(※2022年12月の記事をnoteから引っ越したものです)
リアルなピンチ度を知って
本屋さんの経営が厳しくてどんどん減ってしまっているのは知っていたけど・・・
テレビで、いかに厳しいかを具体的に知って焦りました。
利益率23%って・・・千円の本が売れても、たったの230円。
アルバイト代を捻出するだけでもどんだけ売れねばなことか。
実際、「どのお店も利益はほぼないのでは・・・(あっても1%以下)」とのこと(TT)。
「ザ・町の本屋さん」といった本屋さんを経営している方が、「もはやボランティア」と言っていたけど、それは比喩ではなく、その方は本当に無給で愕然。
超大型書店の人が、「利益率35%ならやっていける。粘り強く出版社にそのことを訴えていきたい」というようなことを話していました。
超絶長い出版不況は、出版社に企画の売り込みに行っていた身として痛感していたけど・・・
今はだいぶ回復したというか、ヒット作も多くて出版社は相当潤沢とのデータも紹介されていました。
それが本当ならば、ぜひ35%にしてあげてほしい。
デジタル販売の好調さに支えられての潤沢さらしいので、紙の本を売ってくれる本屋さんをますます軽視しそうだけど、本屋さんは「社会の知性の砦」だと思うのです。
私は、知性や知的好奇心といったものは、命にとっての必須栄養素だと考えています。
本屋さんとか新聞とか、自分の興味のない角度からいろんなことを教えてくれる機会が、あるとないとでは大違いです。
ちなみに私のイチオシ本屋さんは、鳥取県米子市の「本の学校」です☆
ヨナゴリアン(米子市民)時代、たまたますぐ近くに住んでいた上に、ご縁もできていろいろとお世話にもなりました♪
本が出ると手書きPOPを送らせて頂いて、飾って頂いたりもしています。
いつも本当にありがとうございます♪
だからってゴマスリで推してる訳じゃないですよ(笑)。
山陰本推しとか、NPO法人活動とか、いろいろ熱いんです♪
本屋さんをますます応援♪
本屋さんが減ることはきっと思ってる以上の打撃だと思うので、ますます応援することにしました。
①本屋さんで買う
ネットで買えば、すぐに見つけられてすぐに届いて割引とかポイントとかあるけど、とにかく実店舗で買うことにしました♪
早速に店舗に買いに行ったら欲しかった2冊とも店頭になく注文しましたが、1週間かかった昔と違って2日で届きましたよ♪
②現金で買う
1銭でも本屋さんの損失を減らすべく、手数料を取られるカードも電子決済も使うのをやめました♪
③ポイントをもらわない
そのお店のポイントにしろツタヤのポイントにしろ、そのお店が負担している可能性があるので、これもぐっとこらえることにしました♪
④迷ったら買う
すでに積読がやばいことになっているし、置く場所的にも限界なので購入を少し止めていたのですが、「本屋さんの応援になるし♪」という素晴らしい理由を手に入れたので、なるべく買うようにしました♪
⑤新品を買う
なんせ買うので中古サイトも多用していましたが、節約は他のところですることにして、なるべく本屋さんで新品を買うことに♪
これは、書く側としても大変にうれしいことなので、可能な方はよろしくお願いします♪
どうもうっかり忘れられがちですが、本も他の商品と同じで、「売れなかったら次はない」んです。
作家的にも出版社的にも。
売れなかったらすぐに消えて絶版になり、同様の本も出してもらえなくなるんです。
我が家の本棚♪
一番上の写真は、積読です(^^;)。
これをアップすると、「俺の本、まだ読んでないのか」とか「俺がこの本を紹介したの、何年前だよ」と思われそうで迷ったのですが(^^;)、なにかの参考になったり、「知らなかった、買ってみようかな」と思ってもらえれば♪
上の写真の、7山中5山がマンガですな♪
マンガも大好きで、泣く泣く断捨離を始めたほど持っていますが、中でも好きなのを布団の横に置いて、寝る前に読むのが至福のひととき♡
仕事柄、考えすぎて寝れなくなったりするので、そうならないよう、寝る前は明るくてやさしいマンガを読むようにしています♪
どれも暗記するほど読んでいますが、飽きずにまた読めちゃいます。
