わがまま母の記録ー認知症ー -2ページ目

わがまま母の記録ー認知症ー

父が亡くなり、母の面倒を一人っ子の私がみないといけなくなりました。この母が、かなり困った人なのです。

久しぶりに昔の話を。

2013年4月
父が受診した時、主治医に家の事情…母の躁鬱が激しく、充分な介護ができず、むしろ父を精神的に虐待しているような状態なこと…を伝えた。余程危ない状態に見えたんだろう、医師の決断は早かった。
医師「空きベッドがICUしかないけど、そこへ入れます」
両親、展開についていけずポカ~ン。
緊急入院。ただし、一週間。

その間にずっと居られる病院を探さなければならない。ホームページで調べ、アポを取り、見学、説明を受けた。2軒目で、ここがいい!と思える病院にあたり、転院。やっと母から離れられて個室のベッドに座った父の、心底ホッとした様子が忘れられない。

この頃には、母は私の言うことも父の言うことも全く聞かなかった。暴言もひどく、すぐに「死んでやる!」と言い、手が付けられなかった。ま~た死ぬ死ぬ詐欺が始まった~、と本気にしなかったけどさ。
もともとそんなに喋る人ではなかったのに暴言は弾丸トーク、雨のように父や私に降り注いだ。よく言うこと思い付くもんだ。認知症なのに、頭の回転、早くなってないか?

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これで、一安心。

母は落ち着いているらしい。
ショートステイはテレビや細々した日用品が込みだが、入居だと自分で用意しないといけない。いろいろ持って行ったが、テレビのリモコン忘れた…

直接渡しに行きますか?と聞かれたが、断った。どうせ不機嫌な顔を見せられるだけだし。
母に物を渡した職員さんに、その時の母の様子を聞いた。「……あまりいい感じではなかったですね」
ほらね。
別に当分会わなくてもいいけどな。

私が父のお骨を渡したことで、少し不安定になったらしい。どうする気なの?ちゃんと供養したほうが…と言ったらしい。

いつも、「お母さんが死んだら、お父さんの骨壺に骨を一緒に入れてくれ」
と言ってたじゃないか。大事に持ってればいいじゃない。
私は、骨まで絡み合わんでも、と思う。墓に骨壺並べて置くのならわかる。でも骨を混ぜるのはどうなんだろうか。
父は嫌がってるんじゃないかなあ、とも思うぞ。
明日、施設へ行って契約してきます。まだ準備ができてません…

今日は忙しかった。夫はこの連休中は友達と泊まりがけでスキーです。

今日したこと
・次女を習い事に送る
・接骨院に行く
・次女を迎えに行く
・買い物 連休中の御飯とお弁当の材料
・明日長女が受験する学校への道を下見
・母に来た年賀状の整理
・契約書類の記入と捺印
・長女を塾に送る
・次女とスポーツ少年団へ
・長女を塾に迎えに行く
・明日母に持っていく物を買い、名前書き
・お弁当の下ごしらえ

明日、長女を受験会場まで送ってから、実家で荷物を積み込み、施設へ10時に行く約束ですが、時間的にかなり厳しいです。
年末年始、夫の実家にいます。

一昨年、父が亡くなってから、大晦日は私だけ自分の実家に泊まるようにしていた。結婚してからは夫の実家に泊まっていたけど、母1人で年越しは寂しかろうと思ったから。
今年の正月は、まだ母はお雑煮を作れていたな。

10月頃に妄想だか幻覚だか、夫を泥棒呼ばわりし始めてから、自分の実家に泊まるのが嫌でしょうがなかった。泊まらずにすんで、ホッとしている。

以前から、義母は実母の性格の難しい所を察していた。夫は男ばかり3人兄弟で、お嫁さん実家との付き合いも三カ所あるから、うちの異常に気付きやすかったんだろう。実父が亡くなってからは、なおさら、私の親代わりのようになってきた。
義実家は、私にとってとても居心地のいい場所になってきている。

