![](https://stat.ameba.jp/user_images/20160320/15/shake56-55/f9/d0/j/t02200311_0566080013597045705.jpg?caw=800)
監督:チャン・ロンジー 脚本:シア・ベア、ウーヌーヌー 主題歌:flumpool
出演:ウー・チエンホー、チェン・カイユアン、ヤオ・アイニン、ウレン・チェンリン、サニー・ホン
製作国:台湾 89分
3人の男子学生が、落下したらしい女子学生の死体を発見する
彼らは、女子学生の死に興味を持ち始め真相を究明しようとする
死の原因を突き止めたと思った彼らはある行動にでる
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20160320/15/shake56-55/58/28/j/t02200147_0640042713597045701.jpg?caw=800)
死を扱ったサスペンスであるのに心地よい
思春期のコミュニケーションと孤独がテーマなのに
ずっとこの世界に浸っていたい様な気がする
それはきっと、映像の背後に聞こえる日常的な環境音であったり
映像の透明な空気感であったり
ナチュラルでヴィヴィッドな少年達の演技からきてるのだろう
人間の記憶は、それらがトラウマでない限り、回想や追憶となって甘く美しく変化していく
、、、、年をとればとるほどなおさらに(笑)
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20160320/15/shake56-55/cb/4a/j/t02200147_0640042713597051442.jpg?caw=800)
学生時代を背景にしたこの作品は
台湾という違う国の作品なのに
そんな作り上げられた僕の記憶を刺激する
親和力と瑞々しさが心地よい
レンタルDVDについていた付録のインタヴュー(珍しい)で
監督は岩井俊二監督が好きで彼の影響を受けているかもしれないと語っていました
リリィ・シュシュのすべてをちょっと思い出しますが、そこまで感性を押し出した尖った様な所はないけど、学生時代の残酷な負の部分を叙情的に表現したところは似ているかもしれません
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20160320/15/shake56-55/ea/af/j/t02200146_0640042613597045703.jpg?caw=800)
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20160320/15/shake56-55/fb/63/j/t02200147_0640042713597045704.jpg?caw=800)
登場する学生の殆どは素人で数ヶ月の演技訓練をしてから撮影に入ったといってました
これにはびっくり
良い意味で普通で変な個性を主張してなくて、素朴で日常感と繊細さを出していて、学生の頃こんな仲間がいたらなあとそんな風に思ってしまいました
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20160320/15/shake56-55/86/28/j/t02200147_0640042713597051440.jpg?caw=800)
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20160320/15/shake56-55/7c/e9/j/t02200147_0640042713597045702.jpg?caw=800)
死んだ女子学生を演じたヤオ・アイニンは作品を観ている最中に役柄的に「渇き。」の小松菜奈を思い出しましたが、インタビューで渇きの監督が好きだといってたのでああ、なるほどなと思いました(ちっと不確か、、なははは)
ちょっとバタ臭い(古い!)可愛い顔立ちで日本でも演技してみたいといっていました
もしかしたら彼女の姿が邦画で見られるかもしれません
サスペンスとして見たら、この作品は、あれ!と判ってしまう部分があるかも知れません
僕も判りました
でもそれ以上に叙情性と瑞々しさを持った親和力のある魅力的な作品だったと思います
では
![パー](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/106.gif)