マンガ以外は、例えば段ボールの中は考古学系の博物館の図録などです。
マンガ以外の本ももちろんもっとありますが、写真撮ったらあまりに雑然としていて麗しくないのでアップするのはやめました(笑)。
講演などで園館人さんや学生さんにオススメ本を聞かれることもありますが、その時に紹介するのは案外動物さんの本ではなく、行動経済学とか寄付集めの話とかなんですよ♪
あと私の名著4冊ね!(≧▽≦)
→著作紹介ページをぜひご覧下さい♪
自分で名著とか言ってバカみたいかもですが、むしろ大事なことだと考えていますし、実際に大好評ですので♪
特に最初の著作『つまき♪式 親子で楽しむ動物園ガイド』は、日本で一番長く動物園のことを考えてこられた大先生に「これからの動物園がどうしたらいいかは、この本に書いてあります」という、感謝感激感涙のご感想を賜っておりますので!(上の写真で一番上に置いてあるやつ♪)
『(同)水族館ガイド』と併せて、園館情報は最新ではないですが、たくさん書いたコラム的なページはいまだ最新最高だと自負していますしいまだそう言って頂いていますので、読み物として読んで頂ければ♪
自分の著作に関してちょいちょいYouTubeのほうでも話していますので、弱小作家の実像をぜひ(笑)。
本との関わり♪
毎度話がそれましたが(^^;)、とにかく本と本屋さんが大好きなのです。
両親も活字中毒レベルに本が好きで、本とマンガがたくさんある環境で育ち、ありがたかったです。
エジプト考古学者を目指していた時代(26歳まで)は、一般書も専門書もたっくさん買いました。
ロンドンの大英博前の古本屋さんで買い物した思い出は、今でも胸アツです。
買いたい本のメモを店主のおじいさんに渡すと探してくれて、見つかると店の奥から「トゥ~マ~キ~~~♪」と呼ぶのです(英語圏の人は「ツ」がうまく発音できない場合も多いです)。
幸せだったなぁ・・・(TT)。
そして、仕事や持ち込みでたくさんの出版社の人たちとも交流しましたが、「腹立つ人」より「いい人」のほうが多いです。
腹立つ人の腹立ち度合いもすごいものがありますが(その人のほうが圧倒的に立場が上なのでこちらの扱いがひどい)、Amazonオンデマンド印刷という、出版社不要の出版システムができたことで、少しはおごりが減ればいいな~と思っています。
・・・と、つい嫌な思い出から負の感情が漏れ出てしまいましたが(笑)、基本的には編集者さんが好きで、勝手に仲間だと思っています♪
今でも出版社に行ったり編集者さんに会う時はすごいわくわくしています♪
そして図書館ね!
小さい頃から大好きですが、書く側になってからは、やはりかすかにモヤります。
何度も言うようですが、本も、「買ってもらわねば次はない」んです。
なんでもそうですが、「安さの陰にむごさアリ」です。
売れっ子作家の本がいつも何冊も出るのを見てると実感わかないかもですが、私のような、売れっ子じゃない人にとっては死活問題なんです。
なので本当は古本も、10円でも作家に入る仕組みにしてほしい。
本て、書くのに数百万以上かかることも普通なんですよ。
でも同時に、いろんな事情で本を買えない人には、図書館で無料でいいから読んでほしい・・・。
なので、買える状況になったときに、図書館で知って「これは買う価値あるな」と思った本は買っていただければ♪
そして、いくら人気だからと言って図書館が同じ本を100冊とか買うのは、やはり出版文化を死なせる自滅行為だと思います。
たまたまその本が当たったとしても、それ以外の本で散々赤字が累積しているかもですし、ベストセラー倒産という言葉もあるくらいですので(たくさん売れたんだけどたくさん返品されて立ち行かなくなる)。
・・・ということで今回も長くなりましたが(^^;)、本への思いの一端を書いてみました♪
本を書いた時のことは前のブログで書いています。
前のブログでは本の紹介も。
YouTubeチャンネル「シェアピTV by つまき♪」には本の紹介コーナーもありますので、ぜひぜひご覧いただければ♪
(そこでも出版の話もしています)
そしてチャンネル登録もして頂けて、いつか収益化したら、本を買う予算が増えますので、宜しくお願い致します♪