写楽ブログ 映像制作/音声制作 -4ページ目

写楽ブログ 映像制作/音声制作

大阪の映像制作会社 株式会社 写楽の社長 木内の気ままなブログです。
株式会社 写楽 https://www.sha-raku.co.jp

今日はインタビュー撮影の話です。

たまたま見た番組。インタビューのシーンがデジイチで撮った、完全にFIXの寄りと引きの2カメ映像でした。

場合にもよると思うんですが、1分程度の尺でもFIXの寄りと引きの2カットを頻繁にスイッチするのは微妙ですね。個人的には「2カメ」というよりは、ドッキリとかの仕込みカメラ2台という感じに見えました。


ドラマなどの撮影を除き、いろいろな撮影で逃げとして引きの無人カメラを置いとくのは悪くないと思いますが、インタビューが固定カメラのみという構成はあんまり良い感じがしませんでした。3台あれば変わった狙いっぽい感じがするような気がしなくもないですが、FIX2台は無いですね~。

人は座っていてもけっこう動きますから、FIXでタイトなフレーミングは無理です。その番組では寄りのカメラがけっこうルーズで、ルーズの変な感じを隠すために斜め切りにしていた感じ...(水平取れてないだけ??)

引きもレンズの選択が悪いのか寄りカメと背景との遠近感が違いすぎて違和感が...


引きはFIXにしておくとしても、せめて寄りの1台のほうをカメラマンが人物フォローしていればずいぶん違っていたでしょうね。いや、微妙な人物フォローをしない寄りってのは基本的に「無い」ですよね。

もしかすると映像のカメラマンがいなかったんでしょうか? 今はデジイチで動画が撮れるようにはなりましたが、基本的に映像と写真のカメラマンは別の仕事で、(稀に両方出来る人も居ますけど)どちらかのプロが簡単に敷居を跨げるもんではありません。でも最近は写真専門の人が映像撮ってるような事も少なくないみたいですね。


はたから見ると難しいようには見えないかもしれませんが、インタビューやコメントの撮影は簡単ではありません。特に話の展開に合わせた寄り引きは、一朝一夕では身に付かない技術です。



最終的なインタビュー映像の仕上がりは、カメラマンだけでなく制作さんの現場での話の引き出し方や進め方、編集など、制作と技術の総合力が問われます。


ベテランのディレクターさんの話の聞き方の上手さ(撮りやすさ)には「このDやるな。」と感動してしまうこともあります。

制作も技術も映像のプロが本領を発揮する場面ですよね。


私も昔からインタビューとかコメント撮りは多いほうだと思いますが、大事なのは撮影前の制作さんとの打ち合わせ。演出の理解。予定尺を確認しておいて、(撮影しながら)編集で使われるだろう部分を意識して、ズームやカットのサイズの変化を頭の中で組み立てることです(もちろん限界もありますけど)。インタビュー以外でも、みんな撮る時は頭の中で仮編してますよねw
それ以外は? と聞かれたら、経験から導き出される勘というか、現場の空気を読むということでしょうか。


インタビューとかコメントの撮影は、2台以上カメラを使う場合でもほとんどはパラ撮りです。ミニ番組の現場完プロとか収録でなければ、現場でスイッチ収録することはまずありませんから、タリーもリターンもありません。
うちの場合、2カメ以上の時は制作モニター以外に映像を4分割してカメラマンに見えるようにモニター返しをして、他のカメラがどんな画を撮っているか確認します。多少機材は増えますが、即席のリターンですね。カメラマン同士、お互い何を撮ってるか、動いてるか止まってるかが分かるので撮りやすいですよ。
狭い場所だとインカムをしていても声が出せないので、制作やカメラマン同士のアイコタクトも多いですねw

また、出演者が一般の方の場合、顔を合わせてから撮影開始までの短い時間、雰囲気が和むようにお話するのも大事なことです。どんな現場でも雰囲気作りは大事ですね。
大昔から言われていることですが、出演者に聞こえないインカムなどでスタッフが内輪ネタで笑ったりすると、出演者が自分のことではないかと不安になったり不快に感じたりという事がありますからそういう点も注意です。最近、そういう基本中の基本を知らない若い人、たまにいますね。(私も若いですけどw)

それから、インタビューやドキュメンタリーの撮影では「小さいカメラのほうが取材対象者が緊張しない」と仰る方がたまにいますが、問題はカメラの大きさではないことのほうがはるかに多いと思います。


