上野の森で。 |     旅する絵本   

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  ~絵本作家・きたじまごうきの活動ブログ~  

みなさん、大型連休はいかがお過ごしでしたか?
 
5月4日と5日、上野で、よみきかせをしたり、絵本に似顔絵をかいたりしてきました。
 
 
5月4日(土)
上野の森親子ブックフェスタで、ずっとお世話になっている絵本塾出版さんのブースで、
読み聞かせと絵本に似顔絵を描かせて頂きました。
久しぶりの東京、日暮里と上野をうっかり間違えて電車を下りたりしちゃいましたが(笑)
ブースの横で、まず読み聞かせを始めると、たくさんの方が立ち止まってくださり、似顔絵
もたくさん描かせていただきました。
 
似顔絵を描かせてもらったお客さんの中に、「とっておきのカレー」が、赤ちゃんの頃から
お気に入りで、ずっと読んでいるという、6才の女の子とお母さんがいらっしゃいました。
そんな方と直接お会いすると、自分の絵本もだれかに楽しんでもらえてるんだなぁと、
改めて励まされます。
他にも、ちょうど星の絵本を探していた、という保育士さんや、これから保育士になると
いう人も。僕は「顔」を描くのが好きなので、皆さんの顔を描かせて頂いて、光栄でした。
 
絵本を手にして、似顔絵を描かせて頂いた皆さま、どうもありがとうございました。
 
 
 
5月5日(日)
午前は国際こども図書館で、おはなしライブ。かさいまりさん、永井郁子さん、北川チハルさん、
キャリアのある作家さんたちに混じって、20分ほどの読み聞かせの実演。
大人向けの講演だったので、客席の年齢層は高めでしたが、普段、読み聞かせをされている方
が多かったようで、時おり笑い声をあげたり、うんうんとうなずかれたり、楽しんでもらえたようで
良かったです。
 
 
午後は、上野の駅ビル内にある明正堂書店さんの前で読み聞かせ。
お店の方が通路にマットを敷いてスペースを作ってくれて、道行く子どもたちがそこに座って、
読み聞かせを聞いてくれました。通路なので、騒音もあるし、途中で駅の場内アナウンスが
聞こえてきたりするんですが(笑)それでも子どもたちは3冊最後まで聞いてくれました。
書店の方も大盛況だったと喜んでくれて、こどもの日に皆さんに楽しんでもらえるイベントとして
お役にたてたようで、良かったです♪
 
足をとめて、聞きに来てくださった皆さま、どうもありがとうございました。
 
 
そしてイベント後は、明正堂書店さんが今年から始めた、クリップBook & Artを見学。
自由に色を塗りたくったり、ダイナミックに粘土をしたり、
子どもたちがアートと本を自由に楽しめるワクワクするような空間が広がっていました。
 
 
久しぶりに訪れた上野。
以前とは僕自身の暮らしも変わってしまったので、
そこで感じることもいろいろありましたが、自分自身を受け入れて、
自分にできることを、とにかくやり続けるしかないかなと思います。
自分のやっていることは確かにだれかに届いている。
そのことが僕に前を向く力をうながしてくれます。
あきらめてしまったら、そこで終わってしまいますからね。
 
読み聞かせや似顔絵に、足を運んでくださった皆さま、
そして、そのような場を設けてくださった皆さま、
どうもありがとうございました!