旦那がガンになりました154入院97日 旅行で知り合った素敵なご夫婦 | 旦那がガンになりました〜家族の闘病日記〜

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2018年11月病気1つした事がない夫が大腸がんになりました。家族としてどう見守っていけるか、又同じ病気で闘っている方と繋がりを持てればと思いはじめました。
よろしくお願いします

沢山のイイネメッセージありがとうございます😊
とても励みになって頑張る張り合いになっていますニコニコ爆笑ニコ
アメンバー申請は少しの間お休み致しますチューリップ



こんにちは爆笑Nanaです🐰



前回の続き〜


2019年5月31日🌤

入院 97日目🛏


5月29日火曜日


今日1日は久々旦那からお休みを貰い

家でのんびりしていました。


午前中はひたすら溜まっていた
自分のブログを書き


午後からは引き続きセカンドオピニオンの病院探しをしていました。


インターネットでひたすら探してもイマイチどこが良いのか分からず

整形外科学会にメールを出してもありきたりな返事が来てダメで‥‥

本を買って名医を調べましたがガンの名医ばかりで整形外科はほとんど出てきませんでした‥


東京の病院を探すには地元の知っている人の情報が一番なのかなぁ?

と思い、旅行で知り合った方の事が頭をよぎりました。

その方々は数年前にフランス旅行に行った時に一緒になった方です。


話は少しかなり脱線します🙇‍♀️💦

昨日の続きブログじゃないので
読みたくない方はスルーして下さい⚠️


旅行に行った時の話‥‥✈️


それは旦那の長年の勤続に会社から旅行券と長いお休みを貰って行った旅行でした。


私達にとっては贅沢旅行で
会社から旅行券が出たのでいつもの旅行より奮発して結構高めのツアーパックでした。


空港で集合した時
周りは殆ど65〜70歳代のご夫婦でした。
(その時私達は40代前半で、それより若い人は誰もいませんでした)

服装も皆んな普段着よりもっとラフな感じで
肩にかけているショルダーバッグやポーチも
ちょっと年季が入っているようなもので‥

女の人は殆ど化粧もしていない感じでした‥


えっ?!? こんな年配の人達と一緒に旅行って嫌なんですけど‥えー


正直その時はそう思いました。


そして参加者の中に脚の不自由な方がいました。

70歳くらいの男の方で杖をついていました。

正直‥   

「足手まといにならなければ良いな」キョロキョロ

と思ってしまいました‥‥


飛行機に乗り無事フランスへ着いて
そのメンバーとの旅が始まりました。

乗り物に乗る時や食事を食べる時
だいたい2家族一緒の行動で

ツアー中 私達夫婦はよくその脚の不自由な方ご夫婦と同席になり1番仲良くなりました。


お2人はご主人の仕事の関係で海外で暮らした事もあったようで英語も堪能でした。


‥‥‥ 走る人 ‥‥‥


旅の最中も色々な事を教えて貰いました。

例えば‥

服装はとにかく軽くて動きやすく
ポケットが沢山付いているもの。

生地に防水機能が付いていたりすると尚更良い!

その中でもゴルフウェアーや山岳の時着るようなものはとても便利。

そのインナーの上にナイロンのパーカーを羽織れば防寒対策にもなる!

靴もマラソン靴の様な
長時間履いても疲れないもの👟

それから水分補給や薬を飲む時用に小さい携帯できる水筒も持ち歩いた方が良いょと‥


旅行だと思って華美な服装をしていると
ヨーロッパとかは特にスリに遭いやすいから
ワザと質素な格好をして
大事な物はバックじゃなく身につけた方が安全だとも教えてくれました。



だから一緒のツアーの人達は皆んな旅慣れていて
殆どの人がその格好をしていなんだな‥‥ニコ

それもドレスコードがある日(正装をしなければない日)はビシッと皆んな素敵なドレスに変身していたし‥✨💍



毎日変わる観光先に行く時も このご夫妻は
ガイドブックをハサミで切って✂️
その日行くところの分だけの5ページを
ホチキスで留めて持って歩いていました。


‥‥‥ 🚉 ‥‥‥


何日目かの観光が地下鉄移動の時
脚の悪いご主人が改札口で激しく転び
動けなくなりました。

周りの人は手を貸そうとしましたが
奥様は一切手を貸さず‥

ご主人も手を出した他の人の助けを借りずに
1人で時間を掛けて立ち上がりました。


それを見てちょっと奥様が冷たいなぁと思いました‥‥


‥‥‥ 🌠 ‥‥‥


その日の夜にご夫妻と隣のお部屋になったので

色々な事を教えて頂いた御礼に私が使っていた
サッパリする薬用石鹸を分けてあげようと思い
お部屋をノックすると
中からご主人が出てきました。

慌てて出てきた様で
手に洗濯洗剤の泡を付けていました。

「どうしたのですか?」

と聞いたら自分の下着などの洗濯をしていたと答えました。


‥‥‥ ☀️ ‥‥‥


次の日

モンサンミッシェル巡礼地へ向かう馬車の中で昨日のご主人と一緒になり昨日のお礼を言われたので何気無く


「昨日はお洗濯されていて‥
うちの旦那は物ぐさなのでしないんです。」


と話したら


「うちは全て自分の事は自分でする事にしているんですよ!
いつどんな時に1人になるか(1人残されるか)わからないから
その時にきちんと自立していないとと思って‥‥

息子2人いるけれど彼らには彼らの人生があるし、頼るつもりはないんです。

だから普段も旅行の時も自分の事は自分でする習慣を身につけてる!‥っていうか、身につけさせられているんです。」


と笑って話されました。

なんだか心の底からジーンと来てしまい

旅行を通して心から尊敬してしまいましたお願い


更に


「旅行はね、若い時は出来るだけ遠くから攻めていったほうが良いょ。
体力のあるうちにね。私達はもうほぼほぼ行きたいとこに行ったからこれが海外最後になるかなぁ‥‥
今は大きな白い模造紙に日本地図を書いて
訪れた所を塗り潰しているんだょ。」


と言いました。

本当に素敵なご夫婦‥ニコニコ


‥‥‥ ✈️ ‥‥‥


帰国した時に連絡先を聞いて後にお礼状を書きました。

その後は毎年 年賀状のやり取りをしていました。


旅行から帰ってネットでこっそりお名前を検索したら、ご夫妻共に名の知れた有名病院の薬剤の仕事をされていて、本なども出されていた方でした。


‥‥‥ 🐈 ‥‥‥


私がセカオピで、探していた病院の候補に
その方達がお勤めしていた病院もあったので

今日の夕方に思い切って年賀状に書かれた
連絡先にお電話を入れてみました📞


ご主人が出て、私が名乗ると

「ああ、勿論覚えていますよ。
お変わりないですか?」

と言ってくださったので
旦那の病気の事と東京の病院を探している旨を一気に話しました。


すると

「大変な思いをされていたんですね‥‥
力になってあげたいけれど、もう随分前に引退して田舎に引きこもっている生活で‥
当時一緒に働いていた人達ももう殆ど病院には残っていないから、
申し訳ないけれど何もして差し上げられない‥‥」


と言われて電話を切りました。


当然といえば当然の話なのですが

一抹の寂しさもありました‥‥


又仕切り直しだなぁ‥‥ニコ


そう思うと同時に

旦那と行ったフランス旅行の思い出で

胸が熱くなりました。




つづく‥‥✈️


追伸 爆笑
自己満足の何ものでもないのですが、
自分の為に記録を残したいので次回はその時の旅行記を書かせて下さい。