もう一度、人を信じてみようかな | 30代リタイヤ 英会話子育てフィリピン移住戦略

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不動産投資で自由を築く!
30代でサラリーマンを辞め、アパート経営を軸に英語教育のため子育てセミリタイヤ生活をフィリピンで実現するまで。
現在進行形のお話です。


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給湯器の型番と2階のリフォームの進捗を確認した。


そうだ、お世話になった仲介業者にお礼をしに行こう。


途中でコンビニに寄りぽち袋を買いその中に5千円を入れた。


お礼の意を込めて世話になった営業に渡すつもりだ。


それから仲介業者に立ち寄った。


2組のお客さんが来店していて、その対応に忙しそうだ。


店長が俺に気がつき、「どうぞどうぞ」と席に促した。


「○○オーナー様、今回は大変でしたね。」


いつも思うがオーナーと呼ばれるのは気分が良い。


「営業の○○さんの親切な対応のお陰でなんとか大事にならず


に治まっています。 まだ直ってないんですけどね。


○○さんにお礼をしようと思い立ち寄らせてもらいました。」


「ああ、○○なら今接客中なので少々お待ちください。」


「はい。ありがとうございます。」




10分くらい待っただろうか。 冷えた麦茶が美味しかった。


接客が終わったようで○○さんが俺に近づいてきた。


電話の声から想像していた以上に優しそうな顔立ちだ。


そう、俺はこの時初めて○○さんにお会いしたのだった。


一連のサポートに対して心から感謝している意を述べた。


そして、神の心で対応してくれたお礼にぽち袋を差し出した。


もちろん回りから気付かれないように、スーッとだ。





彼は受け取らなかった。






そして、小声でこう言った。


「ありがとうございます。でも、当然のことをしただけですから、


それに仲介を預かっている2階の部屋もまだ決めてないので、


せめてあの部屋の入居を決めたら、堂々といただきますよ。」


まさに、神だ。 なんと言う誠実さだ。 眩し過ぎる。


俺は生まれて2回目の神の言葉を聴いた。


神は存在した。それも俺の目の前にいる。


ここで無理やり手渡しても意味がないと思い、


俺はそのままぽち袋の手を引っ込めた。


もう一度お礼を言って店をでた。




いつもの俺なら、やったー、5千円得したーと喜んでいただろう。


しかし、今回はそう思わなかった。 このまま引き下がれなかった。 


どうしてもお礼がしたいと言う気持ちが消えなかった。


そして駅前で5千円の和菓子を購入して、再び店に戻った。


店長も○○さんも、あれって感じで俺を見ていた。


そして店長にお世話になったお礼だと言って


先ほど購入した和菓子を見せた。


「いやー、すみません、では遠慮なく頂きます。」


俺は○○さんに今度は堂々と手渡した。


彼は参りましたという感じで、はにかみながら受け取った。


さすがに店長がOKしたら、彼も断れないだろう。 


作戦成功だ!




それにしても今回の件ではいろいろと学ぶことが多かった。


疑心暗鬼になり理由なく人を疑ったりもした。


しかし、彼のような清々しい営業と出会えることが出来て、


俺は本当に心が洗われるようだった。 素直に人に感動した。


そして、もう一度人を信じてみようかなと思うのである。


おっと、そういえばまだ給湯器は直っていなかった。


次回は完結編だ。