【MWC報告含む】
2019年度 モバイル業界が大きく動く
~5G始動、4割料金下げ、楽天参入、海外メーカー製品取扱い問題他~
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[講 師]
株式会社MM総研 研究課長 石塚 昭久 氏
担当課長 篠崎 忠征 氏
[日 時]
2019年3月12日(火) 午後2時~4時
[会 場]
SSK セミナールーム
東京都港区西新橋2-6-2 ザイマックス西新橋ビル4F
[重点講義内容]
<1>ネットワークトレンドから見た主要通信事業者の競争環境
石塚 昭久 氏 【14:00~14:55】
MNO各社の顧客囲い込み施策が奏功し、解約率が減少する中、MVNOが
提供する「独自サービス型SIM」の成長率は減少トレンドに入った。
また、MNOのサブブランドであるUQmobile、Y!mobileが
順調に回線契約数を伸ばすとともにビッグローブやLINEモバイルと
いったMVNO事業者もMNO傘下に入った事で、低価格スマートフォン
領域の競争環境はMNO主導型ともいえる非常に複雑な構図になった。
さらに、本年4月以降に予定されるMNOの料金値下げ、10月の楽天
キャリア参入が実現されると、よりカオスな市場が形成される事が予測
される。一方、総務省主導の「モバイル市場の競争環境に関する研究会」
では、分離プランの導入、MVNOとMNOの接続料金といった主要
テーマに加え、5G、セルラーLPWAへも議論が及んだ。
本講演では、5G、LPWA、MVNOと言ったモバイル業界のネット
ワークトレンドを整理しつつ、コンシューマー/ビジネス領域における
主要通信事業者の競争環境を展望する。
1.移動系通信市場規模の推移
2.MVNO市場環境の変化
3.MNOの2nd/3rdブランド戦略
4.楽天によるMNO参入について
5.MNO各社の5G戦略
6.LPWAの最新動向
7.今後の競争環境についての考察
8.質疑応答/名刺交換
<2>モバイル端末最新動向から見た2019年度以降の市場展望
篠崎 忠征 氏 【15:05~16:00】
2017年度まで右肩上がりの成長をみせていたSIMロックフリー
スマートフォン市場が早くも踊場を迎えている。背景には大手3キャリアの
新料金プランの影響や一般ユーザーへの訴求に各社苦戦していることなどが
あげられる。政府や総務省は家計における携帯電話料金への支出を下げる
ためにも「通信料」と「端末価格」をより明確化する完全分離プランの
実現に向けて大きく舵を取っている。2019年度にはその方針を受けた
MNOによる再度の新料金プランの登場が見込まれている。
また、全世界のビジネス環境の潮流として、日本市場でも一部海外メーカー
の端末取扱いに関する動向が注目されている。
本講演では、スマートフォンの端末市場規模視点での最新動向と
2019年度以降の市場展望について、MWCの動向も踏まえて解説する。
1.携帯電話・タブレット端末の出荷台数推移
2.SIMフリースマートフォン市場概況
3.直近の携帯電話出荷台数・市場概況
4.ユーザーの購入・利用動向(WEBアンケート調査結果など)
5.今後の携帯電話端末出荷台数予測
6.今後の携帯電話端末市場展望(分離プランの影響など)
7.MWC2019報告
8.質疑応答/名刺交換
[PROFILE 石塚 昭久(いしづか あきひさ)氏]
2002年 マルチメディア総合研究所(現MM総研)に入社。
以降、当社にて固定ブロードバンド、モバイル通信サービス、デジタル
コンテンツ、インターネット広告、情報家電に関する調査・コンサル
ティング業務に従事。
[PROFILE 篠崎 忠征(しのざき ただゆき)氏]
2004年 マルチメディア総合研究所(現MM総研)に入社。
以降、キャリア・端末メーカーを中心に移動通信業界に関する調査・
コンサルティングに従事。携帯電話・タブレット端末の出荷統計
データを定期的にリリース発表するなど、スマートフォン黎明期より
関連市場を継続して分析している。
<関連セミナー>
2月27日 5Gネットワーク運用へのAI活用最前線
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