「あの人は変わっている」
と誰かが会話しているのを小耳にはさんだ。
「変わっているって? 何が?」
「服装が…」
「どんな風に?」
「普通じゃない…」
「普通じゃないって?」
「どう考えてもおかしいと思うから…」
「?」
この会話を聞きながら、ふと昔の自分を思い出した。
私はかつて銀行員だった頃、同期入社のみんなから、
「おまえは変わっているなぁ~」
と、よく言われたものだった。
確かに…
銀行員というものは、お金を扱う仕事柄、
物質至上主義的な考え方に凝り固まっている。
そんな中、
私のように、目に見えない世界にあこがれて、
「将来プロの占い師になる」って言ったら、
みんなにバカにされたものだった。
そう…
変わっているのは、私なのだ。
そんな変わっている私から見た世間の人は、
みんな変わっているように見えるのは、
ある意味当然なのかもしれないが…
限りある人生の中で、
どうしてこうも多くの人が、自分の夢を追い求めないんだろう?
ただ何となく生きていて、面白いんだろうか?
私には、
それが変わった人のように思えて仕方がない。
夢を追い求めて生きていると、
こんなにも、人生が楽しめるのに…(^O^)/