こんにちは、オーガニック&フェアトレードシアバターShea Dream® の伊藤です。
前回のブログの続きです。
七沢温泉のそば(車で5分くらい)には「七沢森林公園」があります。
公園といっても広さが57ヘクタールと巨大なので、どんなに込んでいても人で埋まることはないでしょう(笑)
木を見ずに森をみる、じゃないですけど、山々に所々桜がまあるく点在しているのが、また風情があって素敵です。
そして、良いお天気の午後なのに、ほぼ人ゼロ。
子供向けの広々としたアスレチック遊具や広場もあるのですが、
隣接して住宅街もあるのに、子育て世代の子連れや子供だけで遊びに来ている人が全くいないのも不思議です。
みんなゲームや塾で忙しいのだろうか??
うちの家族でまるっと貸切状態でした。
普段は都会の小さな公園で大混雑の中遊ばせていて、気の毒だなあと思っていたので
(青山・外苑のにこにこパークなんて、ひどいもんだわ。有料のクセに遊具に殺到するガキンチョの群れにゲンナリよ)
子供達が伸び伸び楽しそうで本当に良かったです
イトーが坂道で芝まみれになりながら芋虫転がりの術を身体を張って教えたり(笑)、いつの間にか葉っぱや枝を集めてクッキングごっこを始めたり・・・。
2時間経過して、私が「もうそろそろ帰ろうよ」と声をかけるまで遊び続けました。
服を見たら二人とも泥んこ。
そういえば、こどもなのに、泥んこになるなんて今まで殆どなかったな・・・。
やはり都会の限られた狭いエリアでやることも制限されて、あれダメこれダメそこはいっちゃダメ、お稽古あるから早くしなさいとか言われて、子供らしい日々を送れてないなあ、と反省しつつ、できるだけこうやって少しでも伸び伸び過ごせる環境を作ってやりたいです。
思うに、やはり一番大事なのは家庭教育です。
土台である土(家庭教育)がしっかりしていなくては、そこにどんなに水や肥料をやっても、植物(こども)は腐ります。
以前ほんとうに全く同じ体験を目撃して、昔広尾のガーデニングショップで全くおなじ種類の同じサイズの鉢植えを買ったのですが、2対同じ場所で同じ生育条件で育てたのに、片方はグングン大きく伸びるのに、もう片方はどうやっても低くて小さいまま。
おかしいなぁ・・・と思いつつ、少し大きくなってきたので鉢の植え替えをしたときに、あっと息をのみました。大きい方の鉢植えの土は肥沃な腐葉土でしたが、小さい方の土は固いボロボロの粘土だったのです!
もちろん、その時すべて古い土は捨てて新しい良質な土で植え替えてあげたので、今ではすっかり立派で元気な鉢植えになりましたが。
子育てもまさにそれと同じだと思います。
やれ塾だ留学だとあちこちお金や労力を使うことで親が満足しているケースが往々にしてありがちですが(ある程度大きくなってきて、本人も必要だと感じてきたら勿論必要だと思いますが)、箸の持ち方から挨拶の仕方(先生やお友達だけじゃなく、お掃除の方や警備員さんなどみなさまに)、いっしょに食事をとりながら、寝る前に本を読みながら、子供のお話を聞いてあげる、特に子供が小さい時はほんの数年、わずかな時です。
その時期に、いかに子供の心に寄り添ってあげられるかが、その後の子供の人生を豊かにするのではないかなあと思いつつ、異常ともいえる緊張感のある都会で仕事や家事をしながらうまく子育てしていきたいなあ、と七沢の森の中の公園でふと考えたのでした。
ではまた