「バーニングスカイ」「ロシアン・スナイパー」DVD鑑賞 | アマルコルドのブログ

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バーニング・スカイ


監督:DMW・グリア、製作:アンドリュー・ハリデー、DMW・グリアー。アーサー・J・ケルハ 脚本;DMW・グリア、ヘレン・クウォーリー 撮影:フレデリック・ファサーノ 音楽: ジェームズ・ラヴィーノ
出演: トレント・フォード、タミー・ブランチャード、モーガン・スペクター、ロブ・メイズ ウィリアム・リー・スコット、クリス・チョーク、コッター・スミス、マイケル・カンプステイ
制作:アメリカ 105分 劇場未公開

男達の熱い心が燃え上がる!

派手な空中戦はあtりません
迫力の戦闘シーンもありません
戦場の狂気、悩める兵士の姿もありません
というか戦場シーン、戦闘シーンが全くない、、、

これぐらいはある、、ちょびっと

では何ゆえ男達の心は燃え上がるのか?
観ているうちにびっくり、しゃっくり、、、、あら!そっちの方向?!
ブローバック・マウンテン!

男同士の仲間意識と友情

しのぎを削るライバル
仲間の死
そして、やがて、、、
男達の心情がしっかりときめ細かに描けていてドラマ展開が面白い!
だから、作品に没入し思わす、
こいつらどうなるの?
うんうん、そうそう、、わかる、わかる、、
あ、いや、いや、、、それは、
など、前のめりになったり、のけぞったり、なははは
素直に感情移入できるので
ときめいたり(アカン!)、軍隊の頭の固さに憤慨したり、男達の幸せを願っちゃったり


思わぬ展開!
予想外の社会派!
きっちりシリアス
この作品は男の世界を描きながら

女性が観ても凄く面白いと思います、、、多分

ロシアンスナイパー

監督セルゲイ・モクリツキー 製作イゴール・オレショフ、ナタリア・モクリツカヤ 脚本セルゲイ・モクリツキー、マキシム・バダリン、イゴール・オレショフ 撮影ユーリー・コロル 音楽エフゲニー・ガルペリン
キャスト:ユリア・ペレシド、ジョアン・ブラックハム、エフゲニー・ツィガノフ、ビタリー・リネツキー、ポリーナ・パクホモバ、ニキータ・タラソフ

うら若き小柄な乙女に天が与えた才能
それは、射撃手としての才能
泥水と血しぶきを浴び
銃弾、砲撃をかいくぐり
雪下に伏せる

309人のナチスを殺し、死の女と呼ばれた女性狙撃手の実話を基にした物語

繊細な魂を内に秘めながら、体当たり演技をするユリア・ベレシドが素晴らしい
瞳が語っています

戦闘シーンも結構迫力があり
さながらデビッド・リーンの大作映画を観ているよう
、、、、とは言い過ぎかも知れませんが
あまり、よい批評を聞かないが
戦火の中での孤独、悪条件の中での忍耐、狙撃の迫力、スナイパー同士の戦い、狙撃手の個性
など
スナイパーものの要素がきっちり押さえられていると思うので
僕としては◎で面白かった
「レニングラード」「山猫は眠らない」「アメリカン・スナイパー」といった
有名スナイパーものとも決してひけはとらないと思います
にしても、このタイトル、、、
ロシアン・スナイパーって、まんまですやん
誰だ、こんなタイトルをつけたのは!
プンプン
コレじゃあ、パロディかチープな映画画を二番煎じのタイトルで売り込もうとしてるみたいじゃないか!
原題は「セヴァストポリの戦い」!

実在した女性狙撃手リュドミラ・パブリチェンコの話であるからなのか
狙撃のパートナーとのいくつかのロマンスが結構多めに描かれているので
そこらへんが、ストイックな緊迫感をそぐと見るか
運命に翻弄さっれた女性の悲しさと見るか
そこらへんが観る人によって微妙になるかも、、、
僕は、戦火の中で生き抜く彼女の力強さが描かれていてよかったと思いますけど

後半、ルーズベルト大統領夫人に招かれての講演で
私は、309人のナチスを殺しました、、
と静かに語り
女性として、、、、などと揶揄的な発言をする男の記者に
あなた達は、私の影に隠れていませんか?
とズバッと言う彼女
天晴れ!!

現代の混沌とした戦争の中で、スナイパーを描き、苦い晦渋の後味のアメリカの「アメリカン・スナイパー」
第二次世界大戦の中、女性スナイパーを描き、ロマンスと楽天性が見え隠れするロシアの「ロシアン・スナイパー」
見比べるのも一興だと思います

ではパー