【内閣府/中国電力/MHPS/IHI/トヨタエナジー】
水素発電、アンモニア利用の可能性と事業動向
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[講 師]
■内閣府 戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)
「エネルギーキャリア」 サブプログラム・ディレクター
住友化学(株) 主幹 塩沢 文朗 氏
■中国電力(株) エネルギア総合研究所 総合エネルギー技術グループ
マネージャー(主席研究員) 谷川 博昭 氏
■三菱日立パワーシステムズ(株) ターボマシナリー本部
ガスタービン技術総括部 大型ガスタービン技術部
技監・主幹技師 谷村 聡 氏
■(株)IHI 資源・エネルギー・環境事業領域 事業開発部
技術部統括グループ 主幹 須田 俊之 氏
■(株)トヨタエナジーソリューションズ 代表取締役社長
等 哲郎 氏
[日 時]
2018年7月5日(木) 午後1時~5時30分
[会 場]
紀尾井フォーラム
千代田区紀尾井町4-1 ニューオータニガーデンコート1F
[重点講義内容]
<1>アンモニア-水素社会への架け橋
【13:00~13:50】塩沢 文朗 氏
我が国の環境・エネルギー制約の克服手段としての水素エネルギー
導入の重要性と、優先的に導入を図るべき分野、そのための
課題等について整理したうえで、SIP「エネルギーキャリア」の
成果によって明らかになってきた水素エネルギーキャリアとしての
アンモニアの可能性について説明する。
1.日本が直面しているエネルギー環境制約と
水素エネルギーに期待される役割
2.SIP「エネルギーキャリア」
3.これまでに得られたSIP「エネルギーキャリア」の成果
4.アンモニアの直接利用
-発電用、工業炉用燃料としての可能性-
5.アンモニアの経済性
6.CO2フリーアンモニア・バリューチェーンの構築
7.低炭素社会に向けたアンモニアの役割
8.質疑応答/名刺交換
<2>アンモニアの発電利用に関する事業性評価について
~水島発電所でのアンモニア混焼試験~
【14:00~14:45】谷川 博昭 氏
水素は燃焼しても二酸化炭素を排出しないクリーンなエネルギー
である。水素を輸送貯蔵するための主な手段の一つである
「アンモニア」は水素の輸送性と貯蔵性に優れ、また水素に
再変換することなく直接燃焼することで、変換ロスなく効率的に
エネルギー利用ができる利点がある。そこで、当社は火力発電所
におけるアンモニアの発電利用に関する事業性評価に資する
データを取得することを目的として、水島発電所2号機において、
アンモニア混焼試験を実施したのでその報告をする。
1.研究概要・目的
2.試験概要
3.試験準備(体制、スケジュール、届出関係他)
4.試験結果
5.今後の課題
6.質疑応答/名刺交換
<3>発電用大型ガスタービンにおける
水素エネルギー利用の取組みと展望
【14:55~15:40】谷村 聡 氏
ガスタービン複合発電(GTCC)はクリーンかつ高効率であり、
経済的および社会的観点から今後もその需要は増加する。
低炭素社会の実現には、水素ガスタービンの開発が重要であり、
現在、天然ガスと水素の混焼方式と水素専焼方式について
開発が進められている。また、アンモニアは水素のエネルギー
キャリアの1つであり、GTCCでのアンモニア利用も研究
されている。
本講演では、発電用大型ガスタービンにおける水素エネルギー
利用の取組み、および、それを取り巻く状況に関して解説する。
1.発電とガスタービン
2.ガスタービンにおける水素利用
3.水素社会に向けて
4.質疑応答/名刺交換
<4>中型ガスタービン、微粉炭焚ボイラ、
燃料電池におけるアンモニア利用技術の開発状況
【15:50~16:35】須田 俊之 氏
ガスタービンや微粉炭焚ボイラなど火力発電においてアンモニアを
利用する場合,燃焼の安定性やNOxの抑制が課題となる。
当社では,2MW級ガスタービン及び投入熱量10MWの石炭燃焼
試験装置でのアンモニア混焼試験を実施し,熱量で20%の
アンモニアを混焼させることに成功した。また,アンモニアのみを
