662 医療過誤裁判⑧ 『区切り』☆ | 旦那がガンになりました〜家族の闘病日記〜

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2018年11月病気1つした事がない夫が大腸がんになりました。家族としてどう見守っていけるか、又同じ病気で闘っている方と繋がりを持てればと思いはじめました。
よろしくお願いします

沢山のイイネメッセージありがとうございます😊とても励みになって頑張る張り合いになっていますニコニコ爆笑ニコ

🍀アメンバーは現在募集しておりません🍀


こんにちは爆笑Nanaです🐰




先月、法律事務所に出向きましたひまわり


本当はアメンバーにした方が良いかな?とも思いましたが、裁判も終盤になって来たのと、少しでも誰かの何かの役に立てればと今回は公開ブログで✍️


なので、資料や画像は載せませんし抽象的な書き方になると思います注意



2022年3月🌤


少し前置きをすると‥‥‥


数日前に弁護士先生から連絡が来て


「裁判官から和解金の額を言われました。

これは、双方の流れ(話し)を踏まえた上で裁判官が決めた金額になります。

提示された金額は○○万円です。
※金額の桁や詳細は記しません🙇‍♀️

この金額で良いかどうかを話し合いたいので事務所の方に出向いて頂けませんか?」


という内容。


提示された金額は、私達が提示した額のほぼ半分。


裁判前に相手病院から示談金の提示された額よりは少し多い程度‥‥‥。


もう‥ 裁判を始めて2年以上、医療過誤問題が出始めてからは3年の月日が経とうとしていました‥‥‥


弁護士費用やカルテなどの必要書類にかかった費用と交通費などの雑費を含めると軽く3桁に手が届く失費。


そして、二ヶ月に一度程度 法律事務所から送られて来る準備書類(相手病院の意見書)を読んでの毎回の失望感と怒り。


これ迄の流れを考えれば絶対に納得がいく金額では有りませんでしたネガティブ笑い泣き


‥‥‥     🐈  ‥‥‥


数日に渡り旦那と話し合い妥協線を決めた金額✖️✖️万円。


とりあえず、この金額で相談することにして、話し合いの席に着きました。


この日の話し合いは前回の様な法定の場では無いので私達夫婦と担当弁護士だけの話し合い。


裁判官は出席しません。


代表弁護士から


「ほぼ、お互いの意見書類は出尽くした感じです。

それを裁判官が総合的に判断して出した金額だと思ってください。

ここから金額が上がることは難しい。

もし〇〇さん(私達)がその金額で不服であれば、〇〇さん側の主張として受け取られることになり、示談での合意は難しくなり判決まで更に延長することになります。

判決でもっと低い金額になる場合も想定されます。

私個人的な意見ですが、ここ迄の金額を提示されることも珍しい。

医療過誤裁判は認められないことが多いですから。

(裁判官が)ここ迄の金額を提示してくれたのは善戦だったと思います。



と言われました。



もう、、それで納得するしかないのか‥‥悲しい



そんな感情になりました。


横にいる旦那も話の最中に何度か頷いていたので私の感情と同じなのかな‥と思いました‥‥


ダメなのはわかったけれど、最後の足掻きで



「先生のおっしゃっていることはわかりました。

私達側では弁護士費用を除いて提示された〇〇万円になれば良いなぁという気持ちでおりました。

そうであれば、少し気持ちの中でスッキリするものもあったかと。。」



と言いました。



平たく言うと提示された金額から弁護士費用を差し引くと、実際に受け取れる額がとても細かい金額になってしまうので、「弁護士費用を加味された総額を希望したい」と申し出ました。


すると、



「お気持ちはわかります。

でも、現実問題、、難しいかと‥‥。」



と小声で答える先生。



「最後に提出した会社からの勤務体制の書類と、こちら側の陳述書などの効果はあったのでしょうか?
少しは反映されての金額提示だったのでしょうか?」


と旦那が質問すると


「実際はもう少し少ない金額になると思われましたから、裁判官がここ迄の額を言ってきたのは勤務体制の書類と、普段の生活での支障を書いた陳述書の効果はあったと思います。」


と答えました。


なんとなく納得するしかない空気になり、旦那から


「先生方がそうおっしゃるのならば仕方ないのかなと、、納得するしかないのかなと‥‥」


と言って私の顔を見たので、私も


「私も同じ気持ちです。。

でも、、相手側(病院側)はこの金額で納得いかない場合もあるのでしょうか?‥‥」


と聞くと、


「もしかすると受け入れないかもしれません。

でも、今回は裁判官が決めた金額なので向こうが難色を表せば逆に裁判官の心象を悪くする結果になるので、こちら側に勝算が。」


と言われました。



きっと最終局面なのかもなぁ‥‥ 真顔



と感じました。



今迄の代表弁護士先生は『理詰めで証拠が全て!』という感じで近寄りがたいイメージだったのですが、ここ2回くらいの話し合いで少し柔和な所も見せてくれた気がします。


今回も最後の方で



「とても悔しい気持ちはわかる。

納得できない気持ちもわかる。

でもこの長い期間の間、相手側の準備書類や、やり方をみて心が折れたことも随分あったと思う。

これを不服として裁判を判決まで続けていくよりも、そして金額よりも、

そろそろ ここまで戦って来たという『区切り』として受け取っても良いのではないかな?」


と言ってくださいました。



そして、余計なことは一切話さない先生が続けて



「被告側はとにかく酷い‥‥‥。

全て自分の都合がよい様にひっくり返してくる。

めちゃくちゃで話にならない‥‥‥

これは想像だけれど、相手の弁護士が‥ ではなく医者の意見の様な気がする。

それでも陳述書でのあなた方の「これだけ不自由を強いられている」という思いが裁判官に届いたのかも知れないね。

今回は明らかな医療ミスの何ものでもないのにな。


医療過誤裁判はそれだけ難しい。


と言われました。



ここ迄戦って来て、無念さ、悔しさ、怒り、憤り、色々な感情はこれからも消えることは無いと思います。


医療過誤裁判を起こしたことが良かったのか悪かったのかも正直疑問です‥‥‥。



こんな結果になるのならやらなきゃ良かったのか‥‥‥


そんな気さえします。



でも、私達はもう舵を切ってしまったので最後までは頑張るつもりです。



これから、医療過誤裁判を考えている方がいるのであれば、確実な実証、証拠、、、



これらが揃っていないと難しい気がします。



相手はカルテを握っている病院。



私達の入院の経緯も重要なところはカルテに記載されていなかった事がありました‥‥‥



ここ迄、お金も掛かったし気持ちもかなり削れました。



きっと、もうすぐこの裁判も終わりを迎える気がします。




これからは



『戦い』ではなく『区切り』


として受け止めていこうと思いました。



‥‥‥    🐈   ‥‥‥



又、進展がありましたら報告していきますねニコニコ



いつも応援、励まし、ありがとうございます爆笑



本当に支えて頂いていますニコニコ



そして今日も最後までお読み頂きありがとうございました😊



猫達も元気にしておりましたニコニコ










つづく‥‥  🐈