『自由論』 ジョン・スチュアートミル | ほんとなかよし

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個人の自由への干渉はどこまでゆるされるのか。反対意見はなぜ尊重されなければならないのか。なぜ「変わった人間」になるのが望ましいのか。市民社会における個人の自由について根源的に考察し、その重要さを説いたイギリス経験論の白眉。現代人必読の今もっともラディカルな書。


内容 「BOOK」データベースより


ミルの「自由論」が扱うのは、個人にとって自由とは何か?であり、社会が個人に対して行使する権力の道徳的に正当な限界を述べるなど、政治哲学に大きな影響を与えた一冊。本書で有名なのは“危害の原理”で、他人に危害を加えない限りに置いて自由であるべきであるといった発想、個人の自由や経済の自由を尊重する現代リバタリアニズムにも大きな影響を与えている価値観で、自由の行使範囲を考察する上での基本的な概念となっている。世界的不況の影響下で自由経済に対する風向きが悪くなっている昨今において再確認されるべき概念でもあり一読の価値がある、本書自由論と並び功利主義の思想家であるミルの作品は度々政治や経済哲学を語る上で議題に挙がる思想であるので哲学談義に花を咲かせたい人向けには最適な書物かもしれません。個人の自由を取り扱う本書ですが、同時に個性に関する言及も多く見受けられます、個性を尊重すべきか否かは教育を初め国家の形成にも関わる重要なテーマですので、そういった視点・観点をもって読むのも面白い。個人的に興味深い記述は、今ある正しい考えや正義というものが時代や人による主観に過ぎない事を念頭に置き反対意見や少数意見を排除せずに検討対象にすべし!といった価値観を書いている所ですね、紹介文で現代人必読とあるように思考術の一つとして身に着けるべき考え方ではないかと思わせる内容でした。

マイケル・サンデルのベストセラー「これからの正義の話をしよう」でもミルが登場したかと思うので再読してみたくなった、また光文社新訳古典シリーズを購入したわけだけども本書は2012年発刊であるが、同シリーズで2006年にも発刊されているそうなので読み比べるのも吉かもしれません、ちなみに岩波文庫を筆頭に様々な訳の「自由論」が発売されていますので・・・ご参考まで。


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