今は、実母も施設にいるから安心。
落ち着いて正月が迎えられる。
毒親仲間Mさんと、もう1人の友達と3人でお茶してた。

Mさんが、自分の娘にお化粧の方法を教える時の話が出た。
へ~、教えるものなんだ。

私は習わなかった。それどころか、お化粧とアクセサリーは、母に禁止されていた。お化粧は、けばけばしく、大げさで、外面ばかり飾るダメな女のすることだと教えられていた。近所に、いつもきっちりお化粧している女性がいたが、母はその人を軽蔑していた。今思えば、その人は化粧品販売の仕事をしていたから、お化粧するのは当たり前。
二十歳になったとき、ファンデーションと口紅は許可が出たが、それ以上はやることに罪悪感があった。
就職しても、奨学金を返すまではお金なかったし、男性の多い職場で目立ちたくなかったのもあって、お化粧は特別な行事のある日にしかしなかった。しても、やっぱりファンデーションと口紅のみ。
結婚式のとき、プロのメイクで自分の変身に驚いた。興味が沸き、ちょっとやってみようとした。でも、やり方がわからないし、お化粧する習慣自体ないから、そのうちやる気をなくして長続きしなかった。
それ以来、ほとんどお化粧はせずにきた。滅多にしないから、行事のある日でも、会場に着いてから、あ、お化粧忘れてたわ、となる。しようと思っても、あれ、どこに置いてたっけ?、と探すことになり、見つからんから、まあいーや、となってしまう。
でもこれ、ほとんどの女性からしたら、信じられないことなのかもしれない。

母に禁止されてた、今までせずにきちゃった、という話をしたら、Mさんには驚かれ、酷すぎる、ほんまに酷い、と言われたのだけど、私自身はそんなに酷いことだと思ってなかったから、彼女の反応にちょっと驚いた。
私はお化粧に対する感覚自体、きっと普通じゃないんだろう。きれいになりたい、と女性は普通は思うんだろう。うちの娘たちも、100円ショップの化粧品で、楽しそうにメークアップごっこをやっている。髪型でも、服装でも、いろいろ試して遊んでいる。
でも、私には、お化粧したい、おしゃれをしたい、という感覚自体がない。そのことを何とも思わず、この歳まできてしまったというのも、母の呪縛の一つだったのか?

母は、私がきれいになることが嫌だったのだろうか。
私に彼氏が出来ると、身体を売ったのか、と言ったり、身を持ち崩すと言ったり、どこの馬の骨ともしれない、などと言い、結婚も最後まで反対した。私をいつまでも自分の言いなりになる娘にしておきたかったのだろうか。

Mさんに、お化粧のやり方を教わることにしました。
この歳で、やり方を知らないというのも、その理由も、今さら人には言いにくいけど、Mさんなら大丈夫だしね。

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母のマンション、11/18~のガス使用量が、なんと0!!
入所までの約17日間、お風呂も料理も、お湯を使う事をやってなかったということ。

やっぱり施設入るべき時期だったね。
昨日、次女がインフルエンザになりました。潜伏期間がだいたい2日間らしいので、餅つきのときに罹っていたかどうかは微妙ですが、一応、施設へ連絡したところ、私にもうつっている可能性があるので、来るのは遠慮して欲しいと言われました。契約ができない~(ノ_-。)
ショートステイの延長か~、と思っていたら、施設から電話があって、「ショートステイは本入居より割高なので、負担が大きいでしょう。入金が確認できれば契約成立とみなします」とのこと。

払いますっ!

また、母が、夜に腰が痛いと訴え、トイレの介助をナースコールで頼んだそうだ。
病院へ行こうと誘うと、また○○病院に行くから、今日はいいわ~、と言ったらしい。
○○は、5年前まで住んでいた、ここから400km離れた町にある整形外科だ。行けるわけないでしょう。

母は、白内障の手術をわざわざ、前に住んでた町の眼科でやりました。そこでなきゃ嫌だと言って。1週間近く入院してたと思います。遠方から来てるから、病院も大事をとって長めに入院させたのかな?退院後もそこへ検査に1回は通院したから、両目あわせて最低4回は行ったはず。往復の交通費は1人2万円。父が付き添いで行ったから、交通費だけで16万円だよ。
白内障くらい、どこの病院でも手術できるでしょ?
私も父も、母のわがままにあきれてましたが、しょうがない、と諦めて通院させてました。
そういうわがままが通っていたから、今回も、○○の病院に行くわ~と言ったのだろう。

