建て替え工事を成功に導く基本構想のつくり方
病院経営者のための経営とリニューアルのポイント
~実際のリニューアル事例から~
開催日時 2010年9月25日(土)午後1時~午後5時
会 場 日揮(株)大会議室(クイーンズタワーA棟)
神奈川県横浜市西区みなとみらい2-3-1
受 講 料 医療従事者は1名につき 3,000円(税込)
一般企業の方は1名につき 31,500円(税込)
備考:協賛企画のため、ゼネコン、設計事務所、コンサルタントの方のご参加はご遠慮いただきます。
詳しくは
http://www.ssk21.co.jp/seminar/S_10330.html
重点講義内容
<1>病院建て替えに当たっての基本構想策定と投資回収財源の確保のポイント
医療総研株式会社 相談役
星野 雄一 (ほしの ゆういち)氏
【13:00~14:30】
病院の増改築や新築移転に当たっては、単に短期的な課題の解消、すなわち使用できるスペースが狭いとか、使いづらいというような個々の職場の要望を満足させることを優先させることではなく、10年~20年後の環境変化に対応できる施設を整備することが重要となります。
医療制度改革が、より具体的に進行するなかで、現病院が達成できない課題は何か、経営効率を悪くしている要因は何か、それらの諸課題が病院の建て替えによって解消できるのか等を検討することによって、病院建て替えの基本構想(基本コンセプト)が明確になり、基本設計がスタートできることになります。
また、現在の経営の非効率要因が解消されることによって、設備投資の回収財源が新たに生み出され、病院の建て替えが経営戦略にとって意味あるものとなり、資金調達がスムースに実行できることになります。
本日は、このようなプロセスを、事例をもって解説したいと思います。
1.地域医療・介護における機能分担とポジショニング
2.経営分析よりみる改善課題
3.病院建て替えに当たってのコンセプトの明確化
4.設備投資の回収および借入返済の可能性について
<2>みんなでつくる。健康をつくる。みんなの病院。
~木戸病院のリニューアル事例~
新潟医療生活協同組合 専務理事
鈴木 克夫 (すずき かつお)氏
【14:40~15:40】
新潟医療生協木戸病院の移転新築工事は、日揮株式会社とPM方式で工事請負契約を結び、新病院建設工事は2011年6月オープンをめざし順調に進んでいます。
厳しい経営環境が続くなかで病院運営が強いられる現状のもとで、「地域の信頼に応える医療の確立と健康づくり拠点病院をつくる」とのコンセプトで病院構想をまとめあげ、木戸病院が持つ一般病床312床を維持するという建設計画を策定し、そして着工するという決断をくだすには大きな覚悟が必要でした。信頼できるコンサルティングがなければ実行、実現することは出来なかっただろうと思っています。
単なる病院づくりではなく、「安心」と「健康」を紡ぐまちづくり運動のなかで新病院建設を成功させる。医療生協の健康観、「昨日より今日が、そして明日が一層意欲的に生きられる。そうしたことを可能にするため、自分を変え、社会に働きかける。みんなが協力しあって楽しく明るく積極的に生きるための組織が医療生協」。この健康観にもとづいた運動の実践こそが、健康と安心、助け合いのまちづくりを実現していくうえでとても大切であったと感じています。この10年間の新潟医療生協の運動について紹介しながら、現在の到達点と展望について措辞ながら報告してみたい。
1.累積欠損金を解消し、地域住民の信頼を勝ちとるまでの運動展開
2.新病院基本構想をまとめるなかでのコンサルティングの実際とその評価
3.新しい病院のかたち めざしたのはあなたの「安心」と健康を紡ぐ病院です。
4.「まちづくり運動」の現在の到達点と今後の課題
<3>スムーズな建て替え実現に寄与する基本構想策定のポイント
日揮株式会社 産業・国内プロジェクト本部 メディカルプロジェクト部
沼田 広一 (ぬまた こういち)氏
【16:00~16:40】
基本構想では、自院の将来像を明確にすることはもちろんですが、設計段階での手戻りを少なくするためにも、この段階で建築計画の検討パターンを絞り込んでおくことが重要ポイントとなります。
そのためには、新病院像を盛り込んだ概略設計案をたたき台に十分な議論を行うとともに、概略設計から導かれる投資規模・収支条件で事業的にも成立する計画であるということを確認しておかなければなりません。
今回は、基本構想策定から事業性評価までのポイントを事例を交えながらご紹介いたします。
1.基本構想策定のポイント
2.基本構想と建築計画のすり合わせ
3.事業性評価と事業性確保に向けた取り組み
<4>講師全員による質疑応答
【16:40~17:00】
講師プロフィール
星野 雄一(ほしの ゆういち)氏
1963年 早稲田大学理工学部卒業
1997年 医療総研株式会社 代表取締役
中小企業診断士、医業経営コンサルタント、マスター・マネジメント・コンサルタント
(社)日本医業経営コンサルタント協会 上級ビジネスコース運営委員、
認定審査会審査委員
主な著述:「病院・医院の経営実務」(経営編) 第一法規、
「チェックリスト医療経営」 第一法規
コンサルティング事例:財団法人磐城済世会、岡山市立市民病院、
鳥取県中部医師会 ほか多数
鈴木 克夫(すずき かつお)氏
1981年 新潟医療生活協同組合入協
1991年 新潟市市議会議員(~2007年)
2003年 新潟医療生活協同組合常務理事
2005年 新潟医療生活協同組合専務理事(現職)
(現在) 日本生協連医療部会運営委員、新潟県生活協同組合連合会常務理事
社会福祉法人亀田郷芦沼会理事長
沼田 広一(ぬまた こういち)氏
1990年 山梨大学工学部卒業、日揮株式会社入社
診療情報管理士
【最近の主な基本構想策定実績】
友愛記念病院、前橋赤十字病院、木戸病院、牧病院、にしくまもと病院、他