まあでも、インタビューとかコメント撮影で逃げ(非常用)の引きカメを置いとくのは否定はしません^^;  イラナイとは思いますけどw


今日はケータイのネタです。

昨春に機種変更したスマホ、私が使っていた機種では(おそらくAndr○id OSが2.xから4.xに変わってからだと思いますが)電話が発信できなかったり、着信できないという事がちょくちょくありました。

電波圏内にも関わらず、いつの間にか3Gの電波マークがグレーアウトしてしまっている事があり、発信出来ず、おかしいと思って再起動すると不在着信やセンター留守電の通知、メールがなだれ込んでくるという状態でした。

この不安定な状況、ショップにも相談に行きましたが「機種としてはそのようなトラブルは報告されていない」という説明。
個体の故障とか、何か特定のアプリとの兼ね合いなのかも知れませんが、以前のガラケーの時はこんな事は無かったので困っていました。


頻繁に再起動するようにはしていましたが、電波圏内なのにかからなくなっていて、お仕事のクライアントさんからのセンター留守録に半日以上気付けなかったという事もありました。

会社にお電話いただければ通じますが、直接私の携帯にかかってくる場合、大抵はお急ぎです。撮影中などすぐにコールバックできない事も多いですが、かけた方は留守録を入れておけば、可及的速やかにコールバックしてくれると考えるのが当然。
しかし、私のスマホには半日経っても何の通知も無し... お仕事で使っているとこれは大変な事ですよね。


こういう事が頻発してはまずいということで、メインで使っていたスマホをガラケーに戻し、予備のガラケーを廃止して4GのiPadにしました。


東日本大震災の直後、被災地で直接経験した携帯各社の使用可能状況や復旧状況、また避難所などでの対応を見聞きしていると、私の個人的な感想として、やはり携帯電話会社としてのD社への信頼は揺るぎないのですが、使っていたスマホに関しては、半年近く待ってはみたものの、OSや本体の(メーカーによる)アップデートがいつあるかも分からず、アップデートされたとしても私の環境で改善されるかも未知数だったので、ガラケーに戻すことにしました。

スマホに変更してから10ヶ月しか経っていませんでしたが、携帯電話に関して不安定要素を抱えるのが嫌だったのと、電話が通じないことによってかけてしまう迷惑や機会損失も考慮して、さっさと整理する事にしました。

私の場合ですが、ガラケーを通話とメールだけに絞り、スケジュール共有やネットブラウズなどを4GのiPadにしたことで、スマホとガラケーの2台持ちの時と月々の支払いはあまり変わらないようです。

私が使っていたスマホは、夜に充電を忘れると朝には電池切れで必ず落ちていましたが、ガラケーのバッテリーは昔ながらの長持ち。iPadの電池の持ちもご存知のとおりです。

もちろん、すべての方、すべてのスマホに当てはまる話ではないと思いますが、ガラケーに戻すというのもひとつの選択かなぁと思いました。


それから、スマホの時も使った事がなく、まだ試してもいないんですが、iPadにネット経由の通話アプリを入れて、bluetoothのイヤホンマイクをペアリングすれば、予備の電話として使えそうですね。




仕事で使う機材の設計・操作性、信頼性に関しては、周囲の同業には「手厳しいよね」と言われることが少なくないですが(笑)、私用のデジタルガジェットに関しては出たらすぐ飛びつくほうで、その際の多少の不便やバグは織り込み済みという感じ。

しかし、流石に昔ほどチャレンジングではなくなっているので、スマホは最初期を避けて、そろそろ大丈夫かなぁと思って変えたんですが、元に戻すことになりました
(ノ_-;)



こちらは昨年、有名な滋賀医大の浅井教授に撮影させていただいた人工血管置換術の映像です。

小型のHDカメラで術野を撮影しています。

HD画質なので、従来の
SD画質の固定カメラやヘッドカメラでは見えなかった質感がよく分かります。

再生を開始してから動画の上にマウスカーソルを持っていくと、色々なアイコンが表示されます。右下の歯車マークをクリックして「1080p」サイズを選択し、右端の「Full screen」アイコンをクリックしていただくと、フルHD画質の映像を全画面でご覧いただけます。


(浅井先生がアップされた動画にリンクさせていただいています)