燃料とした1kW級固体酸化物形燃料電池での発電試験にも
成功している。これら研究開発の進捗について紹介する。
1.研究開発の目的
2.アンモニアを燃料として利用する場合の課題
3.各利用技術における研究開発の状況
4.今後の課題
5.質疑応答/名刺交換
<5>アンモニア小型タービンへの取り組みと今後の展望
【16:45~17:30】等 哲郎 氏
現在、水素社会の実現に向けて国をあげて様々な取り組みが
行われているがCO2フリー水素普及の一環として、
エネルギーキャリアとしてのアンモニアの直接利用技術も
注目されてきている。
トヨタグループのエネルギーソリューション会社である当社は、
従来から製造している小型ガスタービンの新しい可能性を模索し、
アンモニア専焼による発電技術の確立に向けて開発に
取り組んでいる。その開発状況と課題について紹介する。
1.トヨタエナジー会社概要
2.SIP「エネルギーキャリア」における活動
3.アンモニア小型タービンの開発状況
4.事業化に向けた課題
5.今後の取り組み
6.質疑応答/名刺交換
[PROFILE 塩沢 文朗(しおざわ ぶんろう)氏]
1975年 横浜国立大学工学部化学工学科卒業。
1977年 横浜国立大学大学院工学研究科化学工学専攻
修了(工学修士)。1984年 Stanford大学大学院
コミュニケーション学科修了(M.A.)。
1977年 通商産業省入省。1993~96年 化学兵器禁止機構
(OPCW) 準備委員会 暫定技術事務局出向(オランダ、ハーグ)。
1996~99年 基礎産業局 化学品安全課長
(→化学物質管理課長(機構改革による))。
1999~01年 通商政策局 経済協力部 技術協力課長。
2001~03年 大臣官房 参事官(技術担当)。
2003~04年 経済産業省 大臣官房審議官(産業技術担当)。
2004~06年 内閣府 大臣官房審議官(科学技術政策担当)。
2006年 退官。2006~08年 (財)日本規格協会 理事。
2008年 住友化学(株)入社、主幹 (現在に至る)。
2014年7月~ 内閣府 戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)
「エネルギーキャリア」サブプログラム・ディレクター。
[PROFILE 谷川 博昭(たにがわ ひろあき)氏]
2008年2月 中国電力(株) 電源事業本部大崎発電所発電課長。
2012年2月 中国電力(株) 電源事業本部水島発電所副所長。
2015年2月 中国電力(株) エネルギア総合研究所マネージャー。
[PROFILE 谷村 聡(たにむら さとし)氏]
1986年 三菱重工業(株)入社。
2014年 三菱日立パワーシステムズ(株)に社名変更。現在に至る。
入社以来、大型ガスタービン燃焼器の開発:1300℃級ガスタービン
燃焼器はじめ、1400℃級、1500℃級、1600℃級の高火炎温度
燃焼器の低NOx化技術開発を担う。基礎設計から、現地での燃焼調整まで
ガスタービン燃焼器開発に係わる全分野を総責任者として取り纏める。
近年はガスタービンにおける水素やアンモニアの利用技術の開発にも携わる。
[PROFILE 須田 俊之(すだ としゆき)氏]
1995年 石川島播磨重工業(株)入社。
2013~2016年 内閣府規制改革推進室出向。
2016年 (株)IHI基盤技術研究所熱・流体研究部部長。
2018年 (株)IHI 資源・エネルギー・環境事業領域
事業開発部主幹。入社以来、主に石炭の燃焼・ガス化技術の
研究開発に係わり、低NOxバーナー、酸素燃焼技術、
流動層ガス化技術等の研究開発を実施。
[PROFILE 等 哲郎(ひとし てつろう)氏]
1981年4月 トヨタ自動車工業(株)入社。
2000年1月 トヨタ自動車(株) 第2調達部 物流室 室長。
2006年1月 ニュー・ユナイテッド・モーター・マニュファクチャリング
(副社長)。
2010年1月 フタバ産業(株)(常務取締役)。
2011年6月 トヨタ自動車(株) 事業開発部 主査。
2013年1月 トヨタ自動車(株) 新事業企画部 企画室 室長。
2013年6月 (株)トヨタタービンアンドシステム
(現(株)トヨタエナジーソリューションズ)代表取締役社長。