『教師格差ーダメ教師はなぜ増えるのか』 尾木 直樹 | ほんとなかよし

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だったらいいな・・・

なぜ教師はここまで追いつめられたのか?教師力の低下と苛酷な教育現場の実態。本当の「教育再生」への処方箋。


内容 「BOOK」データベースより


尾木ママの愛称で知られる人気教育評論家尾木 直樹さん、各地で開催される公演は満員御礼の人気ぶりだそうだ、テレビ露出時(特にほんまでっか!)のオネェ言葉が影響してか温和で柔らかいイメージを持つ方が大多数かと思われるが、数年前のテレビ出演時などはかなり辛辣な発言や突飛な提言等も多かったように記憶する、もちろん言葉遣いや口調もどちらかといえば厳しい印象であった・・・今の尾木ママキャラが本来の姿なのかどうかは知らない、そうだと言っていたが・・・厳しい口調だった当時も柔らかい口調になった今でも変わらない主張は、常に子ども達の為により良い学校環境を第一に考える点だろう。本作品は、元教師で退職後も教育現場に携わってきた著者ならではの視点で学校環境の社会的位置であったり教師が置かれる現状を白日の下に晒し、教育再生への提言や思考方法を模索

してゆく内容。知っているようで知らない学校現場の内情等が見えてくれば自然と問題意識も高まっていくのではないでしょうか・・・本書では教師の望む事と子どもやその両親が求める教師像などがアンケートを基に紹介されています、実際には実現を阻む壁や環境が存在している事を本書は指摘している訳ですが、この理想があり続ける限り常に善性を求めて環境整備されてゆく事かと思われます。グッド一つだけ本書で腑に落ちなかったのは、教師の常識は世間の非常識といった一般的にも理解しやすいダメ教師の典型を取りあげています、そういった世間から隔絶した常識や観念で成り立つ閉鎖空間である教育現場でさらに(教師競争化の影響で)教職員間同士での連携すらままならぬ現状が教師の孤立を生み出している現状を描いている場面があります。どうなのでしょう?教育現場が社会から隔絶した空間である事を前提とした価値観が成り立っている事自体に違和感を感じざるを得ません・・・よく教師は社会に出ていないなんて発言を耳にします、それも一度や二度ではありません。しかも教育現場に携わる人間の著者からも出る始末・・・問題意識があるのならば何故改善されないのでしょうか?自らの弱点に胡坐をかき昔から平然と言い続けているのですから、やはり社会からズレていると言って過言では無いのかもしれません。昨今の“いじめ問題”で教育現場の在り方が問われています、今だけでなく昔から問われ続けているのですが・・・より良い環境に変わっていってもらいたいものですね。


教師格差―ダメ教師はなぜ増えるのか (角川oneテーマ21)
尾木 直樹
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