収録設備の無い手術室でも、マルチカメラ撮影や小型HDカメラでの術野のクローズアップ。Vitalや透視、エコー映像など複数の機器の同期録画などが出来ます。

複数の大学病院様をはじめ、さまざまな病院で臨床研究や治験、学会発表用などのオペ撮影をさせていただいています。


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機材ネタ。今日は撮影用プロンプターです。

プロンプターというと大統領や首相の演説で四角のアクリル板が立っているのが有名ですね。モニターに表示した原稿をハーフミラーに反射させ、スピーチする人に原稿を見せる装置で、聴衆に語りかけているように見えて、実は原稿を読んでいるのです。

演説などで使われる「スピーチプロンプター」の場合は左右に2つの場合が多いですが、「撮影用プロンプター」はカメラのレンズの前にセットすることで、カメラ目線で原稿を読みながら撮影できます。

テレビのニューススタジオではほぼ必ず使われていて、一般的には持ち歩きの出来ないタイプがほとんどですが、弊社で運用しているのはロケでの使用を前提としたポータブルプロンプターというタイプです。


プロの出演者でも、専門的な内容や長い原稿は読みながら撮影したほうが早いですし、よどみもありません。
政治家やお医者さんなどの顔出し撮影では、原稿や資料を見ながら撮影できるのでとても効率が良いです。
PC画面をリアルタイムに投影できるので、ノートPCなどで事前に練習していただくのも簡単ですし、原稿の修正も一瞬です。


弊社所有のポータブルプロンプター

プロンプターやカメラ、照明、音声機材も含め全て弊社機材ですので、ご依頼があればすぐに対応させていただきます。弊社のスケジュールにもよりますが「レンタルのプロンプターが確保できなくて撮影日が確定できない」ということが無いのが強みです。近畿圏に限らず各地への出張撮影も多いですよ。

大阪ではFUJINONのポータブルプロンプターは弊社と機材レンタル会社の2台しか無いらしく、同業他社さんから貸してほしいという依頼も多いんですが、セッティングが少し難しいのとなかなかお高い機材なので機材だけの貸し出しはしていません。
メーカーに聞いたらこの機種の国内出荷数は全部で30台前後なんだそうです。

使用経験の少ない技術スタッフではセッティングに時間もかかり、出演者との適切な距離や高さなどを知らないので、時間がかかったり結果にも差が出ます。
「他社にレンタルのプロンプターで撮影頼んだらうまくセッティングできなくてえらい目にあったよ」とおっしゃる制作さんがけっこう多いのも事実。
プロンプターだけに限った話ではありませんが、使う側が慣れていないとダメですね。

 

 


 

 

 

 

このプロンプターの画面サイズは12インチ。「あれ小さいな」と思いますよね。しかし、このサイズには理由があります。
プロンプター無しの撮影でレンズの横や上・下に紙カンペ(原稿)を出した場合、ちょっとした目線のズレが気になることが多いですよね。原稿が小さいほど、出演者とカメラの距離が離れるほど目立たなくなりますが、それはプロンプター撮影でも同じです。

スタジオでは18インチや20インチなど、大きい画面サイズのプロンプターがよく使われていますが、2~3人のショットや複数台のカメラのスイッチのため出演者とカメラはけっこう離れています。なので見た目のサイズは近くの12インチより小さいことがほとんど。プロンプターの画面サイズで比較できないんですね。

 

弊社では、なるべく目線移動が目立たないように近づきすぎず、逆に遠くて見づらくならないように出演者さんとも確認しながら距離を調整しています。

プロンプターを持っている撮影会社は全国的にもほとんどありませんが、弊社は自社所有していますので使用経験やノウハウがとても豊富です。
撮影のご依頼、お待ちしております^^


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今日はミキサーのネタです。

先日、ある番組収録(仮設現場)にDM1000V2を持って行った際、ヘッドホンのコードがひっかかってロータリーエンコーダーのツマミが飛んで行っちゃいました。



ピョコーンと勢いよく飛んで行ってしまって、探しても見つかりませんでした(´・ω・`)


ところで、ヤマハのデジタルミキサーといえば新しく出たCLシリーズ。

残念ながら購入予定はないのですが、ショールームでさわらせてもらったところ、機能もさることながらフェーダーのタッチが素晴らしい。

私の場合、映像や出演者・演奏者などを見ながらのライブミックスでは、フェーダーを見ずに軽く指を当てたまま手を横に移動させて操作するチャンネルを把握していることがけっこうあるんですが、DM1000V2ではフェーダーノブの形状の関係で指先が痛くなることがちょくちょくありました。


(DM1000V2)

