デイリーわーわー増刊号

デイリーわーわー増刊号

Twitterで書ききれないひとりごとを残す場。

1月下旬から先週くらいまで体調不良でした。

強めの咳と痰、そしてそこから派生したと思われる軽めの喘息。

私は設定上18歳なので多少の不調ならそのうち治るわいってなもんですが、

我が家には導火線に引火するとヤバい爆弾があります。通称ピチピチギャル(97)です。

 

 

おそらく私がうつしたであろう風邪の症状が出始めました。

ゴボゴボという痰の絡んだ湿った咳、食欲不振から来る体力の低下。

市販の去痰薬や咳止めを服用するもあまり改善の様子もなく。

咳が出て体力が落ち、それに伴って食欲も落ち、食べてないので体力も落ちる悪循環。

inゼリー的なものやドラッグストアに売ってる栄養補助飲料以外はほとんど口に出来ず。

高齢者が風邪や誤嚥から肺炎を発症するのはよく聞く話で、もうあまり猶予はなく感じました。

嫌がるギャルを説得して救急車を呼んで数時間後、無事2週間の外泊が決定しました。

無事じゃねーだろと思われるかもしれませんが、このまま家にいるよりはるかに無事です。

それに3年半前は胆嚢炎で即入院となりましたが、その時と比べたら圧倒的に無事です。

肺炎の可能性はあるとの事ですが、戦争を生き抜いた不屈のギャルはきっとすぐ回復します。

 

 

ひとつ良かったのが、前回がコロナ禍ど真ん中で面会不可だったのに対して、

今回は平日の昼に30分だけなら面会出来るという点。

ただ、間の悪い事に世間の3連休のせいで次の平日の昼は火曜日になるわけで、

そういった感じのモヤモヤはありますが、繰り返しになりますが家にいるよりは安心です。

いつもより眺めのいい左…いや右に少し戸惑ってますが、来月には元に戻っているでしょう。

年始はこういう大味なソリッドシチュエーションスリラーが観たいという事で

かなり前からアマプラのウォッチリストに入れてたこの作品を鑑賞しました。

 

 

フリークライミング中に夫を亡くしたベッキーは1年近くもそのショックで塞ぎ込んでいる。

彼女の親友で危険行為でお金を稼ぐ系インフルエンサーであるハンターは

近い内に解体が予定されている高さ600メートルの廃テレビ塔に一緒に登ろうと誘ってくる。

過去のトラウマを払拭するために必要な事だと説得されて2人はテレビ塔へ向かう。

 

 

道中で現れるハゲワシ、登る途中で破損するサビサビのハシゴ、緩まるビスなど

わかりやすいフラグがてんこ盛りで、事前情報が何も無くてもこの後に何が起こるか一目瞭然。

親友のハンターは「あなたなら出来る!」「やらなきゃ意味ないよ!」とポジティブな言葉で

ベッキーを後押ししているようにも見えるし後ろから押し出そうとしているようにも見える。

ハンターはそういった言動があり、ベッキーは父への良くない態度などがあったので

正直言ってどちらにも感情移入出来ないまま序盤は進んでいく。

 

 

アクシデントが起こってからは「そんな事してたら落としちゃうよ!(←落とさない)」

「ほらほら!落下しちゃう!(←落下しない)」というフラグスルーの肩透かしが続くものの

それじゃ緊迫感がないのかと言うとそんな事はなく、こちらも手足に汗をかいてしまう。

 

 

この手の作品にしては珍しく登場人物が不合理で愚かな選択をほとんどしない。

「その状況でそのスキルのある人物ならそういう行動を取るのもわからなくはないか」

という納得感はあるし、それでもご都合主義過ぎない?という部分は後でフォローが入る。

まぁ、あの明るさのライトにしてはショボ過ぎない?とかいろいろあるっちゃあるけど。

 

 

この状況をどうやって脱するかというスリラー以外に2人の関係性の変化や成長があり、

それが大事な部分であると同時に緊迫感が薄れてしまう部分でもあるので

そこで少しだけ状況が弛緩してしまう感じがして個人的には残念だった。

 

 

終盤に明かされるあるギミックに関しては『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』を

少しだけ思い出した。(あんなに作品全体の見え方が変わるものではないけど)

 

 

作中では2~3箇所グロテスクな表現はあるものの、

そこで観客を惹きつけようという作品ではなく、意外にウェルメイドな成長譚だった気もする。

この物語と登場人物たちが一体どういう"着地"を見せるのか是非見届けていただきたい。

うまいこと言った。

あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。

2026年、最初の深夜はやはりアクション映画を観たい。

ということで、ウワサのアクション大作を鑑賞しました。

 

 

かつて香港に存在した魔窟・九龍城砦を舞台に、男たちが暴れに暴れる任侠映画(?)。

映画ナタリーとかああいうサイトにある紹介記事ではシブいおじさんがよく載ってたので

このおじさんが主人公で無双するんだと思ってたらちょっと違う感じでした。

シブオジ

 

 

この映画の個人的なポイント、燃えポイントは『あの時のアレ』です。

映画冒頭に出てくる"殺人王"の戦闘スタイルと終盤でのあの人物の戦闘スタイルとか、

あの時生まれた友情攻撃が終盤の展開でも出てきたりとか、あの時の場所で再戦したりとか。

『伏線回収』というと正確ではなくて、『フリが効いている』という感じ。

 

 

とにかくアクションが凄い作品だと聞いていましたが最初のアクションパートが終わると

意外に長い日常パートが続くのですが、この日常パートこそ愛おしいというか尊いというか。

安藤政信系バイク乗り兄ちゃん、マスクド医者兄ちゃん、菅田将暉系ヤンチャ兄ちゃんなど

飲みやすい日本酒のように体にスイスイ入ってきます。何がって、良さが。

 

 

本作のアクション監督は谷垣健治さんということで、谷垣さんが携わった作品で

一般的に有名なのはやはり『るろうに剣心』シリーズでしょうか。

それを意識して見るとラストバトルは剣心・斉藤・蒼紫・左之助vs志々雄にも見えてくる。

日本刀・ナイフ・腕力で無限耐久の怪物と対峙するという図式も似ているし、

そう考えるとバイク乗りは安藤政信系というより伊勢谷友介系っぽい気もしてくる。

 

 

シブオジら上の世代は中国武術ベースで戦ってる感じだけど下の世代は

格闘術やナイフ術など現代的な戦い方をしているという対比もまた良い。

あと明らかに小者っぽくて弱そうなデブオジが実はめちゃくちゃ強いというのも最高。

いやもちろん我々はサモ・ハン・キンポーが強いという事は当然知ってるんですけどね。

 

 

あの当時の中国が実際にどうだったかはわからないけど、日本のロマンポルノ的な

ムフフビデオが出てきたり田原俊彦の名前が出たり吉川晃司の『モニカ』が歌われたりと

なんだか絶妙にリアルなんだかそうじゃないんだかわかんない感じが良かったです。

 

 

そんなわけで、上映時間126分というアクション映画ではまあまあ長めな作品ですが

熱血あり、悲惨あり、ホッコリあり、笑いあり、とにかく大満足の一本です。

ジャッキー・チェン、ユン・ピョウ、サモ・ハン・キンポーらが活躍したあの頃の香港映画が

好きだった人にはたまらない作品でしょう。