【内閣府/A.T.カーニー/三菱重工業/マゼラン/アストロスケール】
宇宙政策最新動向とビジネスの先端
~宇宙関連二法案と予算案の概要/新宇宙産業の可能性~
http://www.ssk21.co.jp/seminar/re_S_16100.html
[講 師]
内閣府 宇宙戦略室 参事官補佐 下岡 豊 氏
A.T.カーニー(株) プリンシパル/
内閣府 宇宙政策委員会 宇宙民生利用部会 委員 石田 真康 氏
三菱重工業(株) 宇宙事業部 営業部 部長 兼
先端技術事業部 事業推進部 主幹部員 小笠原 宏 氏
マゼランシステムズジャパン(株) 代表取締役 岸本 信弘 氏
(株)アストロスケール 代表取締役社長 伊藤 美樹 氏
[日 時]
2016年3月23日(水) 午後0時30分~4時30分
[会 場]
TKPガーデンシティ永田町
東京都千代田区平河町2-13-12 東京平河町ビル
[重点講義内容]
<1>宇宙政策の最新動向と課題
下岡 豊 氏【12:30~13:10】
政府は、昨年1月に宇宙基本計画を新たに策定しました。
この計画には、政府が取り組むべき各種プロジェクトが盛り込まれて
いますが、これらを具体化するため、昨年12月に当該計画に
添付される工程表を改訂しました。
また、当該計画に基づき、「人工衛星等の打上げ及び人工衛星の
管理に関する法律案」と「衛星リモートセンシング記録の適正な
取扱いの確保に関する法律案」が国会に提出されましたが、本日は、
工程表の改訂とこれらの法律案の概要を紹介します。
1.宇宙基本計画工程表の改訂
2.宇宙関連二法案の概要
3.スペース・ニューエコノミ創造ネットワーク
(S-NET)の紹介
4.平成28年度の宇宙関係予算案の概要
5.質疑応答/名刺交換
<2>宇宙ビジネスの新潮流
-加速するグローバル競争と新産業創造の前線-
石田 真康 氏【13:20~14:00】
従来、宇宙は国家主導の重厚長大なプロジェクトが中心であったが、
今まさに、欧米を中心にNewspaceとも言われる
商業宇宙市場の活性化が起きている。米国では、シリコンバレーを
基点に異業種やベンチャー企業の参入が相次いでおり、ヒト・モノ・
カネが集まる一大産業へと発展する兆しが見えてきた。欧州でも
伝統的大手企業がアジアを含むグローバル戦略を加速、
またベンチャー企業との提携で新宇宙産業の取り込みも始めている。
世界の宇宙産業の最前線で何が起きているのか、日系企業にとっての
可能性は何かを紐解く。
1.宇宙産業のマクロトレンド
2.新宇宙産業の可能性とドライバー
3.大手企業、異業種企業、ベンチャー企業の戦略
4.日系企業にとっての可能性
5.質疑応答/名刺交換
<3>宇宙輸送の現状と今後の展望
小笠原 宏 氏【14:10~14:50】
人工衛星打上が始まって約半世紀。国家の威信をかけた宇宙開発の
象徴としてのロケット打上は実用衛星などの社会インフラを
提供するためのツールに進化しつつある。その一方でロケット、
人工衛星などの宇宙機器産業からは多様な宇宙利用産業が花開く
と共に、市場の競争激化や、新しいコンセプトによる宇宙利用の
胎動も見られる。本講演では宇宙産業の俯瞰を手始め激化する
市場競争状況や将来に向けた宇宙機器産業、宇宙利用の姿を紹介する。
1.宇宙産業の現状
2.衛星打上市場概観
3.激化する次世代市場競争
4.宇宙輸送系の将来とEmerging Market
5.質疑応答/名刺交換
<4>高精度衛星測位システムの自動運転への適用
岸本 信弘 氏【15:00~15:40】
現代社会では、少子高齢化が急速に進み労働人口の減少が問題と
なっている。農村地帯に目を向けると過疎化に伴う労働力不足や
熟練農作業者の高齢化が深刻な問題となっている。建設現場や
産業分野に於いても同様に、労働力不足が否めない。それらに対し、