しかし、新しいCLシリーズのフェーダーノブは角が丸くなっていてとてもソフト。

フェーダーノブの上をグリッサンドするように指を当てたまま移動しても全く痛くありません。これは素晴らしい。

そこで無理をお願いしてCL5のフェーダーノブがDM1000V2で使えるかテストさせていただいたところ、ピッタリはまってタッチセンスも機能する様子。


裏返し (左:DM1000のノブ、右:CL5のノブ)


というわけで、失くしたツマミを発注するついでに、新しいCLシリーズのフェーダーノブも一緒に発注しました^^

私が購入したときの価格は
エンコーダーノブ(丸いやつ) @158円
チャンネルフェーダーノブ @355円
マスターフェーダーノブ @630円
でした。

というわけで早速交換。


(左:Before、右:After)


並べて比較すると違いがよく分かります。

DM1000V2-CLになりました(笑)


個人的にかなりおすすめですが、メーカーが推奨する使用方法ではありませんので、試される方は自己責任でお願いします。

ちなみにクローズアップ写真ばかりなのは、機材倉庫に100mmマクロのレンズしか置いていなかったためですw

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昨日、帰宅したら宮城県山元町の知人から立派な梨(10kg)が届いていました。

後で電話があり「遅くなったけどあの時のお礼です」との事。そんなお礼はいらないのに...恐縮です。



昨年の震災直後、物資を車に満載して仙台に向かいました。連絡が取れなかった仙台の両親の安否確認をして、いったん秋田県内の親戚宅へ移動。震災から1週間後、秋田で補給した食料やお菓子、医療・介護用品、カセットコンロや電池、携帯電話の充電器などを避難所になっていた東松島市内の老人ホームや山元町の知人に届けました。知人は地元の地区長で、避難所で物資を分配してくれました。

当時、ガソリンの入手が非常に難しく、宮城県南部では地元の医師でも1日10Lしか分配してもらえなかったそうです。緊急車両用のガソリンスタンドも消防・救急のみに限定されていた状況で、私たちも20分程度ですぐ引き上げたため、山元町の状況はあまり詳しく知ることは出来ませんでした。
後から聞くと、震災から1週間程の頃は食べ物や避難所の環境、避難者の健康状態が非常に厳しかったとの事です。

(国道6号線から坂元駅方向 2011年3月)


昨日の電話では、最近の様子を少し聞くことが出来たのですが、印象に残ったのは「マスコミでは明るい話ばかりだけれど、実際はそういうのはごく一部で、仮設住宅にいる人達の多くは、希望を持てずに暗い気持ちのまま」という切実な話でした。

確かに、マスコミが率先して明るい話題を伝えるのは当然ですし、それで元気が出る人もいるでしょう。
しかし、突然、全てを奪われた人の気持ちは、悲しみは癒えることはありません。
家族だけでなく、家や仕事も失って、希望が持てず生きる気力をなくしている人もいます。

メディアでは、明るい話題ばかり、何でも肯定的に伝えられていますが、実情は大変なものです。まだまだ、まだまだ復興など程遠い状況だということが伝わってきました。

私もなかなか仙台に戻る機会が少なく、大したことも出来ていないので大きなことは言えませんが、東北とは直接の縁が無いという方も、どうかこの事を忘れずにいてほしいと思いました。

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昨晩、奈良県の大台ヶ原に行ってきました。

ずいぶん前から撮りたいと思っていた星空タイムラプス(微速度)撮影のテストをしてきました。

c2

タイムラプス撮影はお仕事ではなくて"趣味"として行ってきました。

うちの会社では、フレーム蓄積で高感度撮影できるショルダータイプのHDカメラを使っています。

以前、皆既月食を撮影した際はENGカメラのフレーム蓄積モードを使用しました。


皆既中からの映像です。とても暗いため一般的なビデオカメラではここまで写りません。

しかし、星空はこれよりはるかに暗い条件です。フレーム蓄積を最大(64フレーム)にして、さらに画素加算モードを使ったりゲインを上げても、ビデオカメラで撮影するのはまず困難です。

そこで、今回はビデオカメラではなく、2台のデジタル一眼を三脚に据えて長時間露光で連写するという撮影方法。

カメラ1はISO 3200、17mm F2.8 で30秒。
カメラ2はISO 3200、10mm F3.5 で30秒。

これをつなげると、星空のタイムラプス(微速度撮影)映像になるわけです。


さて、大台ケ原での星空撮影は、ずいぶん長い期間、スケジュールと天気予報(水蒸気量予報)とのにらめっこでした。

奈良県と三重県にまたがる大台ケ原は、海からの湿った風が一気に上昇して雲ができる場所で、年間雨量5,000mmという世界有数の多雨地帯。とにかく雨の多い山なんですね。

