「パラドクス」「人生スイッチ」 DVD鑑賞 | アマルコルドのブログ

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パラドクス


監督イサーク・エスバン 製作イサーク・エスバン脚本イサーク・エスバン
キャスト:ウンベルト・ブスト、エルナン・メンドーサ、ラウル・メンデス、ネイレア・ノービンド
制作:2014年、メキシコ 101分

泥棒が刑事に追っかけられて非常階段に逃げ込む
刑事も続いて非常階段に
そこへどこかで爆発音
様子を見に行った男が階段を下りていく
とその男は上から階段を下りてくる
、、、?

所謂、エッシャーの騙し絵のあの無限に続く階段状態

一家4人がドライブ
そこへどこかで爆発音
あれ?ここは確かさっき来たところだ
行けども行けども延々グルグルとおんなじ場所にたどり着く
、、、?



所謂、メビウスの輪の状態

二組の人間がはまり込んだ空間の無限ループ
一方には自動販売機、もう一方にはコンビ二があり、
なぜか、食い散らかしたはずの食料が一夜明けると元に戻って存在している
なので飢えない

何年も何十年も延々と続く”閉じた空間”の恐ろしさ
”未知の可能性”を奪われた人間達はどうするのか?

二組の人間達の行く末のその有様はシニカルでゲロッ!となるほどおぞましい
どっちに転んでも先は無し

でも、もしかしたら自分も自分の人生も無限ループのその輪に入っているんじゃあないかと、、気付いてないだけで
そう考えるとひどく寒気がしてくる

なんてことをつらつら思いながら観ていると

うわーーーー!

空間のスパイラルから時間のスパイラルへの急展開!

あほなので頭の回転が追いつかず必死に物語りにしがみつく~

成る程!、、、か?

でも、妙に納得の面白さ、、でもおぞましい

ちなみにジャケットの絵は二組の事件を組み合わせちゃったやつなのでこんなシーンはございません、、あかんよ!それは!

人間は未知の明日を手に入れるために一歩踏み出さなきゃアカンのねと思ってしまいました
でも、その一歩はもしかしたら、、、

人生スイッチ

監督ダミアン・ジフロン 製作ペドロ・アルモドバル
アグスティン・アルモドバル
脚本ダミアン・ジフロン音楽グスターボ・サンタオラヤ
キャスト
リカルド・ダリン、リタ・コルテセ、ダリオ・グランディネッティ、フリエタ・ジルベルベルグ、レオナルド・スバラーリャ、オスカル・マルチネス、エリカ・リバスロミーナ
制作:2014年 アルゼンチン・スペイン 122分

人生スイッチとは、何ぞや?
それは人間がキレた瞬間、或いはその有様のことであります
その、キレた瞬間、有様を
5本のオムニバスでつづった作品でございます
製作がなんとペドロ・アルモドバル、、言いにくい、そしていつも間違える(笑)
2本DVD持ってます
オールアバウトマイマザー、、良かった!
トークトゥーハー、、、まだ観てない、なははは
で、この前の飛行機を舞台にしたコメディタッチの作品は、評判がよくなかったので、観てない
今回も、コメディタッチなんで、ちょっと借りようかどうしようか悩んだけど、
制作ということで、、、
と思ったら、意外と面白いやないかーーーい!
1本目は、飛行機が舞台、、、その執念深さがサラッとラテン!
2本目はレストランにて、、、お婆さんの愛情と思い切りの良さがゾクッとラテン!

3本目は車の追い越し、、、よくある状況だけどその後の闘いがくどいほどラテン!

4本目は駐車違反がテーマ、、、名優リカルド・ダリンがクールにズバッとラテン!

5本目の舞台は結婚式、、、もうどうなっちゃうの~!!笑えるほど絶品なラテン!

{順番、間違ってたらごめんチャイ)
最初は前菜で、後はもうほぼメインディッシュ
デザートはございません、、、みたいな
コッテリ!!
ラテンの血、堪能です
なんでこうなっちゃうの?というか
なんてラテンてアツいの!というか
全部、バッドシチュエーションなんですけど
ラストの作品なんて熱すぎて笑っちゃうぐらいスッキリ気持ちいいのです

人生のバッドシチュエーションを
踊りまくりの人間達
アップアップの人生を
ルンバでサルサでタンゴで
ハッ!!
、、、、でございました←意味不明

ではパー