贅沢はしていないのに、給料日前はいつもカツカツ。貯金なんてとてもできない…と思っていませんか?一方で、収入が少ないのにケチケチせず、人生を楽しみながらも着実にお金を貯めている人がいます。その違いはいったいどこにあるのでしょう?本書は、ムダな出費を減らしてかけるべきところにだけお金を使うためのコツや、お金に潰されない考え方を紹介。文庫書き下ろし。
内容「BOOK」データベースより
ファイナンシャルプランナーで家計再生コンサルタントの著者が紹介する「お金が貯まらない!が治る」思考術が書かれている一冊。定説や一般説を再確認したり、意外な発想や少しの価値観変化で貯蓄思考を作ってゆこう!お金が貯まらへんよぉ~って嘆いている貴方!是非一読してみてはどうだろう?さて、私も金融関係者で作者程ではないにしてもファイナンシャルプランナーの端くれであるので、この手の著書が無性に気になる性質である・・・本書はお金を貯める!といった貯蓄に傾倒した思考術である、投資に対する家計比重が書かれているとは言えど積極的投資を勧める書ではない。一時の投資推奨書物が影を潜めて久しいのは全世界同時株安や大不況の影響が強いのは明らかだ(それでも依然と公然と投資を勧める書物は後をたたないが・・・)ここに至り貯蓄を促し推奨する本が復興する事はある意味で面白い現象だ。貯蓄はお金の流れを止めて経済を停滞させる等と街宣され投資や運用が叫ばれる一時が続いた・・・実際プロでも運用が困難になってきた今、多くの人が投資に対しての心理的抑制が働き始めた時期でもあろう、そんなときに改めて貯蓄を考えるのに最適な一冊がこれ。投資を経験した人々はすべからく聞かされているだろう“自己責任”原則がある、得もするけど損もする。それが投資である、そして損得の責任は全て買い手側が背負わねばならないのである。ある種博打的な要素がある事は否めない投資が神聖視され続けている時期が長く続いていた、“自己責任”を自覚し理解し覚悟の上で望んでいる投資家なんて本当に数%ではないだろうか?多くの流されて参加した人は“投資なんて”といった想いを強く心に刻んでいよう・・・そんな時に、貯蓄が復古するのである。貯蓄は人生の目標を作る行為であり、目的ある人生は活きが良くなる、それでいて貯蓄そのものにはリスクは少ない、消費をコントロールする精神力こそ必要だが貯蓄が失敗して負うのはお金が貯まらないだけなのである、そしてお金が貯まらない思考術を打破する為のハウツー本が登場する寸法なのだ。私は投資を特別視はしていない、私にとってそれは商品でありサービスの一つの位置づけでしかないからだ、良い面悪い面があるのは全ての物事に存在する。両面の多寡で良し悪しが決まるものでもあるまいが、投資という行為に疲れた人や幻想を抱いていた人は改めて貯蓄という基本的な運用方法を見直してみるのも大事な事だと思っています。気軽に読めるので、貯蓄をしたい人や見つめなおしたい人は読んでみてはどうか?様々な金融関係書を読んでいる人には馴染みのロジックが多く物足りなく感じるかもしれないが・・・“安定職業に就いている人が意外に貯蓄少ない”“質素な人ほど金持ち”なんていう金融界ではお馴染みの家庭事情なんかも書かれているので面白い一面もありますよ。