昨晩のように新月と快晴が重なるというのは、おそらく年に一度あるかないかというような条件です。
次の日は昼前から大阪市内で打合せと現場下見が入っていて、出発も急ぎの編集で遅くなりましたが、またとないチャンス。なんとか行ってきました。
大台ケ原の駐車場に到着したのは午前0時過ぎでした。


今回撮影した場所は大台ケ原の駐車場から1時間弱歩いた稜線上で、標高はおよそ1650m。
以前、昼間に行っていくつか候補を考えていて、実際に何ヶ所かでテスト撮影して決めました。大台ケ原は道が整備されていて、日出ヶ岳のあたりは登山というより散策道という感じです。

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(5月撮影)

寒さ対策はして行きましたが、稜線上の立ち枯れの木や木道は結露して凍っていました。駐車場のあたりはほぼ風もなく気温も10度くらいはあったと思いますが、稜線上では携帯用の温度計で2℃前後の表示。風が強いので体感は-5℃くらいだったと思います。
ゴアのアウターと二重の手袋、フリースのキャップ、ホッカイロも2つ持っていましたが、
ヘタに動くと光が被ったりするので2時間くらいずっーと座っていたら全身が冷えてシバリング。こりゃいかんということで、カメラはそのままに少し歩いたりして体温を上げました。
風の強い稜線上で撮ることになるなら真冬用のダウン入りのズボンにしたら良かったですね(*_*)

駐車場には天体望遠鏡を設置して天体観測をしていた方たちがいましたが、山中ではさすがに誰にも会いませんでした。
漆黒の闇の中から、時々、鹿の鳴き声が聞こえてはドキッとしていましたが、だんだん慣れて気にならなくなりました。

ちなみに歩いているときは熊よけの鈴、撮影中はラジオを鳴らしていました。ヘッデン(ヘッドランプ)は頭に1つ、ポケットに予備2つを入れていました。LEDは電池切れでいきなり消えたりするので、予備は手探りで即座に出せるようにしておかないとです。

さて、前置きが長くなりましたが、およそ3時間で撮れたのは...



カメラ2台、3時間の撮影で、冒頭の部分だけです。大変ですね...

海外の星空タイムラプスの作例では数分の作品の撮影にまるまる1週間くらいかけているようなので、とにかく待ちの長い撮影です。

立ち枯れの木が見えているカットがありますが、ノーライトだと真っ黒になってしまうので、かすかにライトの光が当たるように調整して撮影しました。
たぶん、月が出ていればノーライトで地上が見えるんですね。ただ、光量のバランスが調整できないとどうなるか。これもテスト撮影してみないと分からないですね。

それから、いつも低温時の屋外撮影ではレンズの結露防止にカイロを使うんですが、今回は延命こそ出来たものの最後のほうはレンズの前玉が結露してしまいました。

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晴れてはいたものの湿度はかなり高くて、他の山と同じ対策では通用しませんでした。

温度差ではなくて周辺の全てのものが結露、結氷してしまうような状況でどうやってレンズを保護するか。なかなか難しいですね。

世界有数の多雨地帯と言われる大台ケ原ですが、関西で最も光害が少ない、天体観測に適した場所のひとつでもあります。今回は明るいときに見ていないので分かりませんが、今は紅葉して綺麗なはずです。

自宅から大台ケ原まではおよそ100km。ほとんど一般道なのでけっこう遠いです。今回、帰りは夜が明ける前に大台ケ原を出て、健康ランドでお風呂に入って、昼前からの大阪市内での打合せと現地下見には直接行きました。ちゃんと着替えて、約束の1時間前に現着しましたよ^^

大台ケ原に通じる唯一の道である大台ケ原ドライブウェイは、毎年11月下旬から4月下旬まで冬季閉鎖になります。 紅葉の美しいうち、晴れの日で行ける日があればまた行きたいですねー。次はちゃんと冬の防寒装備で行きます。


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2012年6月6日。金星の太陽面通過(日面通過)がありました。

日本国内で観測できたのは、前回が8年前、その前は130年前だそうです。
今回を逃すと次回は105年後の2117年12月11日。
これは見とかなきゃいけませんね。

というわけで、前回の金環日食の時と同じく、太陽撮影用のNDフィルターをENGの望遠レンズに付けて撮影しました。


1920x1080を縮小
(クリックして写真ページを開き、拡大表示を押していただくと960x540でご覧いただけます)