今日、入金した旨を、施設へ伝えました。
母は、昨夜も腰痛を訴え、今日は誘うと地元の病院へ行ったとのこと。
外出時のマスク代は請求されるし、付き添い料も別途かかるけど、○○病院へ行かれる交通費(約2万円)を考えたら安い、と思うことにしよう。

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施設の餅つきイベントへ、母に会いに行きました。
夫は行くと言ってくれました。長女は嫌がり、次女はついてきました。

母は、一番に会場に出てきて、一番前の席に座ったそうです。えらい積極的やな。

職員の方が、母に声をかけて席から連れ出したところで、面会開始。
「おばあちゃんっ!」と駆け寄る次女に、「どうしたの!?」と驚き、泣き出した母でしたが、私の顔を見た瞬間形相が変わり、「なんで来たっ!」

はいはい。

私も夫も母には近づきませんでしたが、次女は少し話していました。母は、職員に夫の悪口を言っていたようですが、暴言は出ず、部屋に帰るとも言わず、最後までイベントに参加してました。次女は、餅もつかせてもらい、丸めるのに夢中になり、楽しんでいました。
イベントが終わると、母は、次女に「元気でね。」と声をかけて部屋へ帰っていきました。あれ、普通じゃん。

連れて帰れとは言わなかったな。痩せ過ぎていたのが少し戻ったようだし、職員さんが声をかけると笑顔が出てたし、調子はいいんじゃなかろうか。

来週は、契約です。

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服を届けに行った。
来週の契約の時でも良かったんだけど、なんとなく、行っといた方がいいような気がしたから。

行ったら、母の入所時にお世話になった3人の女性職員さんが勢ぞろい。口々に母の様子を教えてくれる。

驚いたことがいくつかあった。
1 長谷川式スケールで13点
2年8ヶ月前は、19点で軽度から中度にかかる認知症だった。それから薬も飲まず、デイサービスも受けてない。13点は、もろ、中度だ。何も治療をせず家にこもっていたから悪化して当然。わかっていたが、点数を聞くと、ちょっと驚く。
帰ってからネットで調べたら、1人暮らしが難しくなる人が多い点数、となっていた。やはり限界だったんだ。
2 お風呂に1人で入れない
服を脱いで浴室に入って座るまではできる。でも、それから何をどうしていいか、わからないのだそうだ。髪も汚れていて、職員が洗ったら3回目でやっと泡が立ったらしい。身体も自分で洗えない。多分、かなりの期間、お風呂に入ってないのではないか、という。
3 面会に挑戦
明日イベントで餅つきをやるから会ってみませんか?と提案された。荷物を渡した時に、「こんな所に私を捨てていって」と一瞬怒りの表情が出るので、部屋で会うのはNG。だが外でなら大丈夫、何かあっても職員が周りにいますから、と言う。
だいたい、入所1ヶ月で会ってみることが多いらしい。母は2週間だからちょっと早いのだが、思ったより母が早く施設に馴染んでいるから早めでもいけるだろう、寒くなる来月以降は外でやるイベントがなくてシチュエーションが作りにくい、間を空けすぎると今度は憎しみの感情が沸いてくる、という理由。

別に早く会いたいとも思わないし、このまま会わなくてもいいくらいなんだが、そこまで言うのはマズイよね。
「せっかく落ち着いているのなら、寝た子を起こすようなことはしたくない」、とだけ言った。
職員といろいろ話し合った結果、子供が一緒に行くと言ったら実行することになった。
母が興奮して私に何を言おうが、今更何とも思わんし、じゃあねって帰ればいい。ただ、子供に荒れる母を見せたくないなと思った。


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ぎりぎり洗濯が間に合うくらいの服はあります、と施設から電話で言われた。
でも、もし足りなくなって迷惑かけたらいけないと思い、リサイクルショップで母好みと思われる服を購入。4点で1700円也。
ズボンは適当なのがなかったので、スーパーの服売場で1本1000円のゴム入りのやつを2本購入。
こんなもの!と捨てられても惜しくない値段ですませた。

捨ててもいいよ。職員の人たちが、母がそういう人間なんだと知るだけだもの。私にダメージはない。
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