NHK放送文化研究所によると、
地デジ化によりいちばんテレビを見ていた70代以上のテレビ離れが進んでいる。
まったくテレビを見ない人は15年前には8%だったのが今は11%。
10代から20代が1日2時間未満といちばんテレビを見ない世代。
ということらしい。
ある時間にどれだけの割合の世帯がテレビを視ていたかを、
総世帯視聴率【HUT】というがこれが落ちているのだ。
もちろんこのことはNHKを含めすべてのテレビ局にとって大きな問題
・・・のはずである。
ところがテレビ業界人たちは相変わらず神のように傲慢である。
セシウムさん騒動、フジテレビの韓流おし、アナウンサーの失言、自分達は大衆を誘導し、
流行を作り出せると考える傲慢さ。
既得権益に守られ、彼らの平均給与は平均1200万円~1500万円と他の業種を圧倒する。
彼らの多くは縁故採用で、政治家や大物芸能人の子息が多くいる。
しかしそれでも最近はバブルの頃のように湯水のように制作費を使えなくなった。
つまり少ない制作費で視聴率を取れる番組を作らなければならない。
そのため彼らがとった手法はもっとも安易で自分らの将来を危うくするものだった。
すなわち、自分らの高水準の給与はそのままに、製品の品質だけを落としたのである。
・韓流ドラマ(仕入値が安い。キックバックがあることも)
・バラエティ番組(制作費が安い)
・バラエティの2時間スペシャル番組(1時間もの2回作るより制作費が安い)
・番宣(番組を宣伝する番組)
・タイアップしている映画の紹介番組
・朝昼の情報番組(既存のニュース映像の編集とおしゃべりだけで済む)
製品の品質を落としたら客が離れていくのは製造業では当たり前のことだが、
その当たり前のことがテレビ局には分からないらしい。
このような安易な道に走った結果、
視聴者のテレビ離れ(HUTの低下)、
テレビ局の人材の質の低下、日本のエンタメ界の不審につながっていったとオレは思う。
かつては局の演出家が俳優を育てた。
しかし今はまともにドラマを作れる演出家が局にどれだけいるだろうか。
セシウムさん騒動やフジテレビアナの失言などの根っこはここにあると思う。
カメラに映っていないときの彼らの態度はひどいものだ。
自分たちは選良だという意識があるのだ。
それから彼らには報道しない自由というものがあるらしい。
フジテレビ抗議デモはテレビでは全く取り上げられなかった。。
菅直人の北朝鮮献金問題より、麻生太郎の漢字読み間違いのほうがテレビでは
大きく取り上げられていた。
何を取り上げ、何を無視するかは彼らの胸先三寸で決まる。
完全地デジ移行により「テレビ新時代」だそうである。
しかし今、国民の殆どがいっせいにテレビを見るのはサッカーW杯くらいのものである。
それから、うちがそうだが、
殆どの番組はHDDレコーダーに録画して後で見る。
CMはリモコンのボタンひとつで飛ばせるのでうちではCMは全く見ない。
こういう見方をしているのはうちだけではないはずだ。
そしてそれは、リアルタイム視聴でCMもちゃんと見てくれているはずという前提
で成り立っている民放のあり方を根本から危うくするものだ。
ふん。知ったことではない。
スポンサーは年間何百億も広告費を払うことに対し、本当にそれだけのベネフィットが
あるのかをより厳しく問うようになるだろう。
前にも書いたがオレはテレビっ子である。
そのオレですら最近、テレビを見る気が薄れてきている。
理由はつまらないからである。
相対的にテレビの影響力は今後さらに低下していく。
そしてテレビ局は勝手に没落していけばよい。
誰も困ることはない。
テレビ新時代とはテレビ局が没落する時代。
さよならぼくたちのてれびきょく である。