連休中に観たエンタメ(前半) | デイリーわーわー増刊号

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『大脱出』(DMM TV)

最近CMが流れてるクロちゃんが埋められてるやつのシーズン1。

クロちゃん以外にも3組がそれぞれ違ったルールが定められた部屋から脱出する。

つるはしとスコップでショーシャンクした部屋の最適解というか運営が想定していた

脱出方法は何だったんだろう?と思ったりもしたけど、DAY2の展開でいろいろ察した。

ドキュメンタリーの部分とフィクションの部分の混ざり具合を楽しむバラエティなのだろう。

DAY1は文句なく面白かっただけにその後のザ・バラエティな作りはちょっと残念。

 

 

『大脱出2』(DMM TV)

で、その第二弾。

前作の賛否の否の声をかなり参考にしたのか、後半の謎解き要素がしっかりしていて良い。

「そうはならんだろ」という、演者が少し"やりに行ってる"部分はあるものの、

最終的な着地点も含めてピースが綺麗にはまるように構成されてて良いと思う。

ただ、う◯このくだりとか、藤井Pと芸人の良くないノリが人にちょっとオススメしにくい。

個人的に一番笑ったのはシンプルに滑って転ぶクロちゃんだった。

 

 

『インシデンツ』(DMM TV)

「地上波で放送できないコント番組」という触れ込み。

『独裁国家の言論統制』から『人々の生活に笑いは必要なのか』的なテーマに発展する。

コント番組といえば『ごっつええ感じ』で育った世代なのでそういうものを期待していたが

この作品におけるコントはあくまでも劇中劇という立ち位置で、どちらかと言えばドラマ。

風刺的な色合いが強くて賢い人向けって感じであまりノれない部分も多々。

 

 

『インシデンツ シーズン2』(DMM TV)

今回は反社・宗教・テレビにおけるコンプラなどを風刺した感じで、

メインの軸としてはそれぞれの思惑がありながら進む寄せ集めチームの銀行強盗モノ。

わかるよ、狙ってやってるんだから「まんまと」なのはわかるけど、

最初のさらば森田のキャラが嫌い過ぎて全然ノッていけなかった。

そもそも個人的に主要キャストのさらば・みなみかわ・ヒコロヒーの事が

凄く好きってこともないし全面的に嫌いってわけでもないけどちょっと嫌いな部分もある

という距離感だからあまりキャラに愛着が持てないというのもある。前作から。

でも『大脱出』も『インシデンツ』も珍しくキャストの吉本色・旧ジャニーズ色が薄いので

非常に新鮮な気持ちで見られたという部分は個人的にとても良かった。

 

 

映画『ドラゴンボール超 スーパーヒーロー』

今回はピッコロと悟飯がメインという少しサイドストーリー的な色合いの作品。

昔(Z)からドラゴンボールの映画は原作・アニメのシナリオとリンクしていて、

「悟飯がさらわれて悟空とピッコロがタッグを組む」というのはラディッツとガーリックJr.。

「サイヤ人一味が襲来してZ戦士との総力戦」はベジータ・ナッパとターレス。

「ピッコロ以外のナメック星人と超サイヤ人の概念」はナメック星編とスラッグ。

フリーザ(メカフリーザ)とクウラ(メタルクウラ)、ギニュー特戦隊とクウラ機甲戦隊。

「3体の人造人間の融合」はセル完全体と人造人間13号。

「悟空から悟飯へのバトンタッチ、怒りで覚醒」はセルとボージャック。

「悟空とベジータの合体」はベジットとゴジータ。

「魔人、蘇らせる者、止める者」はブウとヒルデガーン、バビディとホイ、界王神とタピオン。

と、このように、基本的な展開が踏襲されているので安心感がある。

 

今作冒頭でパンを鍛えるピッコロ、これはサイヤ人編で悟飯を鍛えるところと同じ。

同じだけど時を経て明らかに優しくなっているピッコロとパンの関係性が微笑ましい。

さらわれたパンを助けに悟飯とピッコロが乗り込むのは上述のラディッツ・ガーリックJr.。

科学の力でより強大でグロテスクに生まれ変わったセルマックスはバイオブロリー。

終始悟空やベジータが加勢に来ずに、悟飯、悟天、トランクス、18号らで戦うのもそれ。

味方が力尽きる姿を見て悟飯がプッツン覚醒するのは言わずもがなセル編。

(余談だけどオレンジピッコロもぬいぐるみを踏まれたりしてプッツン覚醒してほしかった)

早速調子に乗るのも相変わらずだけど、さすがに油断して自爆させないのは成長か。

セル編最後でとどめを刺すのはお父さんのかめはめ波だけど、

今回最後に使った技が魔貫光殺砲だというのは非常に胸熱なポイントでもあった。

「腕で動けなくしてもう一人が魔貫光殺砲で貫く」というのもラディッツ戦と言えばそうかも。

という事で悟空・ベジータの活躍はほぼ無いんだけどそれこそがこの作品最大の評価点。

個人的にビルスやその周囲のキャラが出てくると物語が弛緩するというか遅延するというか

今回はとにかくピッコロ・悟飯の活躍、あとやっぱり良いところを持っていくクリリンを

堪能できたのが非常によかった。お約束の「何で俺だけー!?」も期待したけど。