれだけです。

著作もすべて「つまき♪」と「♪」まで含めての著者名となっています。

苗字まで書くと、もはや「誰?」と言われますし、大学時代からの親友たちですら「今の苗字なんだっけ?」と聞いてくるくらい、若い頃から徹底して、確信を持って、名前だけで通しています。
ちなみに実印も、「つまき」です(≧▽≦)。

ということで、「ふざけている」とか「信用できない」とか言われても、他に「まじめに信用して仕事を一緒にして下さる方々」が十分におられますので、変えるつもりはありません。あ、「十分に」は、盛りましたな(笑)。絶賛クライアントさん募集中です♪

 

・・・ここまで説明しても不愉快に思う方は、まぁ、ご縁がないってことで(笑)。
もちろん全人類とご縁があるわけではなく、ほんの少数とのものだと思っているので、全く気にしません。
それに今は無いだけで、そのうち、もろもろ気にならなくなったらご縁ができるかもですし。

世の中には人の数だけ事情があって、いろんな人がいて、だからこそ面白いと考えています。

そんなあれこれを乗り越えて、動物さんと人が幸せに暮らせる地球にするために、自分にできることはするし、協働できるとこはするし・・・です♪

(追記)その後、うれしい展開がありましたので、書きました♪

 

タイトル写真は2019年の著作、『最新版 いきもの・見る人みんな幸せ♡ 動物園&水族館 完全ガイド』における表記です♪