またかという感じですが、昨日(2月26日)の発表では新たな中国人のジカ熱患者さんが見つかりました。

 

浙江省温州市の42歳女性です。南アメリカのスリナムで感染したそうで、現在温州市第六人民医院に入院し、安定した病状のようです。

 

 

もう、これからどんどん出てきますね。

 

中国の人たちって相当数、中南米とかいろいろな所に行ってますね。

 

さて、落ち着いて考えると、

 

①ジカ熱は感染しても8割くらいは無症状→発見されていないだけでもっと感染者はいるでしょう

②ジカ熱は特定の治療法がなく、自然治癒も多い→患者が増えても、自分が感染しても、あまり心配なし。しかもまだ蚊が少ない

③妊婦がジカウイルスに感染して新生児の小頭症が増えるか?→中南米以外では、いまは発生がほぼない。風疹による先天性風疹症候群の方が現実的には数が多いので、むしろこっちの方を注意すべき(これは妊婦の風疹ウイルス感染で起き、眼や耳、心臓に障害が出るのです。妊婦さん注意を!)

 

ということで、いまは特段の心配はないようです。とりあえず虫(蚊)よけを入手しておくくらいかな。

 

図は2月1日現在、ジカ熱の流行国を示す(散発の輸入感染は含めないので、日本、中国などは含まれない)。Lancetから引用

 

情報があればまた載せたいと思います。

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