こんにちは![]()
ご訪問ありがとうございます![]()
今日は、前回も刷り込みました
消費者余剰と生産者余剰を使って応用をしたいと思います。
まず
消費者余剰 +生産者余剰 = 社会的総余剰 のことです
消費者の立場から消費税の課税は負担が大きいですよね![]()
この消費税が消費者と生産者の間で
どのように経済活動で影響を与えるのか
考えてみます
クルーグマン(経済学者)の言葉 P.150
消費者と生産者がそれぞれどれだけ負担するかという税の帰着は
誰が実際に政府に税を支払うとかとは関係なく
税の帰着は、価格変化に対して需要量と供給量がそれぞれどれくらい変化するかによって決まる
物が安くなったり、高くなったり価格が変化すると
↓
需要量や供給量が敏感に変化する 需要量や供給量が変化しない
↓ ↓
その財の需要量・供給量は弾力的であるという 非弾力的であるという
財の税の負担が消費者と生産者の間で割り振りはどうなってるの?
この問題に関する一般的なルールが存在するらしいよ![]()
それは
需要が弾力的になるほど、生産者の税負担が大きくなり、
供給が弾力的になるほど、消費者の税負担が大きくなる
社会への影響は![]()
課税がないときに比べて、財の生産と消費が少なくなるので、社会に死荷重が生じる
死 荷 重 なんとも苦しそうな名前ですね![]()
これが、生産者と消費者の両方に利益をもたらす取引のいくつかが実現しない原因である
消費者余剰と生産者余剰の概念を使って
課税の結果、生産者と消費者がどれだけ余剰を失うのか示すことが出来る
クルーグマン(経済学) より
消費者余剰と生産者余剰は税のせいで損なわれるが、政府には収入になる。
でも政府への利益では、相殺できない部分もあるらしい。
これが、死荷重である。 上記 グラフの 水色B と ピンクF の部分
なのにどうして消費税は増税するの?
それは
経済政策に一般的なルールがまたあるんですって
他の条件を一定とすれば、死荷重が最も小さい政策を選ぶ。
この原理は、税体系の設計から環境政策まであらゆることについて有益な指針となる
だが、ある政策による死荷重の大きさをどう予測できるだろうか?
この答えは・・・・
税を課される財の需要と供給がどれくらい弾力的かに依存する![]()
クルーグマンのマクロ経済学より
ん~やっぱり、経済学は奥が深いですね![]()