640x480にクロップ
(ブログでの表示は400x300のサイズです)




先月の金環日食では、高度が低く光が弱かったのと、金環の前後で薄雲がかかり、(太陽撮影用のNDフィルターを付けていると)光量不足で絞りを開放近くまで開けたり、時々ゲインを上げて位置を確認するなど、条件が刻々と変わる撮影でした。

今回の金星の太陽面通過は太陽の高度も高く、雲もほとんどかかっていなかったので、撮影しやすい条件でした。

撮影に使ったF10(2000Lux/89.9%反射、シャッター1/60sec.)感度のHDカメラでは、ND100000を装着した状態でカメラ内蔵FILTERが1、絞りはF13前後でした。
通常ならばFILTER2でND1/4を入れて絞りを開けるところですが、大気の揺らぎが大きく、金環日食の際よりも像のユラユラが気になったので、FILTER1のままシャッター速度を上げて撮影しました(その際の絞りはF6.7~F8程度)。

金星の太陽面通過は6時間半続いたそうですが、今回は時間がとれなかったので、カメラを出してから撤収まで15分でした^_^;

皆さんお住まいの地域からはご覧になれましたか?

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2012年5月21日、今朝の金環日食、皆さんご覧になられましたか?

1ヶ月前から天気図や天気予報をチェックしていましたが、天気はギリギリまでどうなるか分かりませんでしたね。

今日は何年も前からスケジュール管理ソフトに他の予定を入れないようにメモしていたんですが^_^; 昨日は別件の撮影が入っていたので、晴れそうな場所への前乗りはできませんでした。
今朝は午前3時頃からレーダー画像や雲の予想を見て、ギリギリまで名古屋か姫路方面、奈良や三重方面への移動も検討していました。

そして、直前の3時間予報を見ると、大阪を中心に半径100kmくらいでは大阪平野が最も晴れそうな予報!
「こりゃヘタに移動しないほうが良さそうだ」ということで、移動せず待ってみることにしました。

でも、日食の時間になっても太陽は雲に隠れたまま。 「やっちまったか...」と思いはじめた時、サーッと雲がなくなりました。やった(^_^)v


映像からキャプチャした静止画です。
(太陽撮影用フィルター使用。1920X1080 29.97Pから縮小)


06:59:48 
私が撮影した場所ではこのあたりから見えるようになりました。



07:20:59
あたりが暗くなった感じがします。雲も増えてきました。



07:27:49
太陽からの熱が少なくなるせいなのか、大気の揺らぎが少なくなりました。



07:29:48
撮影場所(大阪府八尾市)での最大食(0.946)です。



雲が厳しくなってきました。




07:31:24
金環終了(07:31:22)。切れ目の部分に小さな輝きが見えます。

気温が下がって雲が増えるのを心配していましたが、なんとかもちこたえました。


07:32:32


 
一緒に見ていた息子には、仙台の両親が送ってくれた観察用フィルターを。私と妻はやっすいやつ。撮影する場合でも、ちょくちょく確認するために観察用フィルターは必要でした。



08:19:21
ゆっくりと元に戻っていきます。大気の揺らぎが大きくなってきます。


08:53:22
日食の終わる60秒前。左下にかすかに月が掛かっています。
雲がだいぶ出てきました。


周辺の様子を撮影するために出していた他のENGカメラの映像から。
太陽を撮影している写真のHDカメラには、太陽撮影用のフィルターを装着しています。
太陽撮影用のフィルターを付けていない普通のカメラでは、明るすぎて曇りの太陽すら直接は撮れません。

昔は黒い下敷きやフィルムの端、煤をつけたガラスで...と言われていましたが、赤外領域(熱)の遮断が不十分(見た目の明るさだけでは分からない)だと、人間の眼にもカメラにも問題が起こる可能性があります。

太陽の観察や撮影には、観察用フィルターや太陽撮影用の専用フィルターを使いましょう...って、次はいつでしたっけ??
ちょっと時間ができたら映像版も公開したいと思います。

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5/5はいつもより14%大きく見えるというスーパームーンでした。


5/6の午前4時前、自宅近くの山の中腹から月の入りで地上の建物をひっかけて撮ろうと待機していましたが...


ありゃりゃ




数分後には雲の中へと消えてしまいました。残念^_^;



ごく短時間しか撮影できませんでしたが、以前同じレンズで撮影した映像と比較すると、やっぱり大きかったようです。おおー(・o・)


(1920x1080の映像を同率で縮小)

今月21日は金環日食。晴れるといいですね(^^)

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