大学の授業 | ギャラリーシェアハウス アルトの公式ブログ

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2010年11月オープンのギャラリーシェアハウス アルト(gallery share-house art)の公式ブログです

5月17日

 

こんばんは。

暑くもなく寒くもなく

過ごしやすいよい季節になりましたね。

 

さて、先日とある大学(関西有名私大)の

建築学科の授業に

オブザーバーとして参加してまいりました。

建築学科の学生さん達なので

将来的には建築士に、と思っておられる方が多いかと思います。

 

こんなプロジェクトに携わりたい

こんな設計をやってみたい、と

それぞれに大きなビジョンをお持ちだと思います。

ただ、現実問題としては

ほとんどの建築士さんは、個人客をクライアントとして

戸建て住宅や賃貸物件、築古物件のリノベーションの設計のお仕事

に携わる事が多いと思います。

 

その際重要なのはやはりコスト意識。

私がこれまでお仕事をご一緒した建築士さんは

素敵な建物を造るという点においては

色々な提案をして下さったのですが

予算を念頭においた上で、可能な限りよい提案ができる

という方はなかなかおられませんでした。

 

予算なりの素敵な提案ができる

または素敵な提案を予算内にまとめる

方法論も含めて提案できる。

こういう実践的な取り組みを

大学の授業に取り入れていただきたいと思います。

大方の一般人が求めているのは

作品ではなく、よい商品という事です。

 

建築って、とてもクリエイティブで素敵なお仕事です。

実践力を付けていただく事で

お仕事を御一緒できる機会を増やす事ができれば

とても素敵なケミストリーが生まれますね。

 

                    いのうえ