作業に対する質や作業性の向上は、広く市場から求め続けられて
いるのが現状である。その社会問題を解決する手段の一つとして
農業機械や建設・産業機械等の自動化が考えられる。その為には、
高精度に測位するデバイス(GNSS RTKモジュール)と
その出力を姿勢や状況の変化に応じて補正するデバイス(IMU)
との高度なカップリングが必要となる。今後の社会実装に伴い、
少人化のみならず更なる省エネにも貢献することが大きく期待出来る。
又、2018年よりサービスインが予定されている準天頂衛星
(QZSS)を用いて高精度測位受信機の開発スケジュールに
関しても言及したい。
1.会社概要と特長
2.ローコスト高精度モジュール
3.MEMSセンサーを用いたIMUとの高度カップリング
4.アプリケーションの実例
5.準天頂衛星(QZSS)利用受信機の開発・事業化
6.質疑応答/名刺交換
<5>民間企業によるスペースデブリ問題への取り組み
伊藤 美樹 氏【15:50~16:30】
スペースデブリは「宇宙ゴミ」とも呼ばれ、使用済みのロケットや
現在使われていない衛星等の人工物体のことです。現在各国の
宇宙機関や研究機関でスペースデブリ対策の研究・開発が進められて
いる中、アストロスケールは民間企業として独自の技術で
スペースデブリ除去サービスを安価に提供することを目指しており、
2018年より技術実証を実施するため検討を進めています。
本日は、アストロスケールのスペースデブリ問題への取り組みを
紹介します。
1.会社概要
2.スペース・デブリの現状と課題
3.アストロスケールのデブリ問題に対する取り組み
4.今後の展望
5.質疑応答/名刺交換
[PROFILE 下岡 豊(しもおか ゆたか)氏]
2001年に文部科学省入省。
2012年 文部科学省 原子力災害対策支援本部 専門官、
2013年 原子力規制庁監視情報課環境放射能対策官、
2015年2月 原子力規制庁放射線対策・補償措置課
課長補佐を経て、2015年 内閣府 宇宙戦略室 参事官補佐。
[PROFILE 石田 真康(いしだ まさやす)氏]
東京大学工学部卒。ハイテク・IT業界、自動車業界などを中心に、
10年超のコンサルティング経験。内閣府 宇宙政策委員会
宇宙民生利用部会 委員。民間宇宙ビジネスカンファレンス
「SPACETIDE2015」企画委員会代表。ITMedia
ビジネスオンラインにて「宇宙ビジネスの新潮流」を連載中。
http://www.itmedia.co.jp/author/209215/
[PROFILE 小笠原 宏(おがさわら こう)氏]
1988年 京都大学大学院 航空工学専攻修了。同年、
三菱重工業(株)入社。H-II、H-IIA、H-IIBロケット、
JEM、軌道再突入実験機(OREX)、極超音速飛行実験機
(HYFLEX)、宇宙往還機(HOPEX)等の設計開発・
運用に従事。2000年 博士(工学)。2011年
宇宙システム技術部次長、2014年より宇宙営業部長。
[PROFILE 岸本 信弘(きしもと のぶひろ)氏]
1984年3月 関西学院大卒業。1984年4月 小池産業(株)
電子機材部 入社。1985年4月 兼松(株)デバイスカンパニー
入社。1987年1月 兼松(株)を退職。(第一回メルボン-
大阪ダブルハンドヨットレース出場の為)。1987年2月 当社創業。
1993年7月 当社設立、代表取締役就任(現在)。
[PROFILE 伊藤 美樹(いとう みき)氏]
日本大学大学院修士卒業後、内閣府 最先端研究開発支援プログラム
「(通称)ほどよし超小型衛星プロジェクト」にて人工衛星の開発に
従事、その後、外国人留学生への衛星製造の指導や開発サポート
業務を経て、2015年2月 アストロスケール日本法人の設立
とともに同社に入社、代表取締役社長に就任。