【NHK、ケーブルラボ、JOCDN】
放送、映像配信最新技術動向と中期展望
http://www.ssk21.co.jp/seminar/re_S_18074.html
[講 師]
(株)インターネットイニシアティブ 経営企画本部配信事業推進部長
JOCDN株式会社 取締役 福田 一則 氏
一般社団法人日本ケーブルラボ 企画管理部長 長尾 康之 氏
日本放送協会 技術局長・副技師長 春口 篤 氏
[日 時]
2018年2月27日(火) 午後1時~5時
[会 場]
紀尾井フォーラム
千代田区紀尾井町4-1 ニューオータニガーデンコート1F
[重点講義内容]
<1>インターネット映像配信の技術動向
福田 一則 氏【13:00~14:10】
インターネットを活用した映像配信サービスが活況を迎えている。
クラウドサービスや動画配信プラットフォームのサービスの存在により、
以前より事業化の敷居は低くなっているものの、押さえておくべき
技術要素があることには変わりない。今回、最近のインターネット
映像配信に関する技術的なトピックの概要について、主にネットワーク
事業者としての視点から、ご紹介する。
1.機能要素、技術要素
2.システム構成例
3.インターネットの状況
4.配信方式
5.マルチCDN、マルチDRM
6.広告挿入
7.今後の展望と課題
8.質疑応答/名刺交換
<2>ケーブルテレビ最新動向とラボ提言
長尾 康之 氏【14:25~15:35】
ケーブルテレビ事業は、放送サービスではOTTとの厳しい競争環境
にさらされ、インターネット接続サービスでは通信事業者との競争、
ビデオストリーミング系トラヒックの急増への対処等、既存の
ビジネスモデルを環境に応じて変革すべき時期にきている。
このような状況の中で、業界プラットフォームの整備、ワイアレス
サービスへの参入や、2018年度に始まる高度BSデジタル放送の
再放送対応を進めており、本講演では、それらに関わるサービス・
技術の動向、さらには10年先を見越してケーブルテレビが持続的に
発展するために日本ケーブルラボが考える取り組むべき課題や技術の
方向性についての提言を紹介する。
1.ケーブル業界の現状
2.ビジネス潮流
3.10年先のケーブルグランドデザイン
4.最新ラボ活動
5.業界へのラボ提言
6.質疑応答/名刺交換
<3>NHKにおける放送関連技術の現状と今後
春口 篤 氏【15:50~17:00】
NHKでは、最先端のテクノロジーやIP・ITなどの技術を
活用して、放送サービスやインターネットを利用したサービスの
充実に取り組んでいる。2016年8月に試験放送を開始した
「4K・8Kスーパーハイビジョン」については、2018年の
本放送、2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向けた
準備を急ピッチで進めている。8Kについては、最新技術を
活用した番組制作機材を世界に先駆けて導入するなど、番組の
制作から送出に至る設備の開発・整備を計画的に進めている。
これまで取り組んできた放送局システムの「ファイルベース化」も
間もなく完了する。
渋谷・放送センターでは番組制作、送出からアーカイブスに
至るまでオンラインで連携したトータルのワークフローが既に
確立されている。このほか、最新のIP・IT技術を導入し迅速な
取材伝送や高度な映像表現、効率的なワークフローを実現している。
一方、「インターネットを活用した放送の同時配信サービス」に
ついては、放送を巡る諸課題に関する検討会での議論が進められる中、
2015年から取り組んでいる試験的提供など、実施に向けた準備を
進めている。
本講演では、放送技術に関するNHKにおける最近の取り組みと、
今後に向けた放送の将来像を紹介する。
1.放送技術の歴史
2.4K・8Kスーパーハイビジョン
3.取材・制作・送出のファイルベース化
4.インターネットサービス
5.IP・IT技術の活用
6.セキュリティ対策
7.今後の展望と課題
8.質疑応答/名刺交換
[PROFILE 福田 一則(ふくだ かずのり)氏]
1997年 (株)インターネットイニシアティブ入社。
インターネットサービスの運用、サービス開発等に従事。
2006年より動画配信関連サービスを担当。2016年より現職。
JOCDN(株)兼務。
[PROFILE 長尾 康之(ながお やすゆき)氏]
1981年 旧KDD入社。研究所にて光電子デバイス、敷設済
光ケーブル評価の研究開発に従事。2006年より、KDDI本社
にてケーブルテレビ向けプライマリー電話事業、2012年より
旧JCN、J:COMにてケーブルテレビ局のオペレーション・
技術関係業務に従事。2015年より現職。
[PROFILE 春口 篤(はるぐち あつし)氏]
1981年 NHK入局。山形放送局を経て、1989年から
技術局で情報管理制御システム、送出VTRカート倉庫一体システム、
BSデジタル放送送出システム、地上デジタル放送送出システム等の
開発、および全国放送設備の整備計画策定に従事。2014年より現職。
<関連セミナーのご案内>
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